――― 岡 田 自 観 師 の 御 歌 集 ――― |
昭和26年 1月~6月
御 歌 |
原 典 |
題 |
あらたまの としのはじめのきょうはしも さらつのやかたにはつのみまつり 新玉の 年の初めの今日はしも 新つの舘に初の御祭 |
光宝会資料 S26. 1. 1 |
新年御歌01 |
おおみひかり いでまさんとすることしはも よのひとのめにうつらざらめや 大御光 出でまさんとする今年はも 世の人の眼に映らざらめや |
光宝会資料 S26. 1. 1 |
新年御歌02 |
あくのよは ほろびてぜんのよとなれば ひとはひとたるものとなりなん 悪の世は 滅びて善の世となれば 人は人たるものとなりなむ |
光宝会資料 S26. 1. 1 |
新年御歌03 |
よのおわりの きざしみえそむときぞきぬ みたまきよめてこころそなえよ 世の終りの 兆し見え初む時ぞ来ぬ 身魂浄めて心備へよ |
光宝会資料 S26. 1. 1 |
新年御歌04 |
いかならん めしいなりとてきゅうせいの たまのひかりにまなこさめなん 如何ならむ 盲なりとて救世の 玉の光に眼醒めなむ |
光宝会資料 S26. 1. 1 |
新年御歌05 |
あらたまの としのはじめのきょうはしも さらつのやかたにはつのみまつり 新玉の 年の初めの今日はしも 新つの館に初の御祭 |
岡田茂吉全集 S26. 1. 1 |
新年御歌01 |
おおみひかり いでまさんとすることしはも よのひとのめにうつらざらめや 大御光 出でまさんとする今年はも 世の人の眼に映らざらめや |
岡田茂吉全集 S26. 1. 1 |
新年御歌02 |
ひさかたの あめよりくだるいとたかき すくいのぬしのみひかりあおがん 久方の 天より降るいと高き 救の主の御光仰がん |
岡田茂吉全集 S26. 1. 1 |
新年御歌03 |
あくのよは ほろびてぜんのよとなれば ひとはひとたるものとなりなむ 悪の世は 滅びて善の世となれば 人は人たるものとなりなむ |
岡田茂吉全集 S26. 1. 1 |
新年御歌04 |
よのおわりの きざしみえそむときぞきぬ みたまきよめてこころそなえよ 世の終りの 兆し見え初む時ぞ来ぬ 身魂浄めて心備へよ |
岡田茂吉全集 S26. 1. 1 |
新年御歌05 |
いちりんの たまのひかりはひにつきに とこやみのよにひろぎゆくなり 一厘の 玉の光は日に月に 常暗の世に拡ぎゆくなり |
岡田茂吉全集 S26. 1. 1 |
新年御歌06 |
いかならん めしいなりとてきゅうせいの たまのひかりにまなこさめなん 如何ならむ 盲なりとて救世の 玉の光に眼醒めなむ | 詩歌集 S26. 1. 1 | 全集未収録 新年御歌07 |
さんがいばんれい もれなくかんきにひたるらん すくいのひかりあおぐたまゆら 三界万霊 もれなく歓喜に浸るらん 救の光仰ぐたまゆら |
岡田茂吉全集 S26. 1. 1 |
新年御歌08 |
あやまれる ぶんめいをしんのぶんめいと おもうめしいの まなこさめざらめや 誤れる 文明を真の文明と 思ふ盲の眼醒めざらめや | 詩歌集 S26. 1. 1 | 全集未収録 新年御歌09 |
びょうひんそうに なやみくるしむぶんめいは いつわりのぶんめいにあればなりけり 病貧争に 悩み苦しむ文明は 偽りの文明にあればなりけり |
岡田茂吉全集 S26. 1. 1 |
新年御歌10 |
われもしも うまれざりせばひとのよは やがてついえなんとふとおもいける 吾もしも 生れざりせば人の世は やがて潰えなむとふと思ひける |
岡田茂吉全集 S26. 1. 1 |
新年御歌11 |
きゅうせいの かみのみちからおおけなくも われにたまいてよさせたまいぬ 救世の 神の御力おほけなくも 吾に給ひて任せ給ひぬ |
岡田茂吉全集 S26. 1. 1 |
新年御歌12 |
ひとのよに ためしとてなきおおいなる おしえのふみをわれかきつづりおり 人の世に 例しとてなき大いなる 教の書を吾かき綴りをり |
岡田茂吉全集 S26. 1. 1 |
新年御歌13 |
きりすとの またれたまいしてんごくの ふくいんわれはつたえんとすも キリストの 待たれ給ひし天国の 福音吾は伝へんとすも |
岡田茂吉全集 S26. 1. 1 |
新年御歌14 |
きりすとや しゃかまほめっとさえおこなわぬ おおいなるすくいわれおこなわんとすも キリストや 釈迦マホメットさへ行はぬ 大いなる救吾行はんとすも |
岡田茂吉全集 S26. 1. 1 |
新年御歌15 |
かみにそむき われをそしりしめしいらの くいあらたむるさまみるぞうき 神に背き 吾を謗りし盲等の 悔改むる状見るぞ憂き | 詩歌集 S26. 1. 1 | 全集未収録 新年御歌16 |
ばんみんの つみのあがないぬしにあらで めしやはつみのゆるしぬしなる 万民の 罪の贖ひ主にあらで メシヤは罪の赦し主なる |
岡田茂吉全集 S26. 1. 1 |
新年御歌17 |
ばんみんの すくいのぬしはよのおわりに あるるとキリストのきみはいいける 万民の 救の主は世の終りに 生るると基督の君は言ひける |
岡田茂吉全集 S26. 1. 1 |
新年御歌18 |
いたつきの いやしのわざのいまだよに あらじとしらすわれのかなしさ 病の 癒しの業のいまだ世に あらじと知らす吾の悲しさ |
地上天国20 S26. 1.25 |
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まことなる いやしのわざをわれはいま よにほどこしてすくうべらなり 真なる 癒しの業を吾は今 世に施して救うべらなり |
地上天国20 S26. 1.25 |
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あきらめし ひとのよはいをひきのばす わがかむわざぞよにためしなき 諦めし 人の齢をひき延ばす 我が神業ぞ世に例しなき |
地上天国20 S26. 1.25 |
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いままでの いやしのわざはいやはてに まことのもののいづるまでなる 今までの 癒しの業は弥果てに 真のものの出づるまでなる |
地上天国20 S26. 1.25 |
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きりすとも しゃかもひじりのもろもろも われあるるひをいかにまたれし 基督も 釈迦も聖りの諸々も 吾現るる日を如何に待たれし |
地上天国20 S26. 1.25 |
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いかならん ひじりもしらぬおおいなる すくいのわざをわれおこなわん 如何ならむ 聖りも知らぬ大いなる 救の業を吾行はむ |
地上天国20 S26. 1.25 |
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ゆめにだも おもおゆるなきわがわざを まちわびにけんよのまびとらは 夢にだも 思ほゆるなき我業を 待ち佗びにけん世の真人らは |
地上天国20 S26. 1.25 |
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てんごくを このどにつくるぶんめいは かみのみむねにひそめたまわん 天国を 此土に造る文明は 神の御胸にひそめ給はん |
地上天国20 S26. 1.25 |
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ひとのぶんか よりほかしらぬもろびとに かみのぶんかをしらすとききぬ 人の文化 より外知らぬ諸人に 神の文化を知らす時来ぬ |
地上天国20 S26. 1.25 |
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いままでの ぶんかはじごくのぶんかなり われはつくらんてんごくのぶんかを 今迄の 文化は地獄の文化なり 吾は造らん天国の文化を |
地上天国20 S26. 1.25 |
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びょうひんそう まったくきゆるぶんかこそ てんごくらくどのぶんかなりける 病貧争 全く消ゆる文化こそ 天国楽土の文化なりける |
地上天国20 S26. 1.25 |
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いとたかき とうときものはひとなりと おもうひとこそひとたるひとなり いと高き 尊きものは人なりと 思ふ人こそ人たる人なり |
地上天国20 S26. 1.25 |
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りっしゅんの きょうのめでたさいざなぎの かみゆもものみたまわりしなり 立春の 今日の目出たさ伊邪冊岐の 神ゆ百の実給はりしなり |
S26. 2. 5 | 立春御詠 (祭典時)01 |
ことしはも りっしゅんのきょうおおいなる めでたきひにぞありにけるかも 今年はも 立春の今日大いなる 目出たき日にぞありにけるかも |
S26. 2. 5 | 立春御詠 (祭典時)02 |
りっしゅんの きょうをさかいにわがわざは ひのでのごとくかがよいわたらん 立春の 今日を境に我業は 日の出の如く輝ひわたらむ |
S26. 2. 5 | 立春御詠 (祭典時)03 |
てんごくの かたきいしずえようやくに このどのうえにうちたてんかも 天国の 固き礎漸くに 此土の上に打ち樹てんかも |
S26. 2. 5 | 立春御詠 (祭典時)04 |
めにみゆる このうつしよはくらけれど はやれいかいはひのでのあかるさ 目に見ゆる 此の現世は暗けれど はや霊界は日の出の明るさ |
S26. 2. 5 | 立春御詠 (祭典時)05 |
ひとのめに うつるがごときしぐみもて さんぜんせかいをすくいうべしや 人の目に 映るが如き仕組もて 三千世界を救ひ得べしや |
S26. 2. 5 | 立春御詠 (祭典時)06 |
よのおわり のばしのばしてひとりだも おおくすくわすかみのみこころ 世の終り 延ばし延して一人だも 多く救はす神の御心 |
S26. 2. 5 | 立春御詠 (祭典時)07 |
まなこひらき わがわざをみよよのたれも しらぬことどもばかりなるらん 眼開き 我業を見よ世の誰も 知らぬ事どもばかりなるらん |
S26. 2. 5 | 立春御詠 (祭典時)08 |
ことしげく わがなすわざのひとひらも ふかきしんいのこもれるとしれ 事繁く 我為す業の一片も 深き神意の籠れると知れ |
S26. 2. 5 | 立春御詠 (祭典時)09 |
かしこくも はかいのうらにそうぞうの おのをふるわすみわざみよかし 畏くも 破壊の裏に創造の 斧を揮はす神業見よかし |
S26. 2. 5 | 立春御詠 (祭典時)10 |
けんしんじつの わがめにうつるうつしよは ちりやあくたにうずもりており 見真実の 我目に映る現世は 塵や芥に埋もりてをり |
S26. 2. 5 | 立春御詠 (祭典時)11 |
ふみまよい ゆくてもわかぬこひつじを いとねもごろにみちぴくぞわれは 踏み迷ひ 行手もわかぬ小羊を いと懇ろに導くぞ吾は |
S26. 2. 5 | 立春御詠 (祭典時)12 |
しじゅうごさい われけんしんじつになりてより ときしことごとしんりなりける 四十五歳 吾見真実となりてより 説きし悉真理なりける |
S26. 2. 5 | 立春御詠 (祭典時)13 |
みすまるの いおつのひかりひにつきに かがやきませどめにうつらまじ 美須真留の 五百津の光日に月に 輝きませど眼に映らまじ |
S26. 2. 5 | 立春御詠 (祭典時)14 |
にょいのたま うちふるいなばいかならん ひととしいえどまなこくらまん 如意の珠 打揮いなば如何ならむ 人としいへど眼くらまん |
S26. 2. 5 | 立春御詠 (祭典時)15 |
しゅうきょうを かがくもてときかがくをば しゅうきょうにあかすわがふみにぞあるなり 宗教を 科学もて解き科学をば 宗教に明す我書にぞあるなり |
S26. 2. 5 | 立春御詠 (祭典時)16 |
じんちにて じごくをつくりしんちにて てんごくつくることわりしれかし 人智にて 地獄を作り神智にて 天国作る 理知れかし |
S26. 2. 5 | 立春御詠 (祭典時)17 |
きりすとも しゃかもめしやのあれまさん ときくるまでのつゆはらいなる キリストも 釈迦もメシヤの生れまさむ 時来る迄の露払ひなる |
S26. 2. 5 | 立春御詠 (祭典時)18 |
ひかりなり ああひかりなりぬばたまの やみうちけすはこれよりぞなき 光なり 嗚呼光なり奴羽玉の 闇打ち消すはこれよりぞなき |
地上天国21 S26. 2.25 |
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おおかみの しぐみのしばしのびぬれば みたまみがきてそなえせよかし 大神の 仕組のしばし延びぬれば 身魂磨きてそなへせよかし |
地上天国21 S26. 2.25 |
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おおいなる ふたつのちからあらそえる このうつしよもしぐみなるらめ 大いなる 二つの力争へる 此現世も仕組なるらめ |
地上天国21 S26. 2.25 |
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おおかみの ふかきしぐみはひとのちえ などもてさぐるすべさえもなき 大神の 深き仕組は人の智慧 などもて探るすべさへもなき |
地上天国21 S26. 2.25 |
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ばんみんの ゆくてもわかぬぬばたまの やみじみちびくわれにぞありける 万民の 行手もわかぬ奴羽玉の 暗路導く吾にぞありける |
地上天国21 S26. 2.25 |
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わがかきし ふみまつぶさによむひとの ふかまりゆくなりえいちとうもの 我かきし 書まつぶさに読む人の 深まりゆくなり叡知とうもの |
地上天国21 S26. 2.25 |
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ばいきんの ほんたいしらぬいがくもて などやまいなどなおしうべきや 黴菌の 本体知らぬ医学もて など病など治し得べきや |
地上天国21 S26. 2.25 |
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おおかみの しぐみのおくのそのおくの またそのおくのおくぞとうとき 大神の 仕組の奥のその奥の 又その奥の奥ぞ尊き |
地上天国21 S26. 2.25 |
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ひとのよと いえどまことのひとらしき ひとのまれなるよをぞかなしむ 人の世と いへど真の人らしき 人の稀なる世をぞ悲しむ |
地上天国21 S26. 2.25 |
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ことたまの ちからはきよきみたまより いずるしなくばかいなかりける 言霊の 力は清き身魂より 出づるしなくば甲斐なかりける |
地上天国21 S26. 2.25 |
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むらきもの こころをきよめしこのよを きよむるわざぞしんのわざなり 村肝の 心を清め醜の世を 浄むる業ぞ真の業なり |
地上天国21 S26. 2.25 |
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たまみがき こころきよめてよをすくう とうときわざにいそしめよみな 魂磨き 心浄めて世を救ふ 尊き業にいそしめよみな |
地上天国21 S26. 2.25 |
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いかならん よのおおとうげきつるとて たまきよければやすけかるらん 如何ならむ 世の大峠来つるとて 魂清ければ安けかるらむ |
地上天国21 S26. 2.25 |
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あたらしき かみのやかたのはつまつり よろこびつどうはるのあかるさ 新しき 神の館の初祭 喜び集ふ春の明るさ |
S26. 3.18 | 春季大祭 御詠01 |
ささやかな これのやかたもおおいなる さんぜんせかいのかたにぞありける 小やかな これの館も大いなる 三千世界の型にぞありける |
S26. 3.18 | 春季大祭 御詠02 |
はるはあたみ あきははこねのきよどのに かみのみまつりおこなうわれかも 春は熱海 秋は箱根の清殿に 神の御祭行ふ吾かも |
S26. 3.18 | 春季大祭 御詠03 |
おちこちゆ まことのまめひとよりつどい ことほぐきょうのみまつりぞよき 遠近ゆ 誠の信徒寄集ひ 寿ぐ今日の御祭ぞ佳き |
S26. 3.18 | 春季大祭 御詠04 |
おおかみの いさおしたかくほめたたう きよきことたまてんちにひびかん 大神の 勲し高く褒め讃ふ 清き言霊天地に響かむ |
S26. 3.18 | 春季大祭 御詠05 |
いかならん にごりしよとてきよまなん まことのことたまひびきわたらば 如何ならむ 濁りし世とて清まなむ 誠の言霊響き亘らば |
S26. 3.18 | 春季大祭 御詠06 |
まことこめて のることたまのとうとけれ ちのはてしまできよめすみなん 誠こめて 宣る言霊の尊けれ 地の涯しまで清め澄みなむ |
S26. 3.18 | 春季大祭 御詠07 |
まめひとの まことごころにほとばしる こえぞせかいのうごかざらめや 信徒の 誠心に迸しる 声ぞ世界の動かざらめや |
S26. 3.18 | 春季大祭 御詠08 |
びょうひんそう まったくなみけるさちこそは このすくいよりほかなどあるべきや 病貧争 全く無みける幸こそは 此救より外などあるべきや |
S26. 3.18 | 春季大祭 御詠09 |
たがめにも うつらぬほどのひそけさに かみのしぐみはすでになりにけり 誰が眼にも 映らぬ程のひそけさに 神の仕組は已に成りけり |
S26. 3.18 | 春季大祭 御詠10 |
めにみゆる ものをうごかすちからこそ みえぬみかみのちからなりけり 眼に見ゆる ものを動かす力こそ 見えぬ御神の力なりけり |
S26. 3.18 | 春季大祭 御詠11 |
てんごくの いしずえかたくきずかれぬ まがのまなこにうつらぬまにぞ 天国の 礎固く築かれぬ 曲の眼に映らぬ間にぞ |
S26. 3.18 | 春季大祭 御詠12 |
このすくい いかにまちけんきりすとや しゃかまほめっとたちよろこびたらはん 此救 如何に待ちけむキリストや 釈迦マホメット達喜び足らはむ |
S26. 3.18 | 春季大祭 御詠13 |
たたかいも やまいもなきよをつくらんと みちからふるうわれにぞありける 戦いも 病も無き世を造らむと 神力揮ふ吾にぞありける |
S26. 3.18 | 春季大祭 御詠14 |
われはいま みろくのみよのせっけいを いとまつぶさにかきているなり 吾は今 弥勒の御代の設計を いとま細さにかきてゐるなり |
S26. 3.18 | 春季大祭 御詠15 |
おおかみは われによさしぬもろもろの まがれるみちをたださんとして 大神は 吾に任しぬ諸々の 曲れる道を直さむとして |
S26. 3.18 | 春季大祭 御詠16 |
ちいさなる まなこをもちておおいなる かみのしぐみのわからざらめや 小さなる 眼をもちて大いなる 神の仕組のわからざらめや |
S26. 3.18 | 春季大祭 御詠17 |
いやはてに せかいをあげてわがわざを たたえんときのきつるぞうれしき 弥果に 世界を挙げて我業を 讃へむ秋の来つるぞ嬉しき |
S26. 3.18 | 春季大祭 御詠18 |
いたつきに なやめるひとをすくうこそ こよなきとうときすくいにぞあらむ 病きに 悩める人を救ふこそ こよなき尊き救ひにぞあらむ |
地上天国22 S26. 3.25 |
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せんおくの とみをつむとていたつきに ありせばなんのさちかあらなん 千億の 富を積むとて病きに 在りせば何の幸かあらなむ |
地上天国22 S26. 3.25 |
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いたつきを たやすすべさえしらぬよは などぶんめいといわれざらめや 病きを 絶やす術さへ知らぬ世は など文明と曰はれざらめや |
地上天国22 S26. 3.25 |
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たたかいと やまいなきよをまことなる ぶんめいせかいというべかりけり 戦ひと 病なき世を真なる 文明世界と言うべかりけり |
地上天国22 S26. 3.25 |
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たまきはる いのちのぬしはおのれにあらで かみのおんてにあるをしれかし 魂機張る 命の主は己にあらで 神の御手にあるを知れかし |
地上天国22 S26. 3.25 |
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ひとのさち ねがうこころのひととなれ おおみこころにかなうなりせば 人の幸 希ふ心の人となれ 大御心に叶ふなりせば |
地上天国22 S26. 3.25 |
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かぎりなき よくのしがらみにかこまれて うごきもならぬひとこそあわれ 限りなき 欲の柵に囲まれて 動きもならぬ人こそ哀れ |
地上天国22 S26. 3.25 |
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いまはしも ほろびんとするひとのよを よみがえらするかみのみちから 今はしも 亡びんとする人の世を 蘇えらする神の御力 |
地上天国22 S26. 3.25 |
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ちいさなる こころをすてよためしなき おおいなるみわざにたずさわるみは 小さなる 心を捨てよ例しなき 大いなる神業に携さはる身は |
地上天国22 S26. 3.25 |
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たたえても たたえつくせぬみすくいの かみのみめぐみなにかむくいん 讃へても 称へ尽せぬ御救の 神の御恵何にか酬ひむ |
地上天国22 S26. 3.25 |
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かりこもの みだれにみだれしうつしよを うちきりにせんことたまのつるぎに 刈菰の 乱れに乱れし現世を うち切りにせむ言霊の剣に |
地上天国22 S26. 3.25 |
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ゆきもどり ならぬやみじをこうみょうに てらしていざなうわがすくいかな 往き戻り ならぬ闇路を光明に 照らして誘ふ我救ひかな |
地上天国22 S26. 3.25 |
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ちょうせんに くすぶりいたりしあかきひの もえあがらんずけはいするかも 朝鮮に 燻りゐたりし赤き火の 燃へ上らんず気配するかも |
地上天国23 S26. 4.25 |
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いかならん じんちふるうもかいなけれ かみさだめられしよのゆくすえは 如何ならむ 人智揮ふも甲斐なけれ 神定められし世の行末は |
地上天国23 S26. 4.25 |
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ながきよを けがれにけがせしちのうえを いましきよむるみわざとうとき 長き世を 汚れに穢せし地の上を 今し浄むる神業尊き |
地上天国23 S26. 4.25 |
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かりこもの みだれたるよはせんれいの ひもてやかずばきよまるすべなき 刈菰の 乱れたる世は洗霊の 火もて焼かずば浄まる術なき |
地上天国23 S26. 4.25 |
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あくはほろび ぜんはさかえるまったきの みよたてんとてわれはいそしむ 悪は滅び 善は栄へる完きの 御代樹てむとて吾は励しむ |
地上天国23 S26. 4.25 |
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よのけがれ あらいきよめてまちのぞむ すいしょうせかいのあるるうれしさ 世の穢れ 洗ひ浄めて待ち望む 水晶世界の生るる嬉しさ |
地上天国23 S26. 4.25 |
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ふきすさぶ あらしのなかもいとやすく あるはみたまのきよければなり 吹荒ぶ 嵐の中もいと安く 在るは身魂の清ければなり |
地上天国23 S26. 4.25 |
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もえくるう ごうかのなかもなにかせん かみのれいいにつつまるるみは 燃へ狂ふ 劫火の中も何かせむ 神の霊衣に包まるる身は |
地上天国23 S26. 4.25 |
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おおかみの みまもりなくばいかにして さいごのとうげこえらるべしやは 大神の 御護りなくば如何にして 最後の峠越へらるべしやは |
地上天国23 S26. 4.25 |
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おおとうげ こえんすべなきこひつじの むれみちびかんすくいのちからに 大峠 越へむ術なき小羊の 群導かむ救ひの力に |
地上天国23 S26. 4.25 |
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おおとうげの さなかとなりてくやむとて すでにおそかりこころせよいま 大峠の 最中となりて悔むとて 已に遅かり心せよ今 |
地上天国23 S26. 4.25 |
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おくちょうを すくわんとしておおいなる かみのみわざはあれしなりける 億兆を 救はむとして大いなる 神の御業は現れしなりける |
地上天国23 S26. 4.25 |
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あたらしき かみのやかたのはつまつり よろこびつどうはるのあかるさ 新しき 神の館の初祭 喜び集ふ春の明るさ |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を 寿がれた 御歌01 |
ささやかな これのやかたもおおいなる さんぜんせかいのかたにぞありける 小やかな これの館も大いなる 三千世界の型にぞありける |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を 寿がれた 御歌02 |
はるはあたみ あきははこねのきよどのに かみのみまつりおこなうわれかも 春は熱海 秋は箱根の清殿に 神の御祭行ふ吾かも |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を 寿がれた 御歌03 |
おちこちゆ まことのまめひとよりつどい ことほぐきょうのみまつりぞよき 遠近ゆ 誠の信徒寄集ひ 寿ぐ今日の御祭ぞ佳き |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を 寿がれた 御歌04 |
おおかみの いさおしたかくほめたたう きよきことたまてんちにひびかん 大神の 勲し高く褒め讃ふ 清き言霊天地に響かむ |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を 寿がれた 御歌05 |
いかならん にごりしよとてきよまなん まことのことたまひびきわたらば 如何ならむ 濁りし世とて清まなむ 誠の言霊響き亘らば |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を 寿がれた 御歌06 |
まことこめて のることたまのとうとけれ ちのはてしまできよめすみなん 誠こめて 宣る言霊の尊けれ 地の涯し迄清め澄みなむ |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を 寿がれた 御歌07 |
まめひとの まことごころにほとばしる こえぞせかいのうごかざらめや 信徒の 誠心に迸しる 声ぞ世界の動かざらめや |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を 寿がれた 御歌08 |
びょうひんそう まったくなみけるさちこそは このすくいよりほかなどあるべきや 病貧争 全く無みける幸こそは 此救より外などあるべきや |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を 寿がれた 御歌09 |
たがめにも うつらぬほどのひそけさに かみのしぐみはすでになりけり 誰が眼にも 映らぬ程のひそけさに 神の仕組は已に成りけり |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を 寿がれた 御歌10 |
めにみゆる ものをうごかすちからこそ みえぬみかみのちからなりけり 眼に見ゆる ものを動かす力こそ 見えぬ御神の力なりけり |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を 寿がれた 御歌11 |
てんごくの いしずえかたくきずかれぬ まがのまなこにうつらぬまにぞ 天国の 礎固く築かれぬ 曲の眼に映らぬ間にぞ |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を 寿がれた 御歌12 |
このすくい いかにまちけんきりすとや しゃかまほめっとたちよろこびたらわん この救ひ 如何に待ちけむキリストや 釈迦マホメット達喜び足らはむ |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を 寿がれた 御歌13 |
たたかいも やまいもなきよをつくらんと みちからふるうわれにぞありける 戦ひも 病も無き世を造らむと 神力揮う吾にぞありける |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を 寿がれた 御歌14 |
われはいま みろくのみよのせっけいを いとまつぶさにかきているなり 吾は今 弥勒の御代の設計を いとま細さにかきてゐるなり |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を 寿がれた 御歌15 |
おおかみは われによさしぬもろもろの まがれるみちをなおさんとして 大神は 吾に任しぬ諸々の 曲れる道を直さむとして |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を 寿がれた 御歌16 |
ちいさなる まなこをもちておおいなる かみのしぐみのわからざらめや 小さなる 眼をもちて大いなる 神の仕組のわからざらめや |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を 寿がれた 御歌17 |
いやはてに せかいをあげてわがわざを たたえんときのきつるぞうれしき 弥果に 世界を挙げて吾業を 讃へむ秋の来つるぞ嬉しき |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を 寿がれた 御歌18 |
まなばずて いかならんこともまつぶさに みかみおしゆるわれにぞありける 学ばずて 如何ならむ事もま細さに 御神教ゆる吾にぞありける |
地上天国24 S26. 5.25 |
|
せきがくも はかせもしょうがくじどうとぞ うつるなりけりわがまなこには 碩学も 博士も小学児童とぞ 映るなりけり我眼には |
地上天国24 S26. 5.25 |
|
よきあしき あざなうなわのよなりせば まよわずすすめみちにあるもの 善き悪しき あざなふ縄の世なりせば 迷はず進め道にあるもの |
地上天国24 S26. 5.25 |
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びしゅうめいあん あいまじこりてひとのよは ひらけゆくなりかみのさだめに 美醜明暗 相交こりて人の世は 拓けゆくなり神のさだめに |
地上天国24 S26. 5.25 |
|
すぎさりし ことをくやまずゆくさきを あんずるなかれかみにあるみは 過ぎ去りし 事を悔まず前途を 案ずる勿れ神にある身は |
地上天国24 S26. 5.25 |
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しんこうの なきはほねなきひとならん よきもあしきもかぜしだいなる 信仰の なきは骨無き人ならむ 善きも悪しきも風次第なる |
地上天国24 S26. 5.25 |
|
なんとなく こころさだまらぬひとこそは かみあることのしらねばなりけり 何となく 心定まらぬ人こそは 神在る事の知らねばなりけり |
地上天国24 S26. 5.25 |
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まなこやさしく おもかがやけるかれとなりぬ めしやのすくいをかかぶりてより 眼優しく 面輝ける彼となりぬ メシヤの救を蒙ぶりてより |
地上天国24 S26. 5.25 |
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だいじょうに あらずしょうじょうにまたあらぬ いづのめのみたまととくなれよかし 大乗に 非ず小乗にまたあらぬ 伊都能売の御魂ととくなれよかし |
地上天国24 S26. 5.25 |
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だいじょうに へんせずしょうじょうにかたよらぬ ひとこそとうときいづのめのたま 大乗に 偏せず小乗にかたよらぬ 人こそ尊き伊都能売の魂 |
地上天国24 S26. 5.25 |
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かむながら かみのまにまにすすむこそ ひとのよやすくわたるみちなる かむながら 神のまにまに進むこそ 人の世安く渡る道なる |
地上天国24 S26. 5.25 |
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わがさだめ ふりさけみればまがかみと いくたびたたかいいくたびかちきし 我運命 ふりさけ見れば曲神と 幾度戦ひいくたび勝ち来し |
地上天国24 S26. 5.25 |
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『讃歌集』改訂版 省略 昭和26年5月28日 | ||
みちとせの ながきよるのよすみにけん ひのおおかみののぼりたまいて 三千歳の 長き夜の世すみにけむ 日の大神の昇り給ひて |
S26. 6.15 | 日光殿落成 記念祭01 |
しょうわむとし むつきじゅうごのこのよきひ いとひそやかにいわとひらけぬ 昭和六年 六月十五の此佳き日 いと窃やかに岩戸開けぬ |
S26. 6.15 | 日光殿落成 記念祭02 |
ながきよを かくろいませにしあまつかみ いでますきょうぞめでたかりける 長き世を 隠ろひませにし天津神 出でます今日ぞ目出たかりける |
S26. 6.15 | 日光殿落成 記念祭03 |
ありがたし ああありがたしとこやみの うつしよいよよあけそめにけん 有難し 嗚呼有難し常暗の 現世いよよ明け初めにけん |
S26. 6.15 | 日光殿落成 記念祭04 |
ながきよの やみのとばりはひらかれて さんがいばんれいよみがえるいま 長き世の 闇の帳は開かれて 三界万霊甦へる今 |
S26. 6.15 | 日光殿落成 記念祭05 |
さくくしろ いそすずがわのいときよき ながれはいましひかりそめなん さくくしろ 五十鈴川のいと清き 流れは今し光り初めなむ |
S26. 6.15 | 日光殿落成 記念祭06 |
わだのはら はてしもしらにあかあかと てらしてのぼるあさひこのかげ 和田の原 果しもしらに紅々と 照らして昇る朝日子の光 |
S26. 6.15 | 日光殿落成 記念祭07 |
みはるかす かぎりのあさのうなばらは はやしらじらとあかるみにける 見遥かす 限りの朝の海原は はや白々と明るみにける |
S26. 6.15 | 日光殿落成 記念祭08 |
あなうれし かみのみひかりてりはえて さんぜんせかいのやみぞきえなん あな嬉し 神の御光照り映えて 三千世界の闇ぞ消えなむ |
S26. 6.15 | 日光殿落成 記念祭09 |
きりすとの さいりんのなぞとけぬらん めしやのいずるときのきぬれば キリストの 再臨の謎解けぬらん メシヤの出づる時の来ぬれば |
S26. 6.15 | 日光殿落成 記念祭10 |
よのおわり ちかむにつれてきりすとの まことのみたまよにしれぬらむ 世の終り 近むにつれてキリストの 真の御霊世に知れぬらむ |
S26. 6.15 | 日光殿落成 記念祭11 |
きりすとは メシヤなりけりいやはての よにあれまするしぐみなりける キリストは 救世主なりけりいやはての 世に現れまする仕組なりける |
S26. 6.15 | 日光殿落成 記念祭12 |
ひかりなごめ ちりにまじこりみをやつし すくうみたまぞとうときろかも 光和め 塵に同こり身をやつし 救ふ御魂ぞ尊きろかも |
S26. 6.15 | 日光殿落成 記念祭13 |
たたえても たたえつくせぬすのかみの みめぐみかかぶるわれにぞありける 讃へても 讃へ尽くせぬ主の神の 御恵かかぶる吾にぞありける |
S26. 6.15 | 日光殿落成 記念祭14 |
じつげつの ひかりそなえてじゆうむげ よをすくいますいずのめのかみ 日月の 光具へて自由無碍 世を救ひます伊都能売神 |
S26. 6.15 | 日光殿落成 記念祭15 |
いずのめの みかみこのどにあもりなば みろくのみちからふるいますらん 伊都能売の 御神此土に天降りなば 五六七の御力揮ひますらむ |
S26. 6.15 | 日光殿落成 記念祭16 |
るいらんの あやうきみよをたてなおす ちからはめしやのほかなかりけり 累卵の 危ふき御代を立て直す 力はメシヤの外なかりけり |
S26. 6.15 | 日光殿落成 記念祭17 |
たてとよこ むすばれじゅうじになるときし またれたまいしきりすとのかみ 経と緯 結ばれ十字になる時し 待たれ給ひしキリストの神 |
S26. 6.15 | 日光殿落成 記念祭18 |
さいわいの ともなうよしなきぶんめいは ひとのつくりしものなればなり 幸はいの 伴ふ由なき文明は 人の造りしものなればなり |
地上天国25 S26. 6.25 |
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ばんにんの こうふくこそはかみおしう ぶんめいにしてかなうなりける 万人の 幸福こそは神教う 文明にして叶ふなりける |
地上天国25 S26. 6.25 |
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おくちょうの こうふくうまんぶんめいを つくるわれはもかみのまにまに 億兆の 幸福生まむ文明を 造る吾はも神のまにまに |
地上天国25 S26. 6.25 |
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よのひとよ おどろくなかれただびとに なりてぞおおきかみわざすらむも 世の人よ 驚く勿れ凡人に なりてぞ大き神業すらむも |
地上天国25 S26. 6.25 |
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ゆめにだも おもおえぬばかりのくしきわざ おこなうわれにたもうちふさん 夢にだも 思ほへぬばかりの奇しき業 行ふ吾に誰も打ち伏さむ |
地上天国25 S26. 6.25 |
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ひとのよの おわりというはかみのよの はじむめでたきときにぞありける 人の世の 終りといふは神の世の 始む芽出度き時にぞありける |
地上天国25 S26. 6.25 |
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ひとにして ひとにしあらでかみにして かみにしあらじなわがみおもえば 人にして 人にしあらで神にして 神にしあらじな我身思へば |
地上天国25 S26. 6.25 |
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ひとのよの はじまりてよりいまだみぬ ひとにしあるをわれはしりける 人の世の 初まりてより未だ見ぬ 人にしあるを吾は知りける |
地上天国25 S26. 6.25 |
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ふしぎなる われがさだめとおもうなり かみのみめぐみめにうつるごと 不思議なる 吾が運命と思ふなり 神の御恵み目にうつる毎 |
地上天国25 S26. 6.25 |
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おおかみの しらしめたまうけいりんを そのままかたればよろこびふるえん 大神の 知らしめ給ふ経綸を そのまま語れば喜びふるへん |
地上天国25 S26. 6.25 |
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ながきよの やみにうごめくひとびとを こうみょうせかいにみちびくわれかも 長き世の 闇に蠢めく人々を 光明世界に導く吾かも |
地上天国25 S26. 6.25 |
昭和26年 7月~12月
御 歌 |
原 典 |
題 |
くらやみに なれしよびとをてんごくに あげなばまなこあやうくくらまん 暗闇に 馴れし世人を天国に 上げなば眼危ふく眩まむ |
地上天国26 S26. 7.25 |
|
かこのよは ゆめものがたりとなりぬらん みろくのみよのたみとなりなば 過去の世は 夢物語となりぬらむ 五六七の御代の民となりなば |
地上天国26 S26. 7.25 |
|
てんごくと じごくのさかいにためしなき しんりきふるうわれにぞありける 天国と 地獄の境に例しなき 神力揮ふ吾にぞありける |
地上天国26 S26. 7.25 |
|
てんごくの じっそうあかすふみこそは いまわれつづるものにぞありける 天国の 実相証す書こそは 今吾綴るものにぞありける |
地上天国26 S26. 7.25 |
|
あたらしき ぶんめいしらすわがふみは しんりをもじもてときしものなる 新しき 文明知らす我文は 真理を文字もて解きしものなる |
地上天国26 S26. 7.25 |
|
ながきよを てらせししんにょのつきかげも かくろいにけりひのさしそめて 長き世を 照せし真如の月光も 隠ろひにけり日の射し初めて |
地上天国26 S26. 7.25 |
|
あめがした いきとしいけるものみなの えらぎよろこぶてんごくつくらん 天ケ下 生きとし生けるものみなの 歓ぎ喜ぶ天国造らむ |
地上天国26 S26. 7.25 |
|
われはいま たかきげいじゅつにこころよせ みろくのみよのそなえするかも 吾は今 高き芸術に心寄せ 五六七の御代の備へするかも |
地上天国26 S26. 7.25 |
|
げいじゅつに こころうちこむわれにして てんごくのさまうかむたのしさ 芸術に 心打込む吾にして 天国の状浮む楽しさ |
地上天国26 S26. 7.25 |
|
てんごくの ちかめるしるしまざまざと わがめにうつりみちたらういま 天国の 近める徴まざまざと 我眼に映り満ち足らふ今 |
地上天国26 S26. 7.25 |
|
てんごくに みちびくもののちからこそ びのげいじゅつにまさるものなき 天国に 導くものの力こそ 美の芸術に勝るものなき |
地上天国26 S26. 7.25 |
|
てんごくは びのせかいなりすむひとの こころもともにうつくしかるなり 天国は 美の世界なり住む人の 心も共に美しかるなり |
地上天国26 S26. 7.25 |
|
いまのよは まがれるみちのおおければ あゆむすべなくひとまようなり 今の世は 曲れる道の多ければ 歩むすべなく人迷ふなり |
地上天国27 S26. 8.25 |
礼 節 |
れいせつも じゅんじょもみだれなにもかも てんやわんやのよにぞありける 礼節も 順序も紊れ何も彼も テンヤワンヤの世にぞありける |
地上天国27 S26. 8.25 |
礼 節 |
しんこうの しんずいこそはれいせつを まもるにありとしれよまめひと 信仰の 真髄こそは礼節を 守るにありと知れよ信徒 |
地上天国27 S26. 8.25 |
礼 節 |
うつしよの みだれのもとはれいせつを ないがしろにせしとがにぞありける 現し世の 紊れの因は礼節を ないがしろにせし尤にぞありける |
地上天国27 S26. 8.25 |
礼 節 |
なによりも れいせつのみちおしゆこそ おしえのしたるもののつとめそ 何よりも 礼節の道教ゆこそ 教の師たる者の務めそ |
地上天国27 S26. 8.25 |
礼 節 |
れいせつを まもらぬじゆうしゅぎこそは にせものなりとしれよもろびと 礼節を 守らぬ自由主義こそは 贋物なりと知れよ諸人 |
地上天国27 S26. 8.25 |
礼 節 |
うえもしたも れいせつまもるくにこそは まことへいわのかぜふきぬらん 上も下も 礼節守る国こそは まこと平和の風吹きぬらむ |
地上天国27 S26. 8.25 |
礼 節 |
れいせつを おろそかにせしむくいなり よにうとまるるひとのたれもは 礼節を 疎かにせし報ひなり 世にうとまるる人の誰もは |
地上天国27 S26. 8.25 |
礼 節 |
れいせつと じゅんじょただしきくにこそは かみしろしめるへいわきょうなる 礼節と 順序正しき国こそは 神しろしめす平和郷なる |
地上天国27 S26. 8.25 |
礼 節 |
ひとらしき ひとのつどえるしんえんは このよからなるちじょうてんごく 人らしき 人の集へる神苑は 此世からなる地上天国 |
地上天国27 S26. 8.25 |
礼 節 |
ひとにあらず けものにあらぬいきものを こころくだきてすくうわれはも 人に非ず 獣にあらぬ生物を 心砕きて救ふ吾はも |
地上天国27 S26. 8.25 |
礼 節 |
ちりあくた つもりつもりてうずもれる ちをきよめますわれなりにけり 塵芥 積りつもりて埋もれる 地を浄めます吾なりにけり |
地上天国27 S26. 8.25 |
礼 節 |
めでたくも きょうふたまわりのあきまつり いわいつどえるよろこびのこえ 芽出度くも 今日二周りの秋祭 祝ひ集へる喜びの声 |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌01 |
ちりひとつ なききよらなるたかやまの うえのかむみやのきょうのみまつり 塵一つ 無き清らなる高山の 上の神宮の今日の御祭 |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌02 |
きよらけき はこねのやまのいただきに かみをたたゆるきょうのうれしさ 清らけき 箱根の山の頂に 神を称ゆる今日の嬉しさ |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌03 |
あしびきの やまのおのえのみまつりは このよながらのてんごくのさま 足曳の 山の尾の上の御祭は 此世ながらの天国の状 |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌04 |
つたえきく てんごくしびのかむみやを まのあたりおろがむここちこそすれ 伝え聞く 天国紫微の神宮を 目の当り拝む心地こそすれ |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌05 |
ちはやぶる かみのみいつはごうらなる しんせんきょうよりかがやきいずなむ 千早振る 神の御稜威は強羅なる 神仙郷より輝き出づなむ |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌06 |
てんごくの かみのみそのかかんれいの しんせんきょうをわれさすらえば 天国の 神の御苑か函嶺の 神仙郷を吾さすらへば |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌07 |
しんせんきょう このうるわしきみそのこそ やがてはせかいのたからとなるらん 神仙郷 此麗はしき御苑こそ やがては世界の宝となるらむ |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌08 |
ささやかな かたにしあれどしんせんの さとぞみろくのみよのみすがた 小やかな 型にしあれど神仙の 郷ぞ五六七の御代の御姿 |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌09 |
てんごくの ちいさきかたもておおいなる みろくのみよのいしずえたつるも 天国の 小さき型もて大いなる 五六七の御代の礎立つるも |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌10 |
おおかみの ふかきしぐみはちいさなる まなこみはるもなどみゆべしや 大神の 深き仕組は小さなる 眼瞠るもなど見ゆべしや |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌11 |
おおいなる しぐみをふかくむねにひめ われもくもくとかむわざすすめん 大いなる 仕組を深く胸に秘め 吾黙々と神業進めん |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌12 |
まめひとよ やがてまなこをみはるらん しぐみのふたをひらくるあかとき 信徒よ やがて眼を瞠るらむ 仕組の蓋を開くるあかとき |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌13 |
めずらしき しぐみのふたをあけよとて かみのみこえはひにせきたまう 珍らしき 仕組の蓋を開けよとて 神の御声は日にせき給ふ |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌14 |
きょううたう かみのみうたはいとふかき しぐみあるなりこころにとどめそ 今日詠ふ 神の御歌はいと深き 仕組あるなり心に止めそ |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌15 |
まめひとら うれしうれしのこえあげて よろこびあわんときぞちかめる 信徒ら 嬉し嬉しの声挙げて 喜び合はん時ぞ近める |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌16 |
ひとのめに うつるがごときものなれば かみのしぐみにあらじとぞおもえ 人の眼に 映るが如きものなれば 神の仕組にあらじとぞ思へ |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌17 |
ありやかに わがめにうつるかむわざの ひにいちじるくなるぞうれしき ありやかに 我眼に映る神業の 日にいちぢるくなるぞ嬉しき |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌18 |
さいりんの きりすともめしやもひとしけれ よぶことのはのちがいあれども 再臨の キリストもメシヤも等しけれ 呼ぶ言の葉の違ひあれども |
地上天国28 S26. 9.25 |
神と吾 |
わこうどうじんの ころもかなぐりすつるとき いよよきにけりこころせよみな 和光同塵の 衣かなぐり捨つる時 弥よ来にけり心せよみな |
地上天国28 S26. 9.25 |
神と吾 |
あくのぶんか ぜんのぶんかにふりかえる ちからぞめしやのちからなりけり 悪の文化 善の文化にふりかへる 力ぞメシヤの力なりけり |
地上天国28 S26. 9.25 |
神と吾 |
よのたてかえ たてなおしとてときのかみ かねてさだめしものにぞありける 世の立替へ 立直しとて時の神 予て定めしものにぞありける |
地上天国28 S26. 9.25 |
神と吾 |
ふうげつを ともとしわれはかかなめて たのしみつつもみわざすすまゆ 風月を 友とし吾はかかなめて 楽しみつつも神業進まゆ |
地上天国28 S26. 9.25 |
神と吾 |
はるははな あきはもみじをめでにつつ かみのみそのをつくるべらなり 春は花 秋は紅葉を愛でにつつ 神の御苑を造るべらなり |
地上天国28 S26. 9.25 |
神と吾 |
れいかいは ひにあかるみてばんれいは いそいそとしてはらからいざなう 霊界は 日に明るみて万霊は いそいそとして同胞誘ふ |
地上天国28 S26. 9.25 |
神と吾 |
さんがいばんれい めしやのいでてよろこびの こえなきこえはよにひびくなり 三界万霊 メシヤの出でて喜びの 声なき声は世に響くなり |
地上天国28 S26. 9.25 |
神と吾 |
てんのちち えほばはいざなぎのみことなり われにみちからたまうかしこさ 天の父 エホバは伊邪那岐之尊なり 吾に御力給ふ畏さ |
地上天国28 S26. 9.25 |
神と吾 |
きりすとは こがねのくににさいりんの ちかいのこしてしょうてんされにき キリストは 黄金の国に再臨の 誓残して昇天されにき |
地上天国28 S26. 9.25 |
神と吾 |
われはいま ちじょうてんごくのいしずえを ひそかにきずきときぞまつなり 吾は今 地上天国の礎へを 窃かに築き時ぞ待つなり |
地上天国28 S26. 9.25 |
神と吾 |
とこしえに へいわのみよのいしずえを したついわねにうちたてんいま 永久に 平和の御代の礎えを 下津磐根に打樹てん今 |
地上天国28 S26. 9.25 |
神と吾 |
てんごくの げいじゅつもありじごくなる げいじゅつもありこころゆるすな 天国の 芸術もあり地獄なる 芸術もあり心ゆるすな |
地上天国29 S26.10.25 |
神と恋 |
いまのよの じごくのげいじゅつてんごくの げいじゅつにかえなんわがのぞみかも 今の世の 地獄の芸術天国の 芸術に変へなん我望みかも |
地上天国29 S26.10.25 |
神と恋 |
ただびとと なりまたしんじんとおうしんし よびとすくわんみかえるのわれ 凡人と なり又神人と応身し 世人救わんミカエルの吾 |
地上天国29 S26.10.25 |
神と恋 |
ちょうぼんの わざとしいうはしんりきを むげにふるわすことにぞありける 超凡の 業としいうは神力を 無碍に揮はす事にぞありける |
地上天国29 S26.10.25 |
神と恋 |
じゆうむげ ぽんとしんとのへだてなく おうへんじざいのわがみなりける 自由無碍 凡と神との隔てなく 応変自在の我身なりける |
地上天国29 S26.10.25 |
神と恋 |
かみのわざ ひとのわざとのさかいなき みこそしんじんごういつなるらん 神の業 人の業との境なき 身こそ神人合一なるらむ |
地上天国29 S26.10.25 |
神と恋 |
かみをかたり こいをかたりつげいじゅつを かたるわれはもかみのまにまに 神を語り 恋を語りつ芸術を 語る吾はも神のまにまに |
地上天国29 S26.10.25 |
神と恋 |
きりすとも しゃかもこいちょうもののみは かたらぬままによぞさりにける キリストも 釈迦も恋てふもののみは 語らぬままに世ぞ去りにける |
地上天国29 S26.10.25 |
神と恋 |
じんせいの はなとうたわるこいとても せいもじゃもありこころせよわこうど 人生の 花と謳はる恋とても 正も邪もあり心せよ若人 |
地上天国29 S26.10.25 |
神と恋 |
こいのはな さかすはよけれあだばなも あるぞわこうどこころゆるすな 恋の花 咲かすはよけれ仇花も あるぞ若人心ゆるすな |
地上天国29 S26.10.25 |
神と恋 |
こいにかち じゃあくにかちてきしわれの こころのそらはくもひとつなき 恋に勝ち 邪悪に勝ちて来し吾の 心の空は雲一つなき |
地上天国29 S26.10.25 |
神と恋 |
じゆうむげ こころのままにありながら のりこえぬこそとうとかりける 自由無碍 心のまゝにありながら 則越えぬこそ尊かりける |
地上天国29 S26.10.25 |
神と恋 |
なんとなく はるきにけらしここちすも ぬくもりおぼゆるわがむねぬちに 何となく 春来にけらし心地すも 温もり覚ゆる我むねぬちに |
地上天国30 S26.11.25 |
|
けんしんじつの まなこにうつるもろもろは さかしらみちにあるぞうたてき 見真実の 眼に映る諸々は 逆しら道にあるぞうたてき |
地上天国30 S26.11.25 |
|
せいしんを めいしんとみゆいまのよの ものしりたちのめしいのまなこ 正信を 迷信と見ゆ今の世の 物識達の盲のまなこ |
地上天国30 |
全集未収録 |
じょうはりの かがみにうつるうつしよの さまのみにくさしるひとぞなき 浄玻璃の 鏡に写る現し世の 状の醜さ知る人ぞなき |
地上天国30 S26.11.25 |
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いとふかき かみのみわざはみえざらめ きこえざらめやめくらつんぼに いと深き 神の御業は見へざらめ 聞へざらめや盲聾に |
地上天国30 |
全集未収録 |
びーしーじーの いさかいおかしわがめには わらべらいさかうさまににたるも BCGの 争ひをかし我眼には 童らいさかふ状に似たるも |
地上天国30 S26.11.25 |
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いまのよに いとおそろしきものとうは どくをくすりとおもうめいしん 今の世に いと恐ろしきものとふは 毒を薬と思ふ迷信 |
地上天国30 S26.11.25 |
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とうときは ひとのいのちなりされどされど しらでくすりもてちぢむるおろかさ 尊きは 人の命なりされどされど 知らで薬もて縮むる愚かさ |
地上天国30 S26.11.25 |
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いのちほど とうときものはよにあらじ そをむしばむはくすりなりける いのち程 尊きものは世にあらじ そを蝕むは薬なりける |
地上天国30 S26.11.25 |
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いかならん くすりといえどどくならぬ ものぞなきなりこころせよかし 如何ならむ 薬といえど毒ならぬ ものぞなきなり心せよかし |
地上天国30 S26.11.25 |
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くすりとう くすりことごとのこりなく うみへすてなばやむひときえなん 薬とう 薬悉残りなく 海へ棄てなば病む人消えなむ |
地上天国30 S26.11.25 |
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うるわしく とうときひとのからたまに きずつくるしゅじゅつぞかみはなげかん 麗しく 尊き人の体魂に 傷つくる手術ぞ神は歎かむ |
地上天国30 S26.11.25 |
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きょうはしも われよにあれてしちじゅうねんの よきひことほぐまめひとのむれ 今日はしも 我世に生れて七十年の 佳き日祝ぐ信徒のむれ |
S26.12.23 | 御生誕祭 御歌01 |
ただびとと あまりにちがうわれなりき しちじゅうねんをふりさけみれば 凡人と 余りに異ふ吾なりき 七十年を振りさけみれば |
S26.12.23 | 御生誕祭 御歌 |
おおいなる すくいをわれによさしける かみのみむねのはかりしれずも 大いなる 救ひを吾に任しける 神の御胸の測〔計〕り知れずも |
S26.12.23 | 御生誕祭 御歌 |
きりすとは ばんにんのつみおいしかど われはばんにんのつみゆるすなり キリストは 万人の罪負ひしかど 吾は万人の罪赦すなり |
S26.12.23 | 御生誕祭 御歌 |
しょくざいぬしと すくいぬしとのちがいさを よにしらさんとおもうべらなる 贖罪主と 救〔ひ〕主との異ひさを 世に知らさんと思ふべらなる |
S26.12.23 | 御生誕祭 御歌 |
むかしより もものせいじゃはありつれど まことのちからもたざりしなり 昔より 諸の聖者はありつれど 真の力有たざりしなり |
S26.12.23 | 御生誕祭 御歌 |
にんげんの とうときいのちすくわする ちからぬしはめしやよりなき 人間の 尊き生命救はする 力の主はメシヤよりなき |
S26.12.23 | 御生誕祭 御歌 |
われいでて はじめてまことのしんりきを よにしめすなりあおぎみよかし 吾出でて 初めて真の神力を 世に示すなり仰ぎ見よかし |
S26.12.23 | 御生誕祭 御歌 |
ながきよを かみとあおぎしちよろずの かみはえだはのかみにぞありける 長き世を 神と仰ぎし千万の 神は枝葉の神にぞありける |
S26.12.23 | 御生誕祭 御歌 |
ひとのやまい なおすちからをもたぬかみ などうつしよをすくいうべしや 人の病 治す力を有たぬ神 など現し世を救ひ得べしや |
S26.12.23 | 御生誕祭 御歌 |
やくどくと ひどくじゃどくのことごとを しなどのかぜにふきはらうわれ 薬毒と 肥毒邪毒の悉を 科戸の風に吹き払ふ吾 |
S26.12.23 | 御生誕祭 御歌 |
やおよろずの かみをすくいてたまのよに まずてんごくをうちたてんかも 八百万の 神を救ひて霊の世に 先ず天国を打樹てんかも |
S26.12.23 | 御生誕祭 御歌 |
ゆいぶつかがくの とりこになりしめいしんの からをやぶらんかみのちからに 唯物科学の 虜になりし迷信の 殻を破らん神の力に |
地上天国31 S26.12.25 |
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めいしんの かがくぶんめいうちやぶり われたつるなりしんのぶんめい 迷信の 科学文明打ち破り 吾樹つるなり真の文明 |
地上天国31 S26.12.25 |
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せいしんの まなこにうつるいまのよの ぶんかおおかためいしんにぞある 正神の 眼に映る今の世の 文化大方迷信にぞある |
地上天国31 S26.12.25 |
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めいしんの ゆいぶついがくにいのちまかす ひとこそよにもあわれなりけり 迷信の 唯物医学に命委す 人こそ世にも哀れなりけり |
地上天国31 S26.12.25 |
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おのがてで ろうごくつくりおのがみも なげいるひとぞあわれはかなき 己が手で 牢獄作り己が身も 投げ入る人ぞ哀れはかなき |
地上天国31 S26.12.25 |
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とこやみの みちにさまようこひつじを すくうはかみのひかりよりなき 常暗の 道にさ迷ふ小羊を 救ふは神の光よりなき |
地上天国31 S26.12.25 |
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ひとのちから かぎりあることしりてより かみのみちからのおおきをぞしる 人の力 限りある事知りてより 神の御力の大きをぞ知る |
地上天国31 S26.12.25 |
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いささかの まよいのすきもまがかみは ねらいいるなりこころゆるすな いささかの 迷ひの隙も曲神は 狙ひゐるなり心ゆるすな |
地上天国31 S26.12.25 |
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やみのみち やすくいかなんかみのふみ あないにまことのつえつきながら 暗の道 安く行かなん神の書 案内に誠の杖つきながら |
地上天国31 S26.12.25 |
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かみのふみに したしみにつつすすむみは まよいのみちにふみいることなき 神の書に 親しみにつつ進む身は 迷ひの道に踏み入る事なき |
地上天国31 S26.12.25 |
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うれしきは めしいのひとのかみのふみに まなこひらくることにぞありける 嬉しきは 盲の人の神の書に 眼開くる事にぞありける |
地上天国31 S26.12.25 |
全集未収録 |
おおかみの ふかきしぐみのいまはしも めにまざまざとうつりみゆるも 大神の 深き仕組の今はしも 目にまざまざと映り見ゆるも |
地上天国31 |