―― 岡 田 自 観 師 の 論 文 集 ――

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リョウマチス

『天国の福音』昭和22(1947)年2月5日発行

 この病気は急性と慢性とあり、いずれも腕、手指、膝等の関節部に毒素集溜し、紅く腫脹し、高熱と共に痛苦はなはだしいのである。医療はこの場合 ギブスをもって、患部を動かぬよう物に触れぬようにして固めるのを唯一の方法としている。これによって普通二、三ケ月にして固まるが、固まるに従い痛苦は 消失すると共に、関節は棒のごとく屈伸不能となり不具者となるのである。固まるや医療はマッサージ等を施すがあまり効果はなく気休め程度に過ぎない。本施 術によれば急性時なれば数回にて容易に全治するはもちろん、固めたる慢性にあっても長時日を要すれば全治するのである。医療はたまたま手術を行うが、被手 術者は本医術によるも全治は困難である。