――― 岡 田 自 観 師 の 御 歌 集 ――― |
あ
御 歌 |
原 典 |
題 |
ああかみの おおみめぐみをもろびとに しらさんとしてこころくだくも 嗚呼神の 大御恵をもろ人に 知らさむとして心砕くも |
「救世」53 S25. 3.11 |
五六七祭 御歌 |
ああかみの おおみめぐみをもろびとに しらさんとしてこころくだくも 嗚呼神の 大御恵をもろ人に 知らさむとして心砕くも |
光宝会資料 S25. 3.** |
光宝会大祭 御歌10 |
ああときは せまりきにけりまちわびし みろくのみよはほのみえそめぬ あゝ時は 迫り来にけり待ち佗びし 弥勒の御代はほの見え初めぬ |
御光話録7 S24. 3. 6 |
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ああわれは ひとにしあるかかみなるか などとときおりおもうことあり 噫々吾は 人にしあるか神なるか などと時折おもふ事あり |
「栄光」207 S28. 5. 6 |
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あいともに かみのまさみちまもりつつ いくればたのしきこのよなりけり 相共に 神の正道守りつつ 生くれば楽しき此世なりけり |
御讃歌集 (改訂)449 |
けっこん 結婚 |
あいをとき じひさとすとておこないの ともなわざればはまのまつかぜ 愛を説き 慈悲諭すとて行の 伴なわざれば浜の松風 |
御讃歌集 (初版)209 |
さいごのすくい 最後の救 |
あお あか むらさき ひかり ひかり ひかり めまぐるしい せんのこうさく 青 赤 紫 光 光 光 めまぐるしい 線の交錯 |
山と水
0644 S 7.12.10 |
銀座の夜 |
あおあおし ばしょうのひろはにあおがえる さゆるぎもせであめにぬれおり 青あおし 芭蕉の広葉に青蛙 さゆるぎもせで雨に濡れをり |
山と水
0002 S 6. 5.18 |
春すぎぬ |
あおあおと あめにぬれたるしばくさの さゆるぐみればひきのいるなり 青あおと 雨に濡れたる芝草の さゆるぐみれば蟇の居るなり |
山と水
0079 S 6. 7. 1 |
梅 雨 |
あおあおと かわはながれついかだぶね おおいわひとつをこゆるのはやき 青あおと 河は流れつ筏舟 大岩一つを越ゆるのはやき |
山と水
0811 S 8. 4.10 |
雨の日 |
あおあおと しげるさらだなのはたけあり ここひとところあきらしからず 青あおと 茂るサラダ菜の畑あり 此処ひとところ秋らしからず |
山と水
0313 S 6.10.20 |
武蔵野 の秋 |
あおあおと まこもしげみてさながらに しまとみゆめりかすみがうらのえ 青あおと 真菰茂みてさながらに 島と見ゆめり霞ケ浦の上 |
山と水
0082 S 6. 7. 1 |
水郷めぐり |
あおいやなぎが いらいらしたせんちめんたるを ちょうせつしている 青い柳が 焦々したセンチメンタルを 調節してゐる |
山と水
0648 S 7.12.10 |
銀座の夜 |
あおくさの かのめずらしもこのひごろ みやこにすめるわれのにいでて 青草の 香のめづらしも此日頃 都に住める吾野にいでて |
山と水
1221 S10. 6.15 |
六月の空 |
あおぞらを かがやかしげにはなむるる さくらひともとさかのまうえに 青空を かがやかしげに花むるる 桜一本坂の真上に |
山と水
0540 S 7. 3.16 |
桜 |
あおみける すずかけなみきすがしみつ ほこりのたえしうごのまちゆく 青みける 篠懸並木すがしみつ 埃のたえし雨後の街ゆく |
山と水
1056 S 9. 2. 6 |
春 |
あかあかと ぼけさきいでぬみどりする にわのこのまにめだちているも 赤々と 木瓜咲きいでぬ緑する 庭の木の間に目立ちてゐるも |
地上天国
59 S29. 6.15 |
熱海の春 |
あかきあおに ぜんざんそまりてはなさかる はるにもまされるにっこうのあき 赤黄青に 全山染りて花盛る 春にもまされる日光の秋 |
山と水
0276 S 6.10.18 |
日光の秋 |
あかきあらし ふきすさまんとするいまし よのことごとよかみにめざめそ 赤き嵐 吹荒まんとする今し 世の悉よ神に目覚めそ |
地上天国19 S25.12.25 |
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あかきあらし ふきぞすさまんひとのよの ほろぶるときのちかまりにければ 赤き嵐 吹きぞ荒まん人の世の 滅ぶる時の近まりにければ |
地上天国19 S25.12.25 |
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あかきあらしも などおそれめやすのかみが えがくめいがのいろとしおもえば 赤き嵐も など恐れめや主の神が 描く名画の色とし思えば |
明麿近詠集 S24. 5.** |
441 嵐の外 |
あかきかぜ あかきりびょうにくるしめる くにのみはたはあかきひのまる 赤き風 赤き罹病に苦しめる 国の御旗は赤き日の丸 |
「栄光」167 S27. 7.30 |
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あかきひは あちらこちらにもえんとす けさでおくべきやかみのちからに 赤き火は あちらこちらに燃えんとす 消さでおくべきや神の力に |
地上天国18 S25.11.25 |
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あかぎやま ただようくものひまにみえ あさあけさやけきいかほのゆのやど 赤城山 ただよふ雲の間に見え 朝明さやけき伊香保の温泉の宿 |
山と水
0123 S 6. 7.15 |
ハルナ 登山 |
あかつきの みちにひびかいくるまゆく じょうくうあわくつきまだのこる 暁の 路に響かひ車行く 上空淡く月まだのこる |
山と水
0261 S 6.10. 6 |
月 |
あかつちの おかをのうふのまぐさおい とぼとぼのぼりあおぞらにきえぬ 赤土の 丘を農夫の馬草負ひ とぼとぼのぼり蒼空に消えぬ |
山と水
0311 S 6.10.20 |
武蔵野 の秋 |
あかつちの なだりやさかのめだちにつ にっぽりかいわいいえむれにけり 赭土の なだりや坂のめだちにつ 日暮里界隈家むれにけり |
山と水
0724 S 8.**.** |
荒 川 新東京を詠む |
あかときの やまのぼりゆけばいただきに みえがくれするつきのめをひく あかときの 山登りゆけば巓に みえがくれする月の眼をひく |
山と水
0852 S 8. 5.20 |
朝 月 |
あかときを けたたましくもひぐらしの なけばいずらかとをくるおとする あかときを けたたましくも蜩の 鳴けばいづらか戸をくる音する |
山と水
0930 S 8. 8.21 |
蜩 |
あかはじめじめと しんじゅんてきに しろはなつのひのよう しゃくねつてきだ 赤はジメジメと 浸潤的に 白は夏の日のよう 灼熱的だ |
山と水
0780 S 8. 3.10 |
インテリ |
あかまつの おうおかのえのさむざむし ふゆちかまれるゆうつひのいろ 赤松の 生ふ丘のへのさむざむし 冬近まれる夕つ陽の色 |
山と水
0988 S 8.10.10 |
冬近し |
あかまつの かげのいくつもながらえる おかをかこみてすすきむらおう 赤松の 影のいくつも流らえる 丘をかこみて芒むら生ふ |
山と水
0974 S 8. 9.18 |
武蔵野を ゆく |
かまつの ほどよくはうるうらやまを まどにながめつひもすがらなる 赤松の 程よく生ふる裏山を 窓に眺めつひもすがらなる |
地上天国48 S28. 5.25 |
嵯峨紀行 27 |
あかをふやすのはしんぶんなんだ えいゆうてきにかくから 赤を殖やすのは新聞なんだ 英雄的に書くから |
山と水
1025 S 8.11.24 |
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あきあさく もみじにはまだはやけれど めずらしきはなわがめをうばう 秋浅く 紅葉には未だ早けれど 珍らしき花わが眼をうばう |
明麿近詠集 S16.10.** |
107箱根熱海紀行 |
あきかぜに あふられながらもろこしの はたけのまうえをとんぼながるる 秋風に あふられながらもろこしの 畑のま上を蜻蛉ながるる |
山と水
0990 S 8.**.** |
秋 風 |
あきさめに しずけきやどのよもすがら すぎしおもいはなれこいしころ 秋雨に 静けき宿の夜もすがら 過ぎし思ひは汝恋しころ |
山と水
0219 S 6. 9.20 |
秋(一) |
あきされど やまのもみじはいろあさく まなかいのやまいとまじかなり 秋されど 山の紅葉は色浅く まなかいの山いと真近なり |
明麿近詠集 S22. 9.15 |
318 観山亭 |
あきぞらの かがやかしげよわたりどり はねいそがしげにみつよつゆくも 秋空の かがやかしげよ渡り鳥 羽いそがしげに三つ四つゆくも |
山と水
0965 S 8. 9.18 |
秋 空 |
あきぞらは かぎりもしらにもろこしの いろにそまれるたはたつつまう 秋空は 限りもしらにもろこしの 色に染まれる田畑つつまふ |
山と水
0327 S 6.11. 1 |
筑波紀行 |
あきたけぬ ぺんはしらするかみのえに おちてきにけりおおきかとんぼ 秋たけぬ ペンはしらする紙の上に 落ちてきにけり大き蚊とんぼ |
山と水
0621 S 7.12. 5 |
蜻 蛉 |
あきちかみ はたらかなんとするこころ ぼつぼつとしてわきてくるなり 秋近み 働かなんとする心 勃ぼつとして湧きてくるなり |
山と水
1138 S 9. 9.10 |
秋近し |
あきなれや しぎたつさわにさいぎょうの あわれとどめぬいまのよにまで 秋なれや 鴫立沢に西行の あはれとどめぬ今の世にまで |
明麿近詠集 S16.10.** |
101箱根熱海紀行 |
あきなれや てるひはつちにとどけども にわほるてさきのつめたくもあり 秋なれや 照る陽は土にとどけども 庭掘る手先の冷たくもあり |
山と水
0230 S 6. 9.20 |
秋(一) |
あきのいろ ぞうきばやしをそめつつも もみじのいろはいまだしなりけり 秋の色 雑木林を染めつつも 紅葉の色は未だしなりけり |
山と水
0995 S 8.10.18 |
武蔵野探秋 |
あきのいろ とおきちかきのけじめなく はやそめてけりやまのはこねを 秋の色 遠き近きのけじめなく はや染めてけり山の箱根を |
地上天国53 S28.10.25 |
箱根の秋21 |
あきのかぜ みにしみわたるこのあした こすもすのはないろあせにける 秋の風 身にしみわたるこの朝 コスモスの花色あせにける |
山と水
0979 S 8.10.10 |
コスモス |
あきのくも うごくけもなにいけのもに うつりてかすめるとりひとつあり 秋の雲 うごくけもなに池の面に うつりてかすめる鳥一つあり |
山と水
0966 S 8. 9.18 |
秋 空 |
あきのひの はりどかすれてながれくる たたみにひとつがのむくろみゆ 秋の陽の 玻璃戸かすれて流れくる 畳に一つ蛾のむくろ見ゆ |
山と水
0218 S 6. 9.20 |
秋(一) |
あきのひは しょうじをもれてころもぬえる つまのよこがおあかるくてらす 秋の陽は 障子をもれて衣縫える 妻の横顔明るくてらす |
山と水
0951 S 8. 9.18 |
秋 |
あきのひは ななめになりぬとうのかげ いとおおらかにつちにながるる 秋の陽は 斜になりぬ塔のかげ いとおほらかに土に流るる |
山と水
0952 S 8. 9.18 |
秋 |
あきのみず しずかにすめるささがわに かげをひきてはとんぼのゆく 秋の水 静かにすめる小川に 影をひきては蜻蛉のゆく |
山と水
0962 S 8. 9.18 |
赤蜻蛉 |
あきのよの ほしともみゆるそのひとみ わがめのそこにきえやらぬかも 秋の夜の 星とも見ゆるその瞳 わが眼の底に消えやらぬかも |
山と水
0397 S 6.12.23 |
彼 女 若き日の頃 |
あきのよを ふみにしたしむめをみだす がのにくしもとはたきたりけり 秋の夜を 書にしたしむ眼を乱す 蛾のにくしもとはたきたりけり |
山と水
0206 S 6.**.** |
虫 |
あきはぎの こむらのまえにたたずめば のかぜひややにわれをふきすぐ 秋萩の 小むらの前にたたづめば 野風ひややに吾をふきすぐ |
山と水
0586 S 7.10.12 |
秋 草 |
あきらめし いのちもたやすくいかすなり かみのたまいしいやしのわざもて 諦めし 生命も容易く生かすなり 神の賜ひし医しの業もて |
御讃歌集 (改)218 |
いやしのわざ 医しの業 |
あきらめし ひとのよはいをひきのばす わがかむわざぞよにためしなき 諦めし 人の齢をひき延ばす 我が神業ぞ世に例しなき |
地上天国20 S26. 1.25 |
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あきらめし ひとのよわいをひきのばす わがかむわざぞよにためしなき 諦めし 人の齢をひきのばす 我神業ぞ世に例しなき |
御讃歌集 (改)219 |
いやしのわざ 医しの業 |
あくがれの ちじょうてんごくいまはしも あたみのおかにたつぞうれしき あくがれの 地上天国今はしも 熱海の丘に立つぞ嬉しき |
祭典時御歌 S28.12.23 |
御聖誕祭 御歌12 |
あくがれの ちじょうてんごくいまはしも あたみのおかにたつぞうれしき あくがれの 地上天国今はしも 熱海の丘に立つぞ嬉しき |
地上天国56 S29. 1.25 |
御生誕祭 御詠 |
あくたろう いつのまにやらたたきしか ひがきののあおおちばかな 悪太郎 いつの間にやら叩きしか 檜垣の下の青落葉かな |
山と水
0365 S 6.11.10 |
落 葉 |
あくのぶんか ぜんのぶんかにふりかえる ちからぞめしやのちからなりけり 悪の文化 善の文化にふりかへる 力ぞメシヤの力なりけり |
地上天国28 S26. 9.25 |
神と吾 |
あくのよは はやすぎにけりぜんのよは めにみえねどもうまれつつあるも 悪の世は 早過ぎにけり善の世は 眼に見えねども生れつつあるも |
「栄光」168 S27. 8. 6 |
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あくのよは ほろびてぜんのよとなれば ひとはひとたるものとなりなん 悪の世は 滅びて善の世となれば 人は人たるものとなりなむ |
岡田茂吉全集 S26. 1. 1 |
新年御歌 04 |
あくのよは ほろびてぜんのよとなれば ひとはひとたるものとなりなん 悪の世は 滅びて善の世となれば 人は人たるものとなりなむ |
光宝会資料 S26. 1. 1 |
新年御歌 03 |
あくのよを ぜんにきりかえよをすくう めしやのわざぞとうとかりける 悪の世を 善に切換え世を救ふ メシヤの業ぞ尊とかりける |
地上天国40 S27. 9.25 |
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あくはほろび ぜんはさかえるまったきの みよたてんとてわれはいそしむ 悪は滅び 善は栄へる完きの 御代樹てむとて吾は励しむ |
地上天国23 S26. 4.25 |
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あくはほろび ぜんはさかゆるあくがれの ただしきみよはあれなんとすも 悪は滅び 善は栄ゆるあくがれの 正しき御代は生れなんとすも |
明麿近詠集 S17.1223 |
129 還暦の歌 |
あくまでもと こころくだきてこのわれに つかうるひとのあるよたのもしき あくまでもと 心砕きてこの吾に 仕ふる人のある世たのもしき |
山と水
1113 S 9. 5.16 |
この頃 |
あけがらす なくねにみればそらあかく そめてかがようあさひこのかげ 明烏 啼く音に見れば空紅く 染めてかがよう朝日子の光 |
御讃歌集 (初版)240 |
あさあけ 朝 明 |
あけがらす なくねにみればそらあかく そめてかがようあさひこのかげ 明烏 啼く音に見れば空紅く 染めて輝よふ朝日子の光 |
御讃歌集 (改)031 |
れいめい 黎 明 |
あこがれて かみながたちのまちのぞむ みろくはやがてげしょうしますらむ 憧がれて 僧侶たちの待ち望む 彌勒はやがて下生しますらむ |
御讃歌集 (初版)078 |
えんまんぐそく 圓満具足 |
あこがれの いたこでじまにふねつけて ものめずらしくいえいえをみぬ あこがれの 潮来出島に船着けて 物珍らしく家いえを見ぬ |
山と水
0089 S 6. 7. 1 |
水郷めぐり |
あこがれの もといせにきてかみつよの かしこきことのおもいづるかも あこがれの 元伊勢に来て上つ代の 畏き事の思いづるかも |
明麿近詠集 S16. 5.23 |
094元伊勢に詣でて |
あさがおに むかうわれのみいまありて このあめつちのひそかなるかも 朝顔に むかう吾のみ今ありて この天地のひそかなるかも |
山と水
0892 S 8. 7.20 |
朝 顔 |
あさがおの はなのうえはうにいづるを ゆびもてつめばあおきかのする 朝顔の 花の上はう新蔓を 指もてつめば青き香のする |
山と水
0890 S 8. 7.20 |
朝 顔 |
あさぎりに ひびかいやおやのにぐるまの きしりはみみにしばしのこれり 朝霧に ひびかい八百屋の荷車の きしりは耳に少時のこれり |
山と水
0316 S 6.10.20 |
武蔵野 の秋 |
あさぎりの はれゆくままにおちこちの うみもみえそめやまもうかみぬ 朝霧の はれゆくままに遠近の 海も見え初め山も浮みぬ |
山と水
0039 S 6. 6.15 |
安房 歌紀行 |
あさけれど はるはみえけりこみぞがわ みずのせせらぎかそかながらも 浅けれど 春は見えけり小溝川 水のせせらぎかそかながらも |
明麿近詠集 S11. 2.13 |
006春の訪れ |
あさこもの みだれたるよをすくうこそ わがちからよりほかなしとおもうも 麻菰の 乱れたる世を救ふこそ 我力より外なしと思ふも |
S27.12.23 | 御聖誕祭 御歌04 |
あさこもの みだれたるよをすくうこそ わがちからよりほかなしとおもうも 麻菰の 乱れたる世を救ふこそ 我力より外なしと思ふも |
地上天国44 S28. 1.25 |
御聖誕祭 御詠 |
あさざめの ふすまのぬくきふれごこち したしまれぬるはるとなりけり 朝ざめの 衾のぬくきふれ心地 したしまれぬる春となりけり |
山と水
1052 S 9. 2. 6 |
春 |
あさじめり このまをゆけばふむごとに しもおくおちばかさこそとなる 朝じめり 木の間を行けば踏む毎に 霜おく落葉かさこそとなる |
山と水
0358 S 6.11.10 |
落 葉 |
あさつゆに そでぬらしつつはぎのにわ ひさにさまよいさまよいにける 朝露に 袖ぬらしつつ萩の庭 久にさまよいさまよいにける |
山と水
0940 S 8. 8.21 |
萩 |
あさつゆの しっとりとしてしずかなる みちおともなくくるまはしりつ 朝露の しつとりとして静かなる 道音もなく車走りつ |
地上天国48 S28. 5.25 |
嵯峨紀行 03 |
あさなぎの うみべにたてばよべあれし なごりのもくずちらばりており 朝凪の 海辺に佇てば昨夜荒れし 名残の藻屑ちらばりてをり |
山と水
0171 S 6. 8.15 |
海 |
あさなさな いろとりどりにあさがおの さくをしみればなつをわすれぬ 朝なさな 色とりどりに朝顔の 咲くをしみれば夏を忘れぬ |
地上天国6号 S24. 7.20 |
|
あさなさを いろとりどりにあさがおの さくをしみればなつをわすれぬ 朝なさを 色とりどりに朝顔の 咲くをしみれば夏を忘れぬ |
明麿近詠集 S24. 5.** |
407 |
※朝なさな=朝な朝な、毎朝 | ||
あさひちじ さんにんのともひきつれて いえいでにけりにしにむかいて 朝七時 三人の供を引連れて 家出でにけり西に向ひて |
地上天国48 S28. 5.25 |
嵯峨紀行 01 |
あさまだき うみもやふかしみあぐれば ますとにかかるみかづきのかげ 朝まだき 海靄ふかし見上ぐれば マストにかかる三ケ月のかげ |
山と水
0851 S 8. 5.20 |
朝 月 |
あさまだき きりふみわけながらゆくにわべ めにあざやかなやまゆりのはな 朝まだき 霧踏み分け乍らゆく庭辺 目に鮮やかな山百合の花 |
地上天国51 S28. 8.25 |
箱根の夏 28 |
あさまだき しらゆきつもりみちゆけば こいぬよこぎりひたはしりゆく 朝まだき 白雪つもる路ゆけば 小犬横ぎりひた走りゆく |
山と水
0408 S 6.12.25 |
雪 |
あさまだき つゆもしとどのにわくさを ふみつさすらううつろごころに 朝まだき 露もしとどの庭草を 踏みつさすらふ空ろ心に |
地上天国48 S28. 5.25 |
嵯峨紀行 17 |
あさまだき とうげくだればうみちかき むらのいえいえけむりたつなり 朝まだき 峠下れば海ちかき 村の家々けむり立つなり |
明麿近詠集 S16. 1. 1 |
074 |
あさまだき とこはなるればまどあかり うすらつめたくきょうもあめらし 朝まだき 床はなるれば窓明り うすら冷く今日も雨らし |
山と水
0983 S 8.10.10 |
冬近し |
あさまだき のべぬいながらじどうしゃは ふもとのちゃやへはやつきにけり 朝まだき 野辺ぬいながら自動車は 麓の茶屋へはや着きにけり |
山と水
0029 S 6. 6.15 |
安房 歌紀行 |
あさまだき まどをあくればきょうもまた むせぶがごとくさみだれのふる 朝まだき 窓を開くれば今日もまた むせぶが如く五月雨の降る |
山と水
0072 S 6. 7. 1 |
梅 雨 |
※朝まだき=夜の明けきらないころ。 | ||
あさみどり あたみをかこむやまやまの きぎにすきみゆはるのうみのも 浅みどり 熱海を囲む山々の 木々に透き見ゆ春の海の面 |
地上天国
59 S29. 6.15 |
熱海の春 |
あさみどり つつむはこねのやわらかき やまはだおとめのにおいすらしも 浅緑 包む箱根のやはらかき 山肌乙女の匂ひすらしも |
地上天国51 S28. 8.25 |
箱根の夏 05 |
あさやけの そらをうずめてわがにわの さくらはいましさきさかりおり 朝やけの 空をうづめて吾庭の 桜は今し咲き盛りをり |
明麿近詠集 S17. 4.10 |
116 立 春 |
あじさいの かれえだくぐりつほおじろの ちにかげおとしうつりゆくかも あぢさゐの 枯枝くぐりつ頬白の 地にかげおとしうつりゆくかも |
山と水
0922 S 8. 8.20 |
小春日 |
あしのまを とびかうほたるのかわかぜに ふかれふかれつみえずなりける 蘆の間を 飛び交ふ蛍の川風に ふかれふかれつ見えずなりける |
山と水
0137 S 6. 8. 6 |
蛍 |
あしのまを ほたるびひとつすぎゆきて みるまにはしのかなたにきえける 蘆の間を 蛍火一つすぎゆきて 見る間に橋の彼方に消えける |
山と水
0138 S 6. 8. 6 |
蛍 |
あしびきの あおがきやまのたたなはる なかにたてけるかんざんていかな 足曳の 青垣山の畳なはる 中に建てける観山亭かな |
明麿近詠集 S22. 9.15 |
314 観山亭 |
あしびきの はこねのやまのえにひろく はなのてんごくわれつくりけり 足曳の 箱根の山の上に広く 花の天国吾造りけり |
明麿近詠集 S24. 8.18 |
453 神仙郷 |
あしびきの はこねのやまのながめよき ところえらみてさやかなやたてぬ 足曳の 箱根の山の眺めよき 所えらみて小やかな家建てぬ |
明麿近詠集 S23. 9.15 |
361 石楽園 |
あしびきの やまじのかげにささやかな なしらぬはなにもこころひかるる 足曳の 山路の蔭に小やかな 名知らぬ花にも心ひかるる |
明麿近詠集 S24. 5.18 |
437 神の仕組 |
あしびきの やまぢのやみをかきわけて ちょうちんのひをたよりにのぼりぬ 足曳の 山路の闇をかきわけて 提灯の灯をたよりに登りぬ |
山と水
0036 S 6. 6.15 |
安房 歌紀行 |
あしびきの やまのおのえのみまつりは このよながらのてんごくのさま 足曳の 山の尾の上の御祭は 此世ながらの天国の状 |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌04 |
※足曳の=「山」にかかる枕詞 | ||
あしゅらになって おもいきりあばれてみようか それもつまらない 阿修羅になつて 思ひ切りあばれてみようか それもつまらない |
山と水
0511 S 7. 3. 1 |
自分の今 |
あしよわき ひとはいのこりにじゅうよの ひとをひきつれやまにむかいぬ 足弱き 人は居残り二十余の 人をひきつれ山に向ひぬ |
山と水
0035 S 6. 6.15 |
安房 歌紀行 |
あずさゆみ はるあさけれどしらうめの ありどたずねてきょうもさすらう 梓弓 春浅けれど白梅の 在り処訪ねて今日も彷ふ |
明麿近詠集 S21. 2.21 |
210 閑 日 |
あずさゆみ はるたちそむるきょうはしも よにもめでたきひとなりぬらん 梓弓 春立ち初むる今日はしも 世にも芽出度き日となりぬらむ |
明麿近詠集 S21. 2. 5 |
174 立 春 |
あずさゆみ はるたちそむることしはも ただならぬよのせまりきぬらし 梓弓 春立ち初むる今年はも ただならぬ世の迫り来ぬらし |
明麿近詠集 S19. 2. 5 |
157 立春其他 |
あずさゆみ はるたちそめてこのはなの かおりはよもににおいぬるらん 梓弓 春立ち初めて兄の花の 香りは四方に匂ひぬるらむ |
御讃歌集 (改)169 |
てんちかいめい 天地開明 |
あずさゆみ はるたちそめてこのはなの かおりはよものくにににほわむ 梓弓 春立ち初めて兄の花の 香は四方の国に匂わむ |
御讃歌集 121 |
こんごうたいぞう 金剛胎蔵 |
あずさゆみ はるたつきょうのうれしさよ まことのひとたちつどうこのよい 梓弓 春立つ今日の嬉しさよ 誠の人達つどふ此宵 |
明麿近詠集 S24. 2. 4 |
379 立 春 |
あずさゆみ はるたつきょうのうれしさよ まことのひとたちつどうこのよい 梓弓 春立つ今日のうれしさよ 誠の人たち集ふこの宵 |
御光話録4 S24. 2. 4 |
立春の 御歌 |
あずさゆみ はるたつきょうのうれしさよ まことのひとたちつどうこのよい 梓弓 春立つ今日の嬉しさよ 誠の人達つどふ此宵 |
地上天国 3 S24. 4.20 |
立春御歌 |
※ 梓弓、「引く」「春(張る)」の枕詞 |
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あすふぁるとの つじにおちばのうずまいて こがらしのなかいぬはしりゆく アスファルトの 辻に落葉のうづまいて 木がらしの中犬走りゆく |
山と水
0359 S 6.11.10 |
落 葉 |
あぜにたち ひどくになえしあきのたを なみだにみつむるあわれたびとら 畦に佇ち 肥毒に萎えし秋の田を 涙に見つむる哀れ田人等 |
S28. 9.23 | 秋季大祭 御歌11 |
あぜにたち ひどくになえしあきのたを なみだにみつむるあわれたびとら 畦に佇ち 肥毒に萎えし秋の田を 涙に見つむる哀れ田人等 |
地上天国53 S28.10.25 |
秋季大祭 御詠 |
あぜにたてば ふゆたはさみしはくげつの ひかりほのかにみずにうつれる 畔に立てば 冬田はさみし白月の 光ほのかに水にうつれる |
山と水
1023 S 8.11.18 |
冬静か |
あせややに にじまいにけるこだちもる かぜせにうけてめにあおたみつ 汗ややに にじまひにける木立もる 風背にうけて目に青田見つ |
山と水
1118 S 9. 6. 1 |
青 |
あだぐもは とうさりゆきてひさかたの そらにかがようはつひのひかり 仇雲は 遠去りゆきて久方の 空にかがやふ初日の光 |
S28. 1. 1 | 新年御歌03 |
あだぐもは とうさりゆきてひさかたの そらにかがようはつひのひかり 仇雲は 遠去りゆきて久方の 空にかがやう初日の光り |
地上天国45 S28. 2.25 |
新年御詠 |
あだぐもは とおのきにけりひさかたの みそらにてらうおおきひのかげ 仇雲は 遠退きにけり久方の 御空に照らふ大き日の光 |
御讃歌集 (改)024 |
こうみょうせかい 光明世界 |
あだぐもは とおのきにけりひさかたの みそらにてれるおおきひのかげ 仇雲は 遠退きにけり久方の 御空に照れる大き日の光 |
御讃歌集 241 |
あさあけ 朝 明 |
あたたかき へやにあんきょしふとみたる はりどのそとをひじゃのめのすぐ 暖かき 部屋に安居しふと見たる 玻璃戸の外を緋蛇の目のすぐ ※玻璃戸=ガラス戸 |
山と水
0407 S 6.12.25 |
雪 |
あだのために いのりしせいじゃのだいひなる こころのおくをしのびてもみつ 仇の為に 祈りし聖者の大悲なる 心の奥を偲びてもみつ |
山と水
0214 S 6. 9.16 |
或人達へ |
あたまには しもいただけどもゆるひの おもいをつつむわれにぞありける 頭には 霜いただけど燃ゆる火の 想ひを包む吾にぞありける |
山と水
0062 S 6. 7. 1 |
恋 (仮想歌) |
あたまわるき ひとのみおおきよのさまよ ぎかいみるごとつくづくおもうも 頭悪き 人のみ多き世のさまよ 議会見る毎つくづく思ふも |
地上天国39 S27. 8.25 |
|
あたみなる おおのやのやどのよんかいの おばしまにたいへいようをひさにながめぬ 熱海なる 大野屋の宿の四階の おばしまに太平洋を久に眺めぬ |
明麿近詠集 S16.10.** |
104箱根熱海紀行 |
あたみほど うるわしきちはあらざらめ かみはまえつにそなえしなるらめ 熱海程 美はしき地はあらざらめ 神は前つに備へしなるらめ |
御讃歌集 (改)367 |
あたみ 熱 海 |
あたらしき うましのみよはあれむとし いまこのくにはなやみのなかなる 新しき 美しの御代は生れむとし 今斯国は悩みの中なる |
御讃歌集 283 |
れいほう 霊 峰 |
あたらしき うるわしのみよはあれんとし よはじんつうのなやみのなかなる 新しき 美はしの御代は生れんとし 世は陣痛の悩みの中なる |
光宝会資料 S25. 3.** | 光宝会大祭 御歌16 |
あたらしき うるわしのみよはあれんとし よはじんつうのなやみのなかなる 新しき 美はしの御代は生れんとし 世は陣痛の悩みの中なる |
救世58号16 S25. 4.15 | 天国大教会 春の大祭 |
あたらしき かみのやかたのはつまつり よろこびつどうはるのあかるさ 新しき 神の館の初祭 喜び集ふ春の明るさ |
S26. 3.18 | 春季大祭 御歌01 |
あたらしき かみのやかたのはつまつり よろこびつどうはるのあかるさ 新しき 神の館の初祭 喜び集ふ春の明るさ |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を寿がれた御歌 |
あたらしき ころもきぶくれこどもらは ひにあたるえんにはしゃぎいるなり 新しき 衣に着ぶくれ子供らは 日あたる縁にはしやぎゐるなり |
山と水
1036 S 9. 1. 5 |
初 春 |
あたらしき ころもをまとうふるびとの いかにさわなるぶんめいのよや 新しき 衣を纏う旧人の 如何に沢なる文明の世や |
「栄光」243 S29. 1.13 |
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あたらしき しょさいのいすにこしおろし かすめるはるのゆのまちながむる 新しき 書斎の椅子に腰下し 霞める春の湯の町眺むる |
地上天国
59 S29. 6.15 |
熱海の春 |
あたらしき ぶんめいしらすわがふみは しんりをもじもてときしものなる 新しき 文明知らす我文は 真理を文字もて解きしものなる |
地上天国26 S26. 7.25 |
|
あたらしき へいわにほんをうちたつる ちからにこそはまことなりけり 新しき 平和日本をうち樹つる 力にこそは誠なりけり |
明麿近詠集 S22. 1.19 |
307 誠 |
あたらしき みどりはあめにさえかえり ぬれはゆるなりたにのなだりに 新しき 緑は雨に冴えかえり 濡れ映ゆるなり渓のなだりに |
山と水
1188 S10. 3.11 |
雨 後 |
あたらしき ようしきのへいのよきいえに おもはじらいつそとのぞきけり 新しき 様式の塀のよき家に おもはじらいつそと覗きけり |
山と水
0523 S 7. 3.10 |
さまよう |
あたらしき よぞうまんとしくになやみ ひとはあえぎてつくるをしらず 新しき 世ぞ生まんとし国悩み 人は喘ぎて尽くるを知らず |
明麿近詠集 S15.12.23 |
053 |
あたらしき よはあたらしきつちのうえに うちたてらるべきものにありなん 新しき 世は新しき土の上に 打樹てらるべきものにありなむ |
明麿近詠集 S22. 1. 8 |
296 新世界 |
あたらしく とういすかいていくたびも かけてみたりきこどものごとく 新しく 藤椅子購いていくたびも 掛けてみたりき子供のごとく |
山と水
1226 S10. 6.15 |
身辺詠(二) |
あちこちを こきうるみせにものとれば ひとつひとつがほこりまみれる あちこちを 古器売る店に物とれば 一つ一つが埃まみれる |
山と水
0482 S 7. 2.10 |
塵 埃 |
あでやかな よそおいこらしわがまえに かのじょはありぬわれうつろなり あでやかな 粧こらしわが前に 彼女はありぬ吾空ろなり |
山と水
0395 S 6.12.23 |
彼女 若き日の頃 |
あなあやう あやめもわかぬやみのよを さまよいまようこひつじのむれ あな危ふ あやめも分かぬ闇の世を さまよひ迷う仔羊の群 |
地上天国54 S28.11.25 |
命の糧 |
あなあやう ふんかさんじょうにおかれたる にじゅういくおくのじんるいおもえば あな危ふ 噴火山上に置かれたる 二十幾億の人類思へば |
地上天国18 S25.11.25 |
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あなあわれ あすをもしらぬいのちもて よこしまごとにふけるひとびと あな哀れ 明日をも知らぬ命もて 邪事に耽る人々 |
祭典時御歌 S29. 2. 4 |
立春祭 御詠 14 |
あなあわれ あすをもしらぬいのちもて よこしまごとにふけるひとびと あな哀れ 明日をも知らぬ命もて 邪事に耽る人々 |
地上天国
58 S29. 3.25 |
立春祭 御詠 |
あなうれし かみのみひかりてりはえて さんぜんせかいのやみぞきえなん あな嬉し 神の御光照り映えて 三千世界の闇ぞ消えなむ |
S26. 6.15 | 日光殿落成記念祭09 |
あなうれし したついわねにみやばしら ふとしきたててみかみむかえん あな嬉し 下津磐根に宮柱 太敷建てて御神迎えぬ |
明麿近詠集 S23. 5.** |
352 早雲寮初祭 |
あなうれし のぞみをたちしよにしあれど かんのんしりてゆのぞみめばえぬ あな嬉し 望みを絶ちし世にしあれど 観音知りてゆ希望み芽生えぬ |
御讃歌集 180 |
かんのんりき 観音力 |
あなうれし まちにまちけるてんごくは はやちのれいかいにうちたてにける あな嬉し 待ちに待ちける天国は はや地の霊界に打樹てにける |
「栄光」186 S27.12.10 |
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あなかなし くすりちょうどくみにいれて とうときいのちちぢめるひとびと あな悲し 薬てふ毒身に入れて 尊き命縮める人々 |
「栄光」215 S28. 7. 1 |
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あなとうと てんよりくだるきりすとを いわうはれるやのこえぞいさまし あな尊と 天より降るキリストを 祝ふハレルヤの声ぞいさまし |
明麿近詠集 S24. 2.** |
391 救主降臨 |
あなとうと てんよりくだるきりすとを いわうはれるやのこえぞうれしき あな尊と 天より降るキリストを 祝ふハレルヤの声ぞ嬉しき |
御光話録7 S24. 3. 6 |
|
あなとうと てんよりくだるきりすとを いわうはれるやのこえぞうれしき あな尊と 天より降るキリストを 祝ふハレルヤの声ぞうれしき |
地上天国
4 S24. 3. 6 |
五六七教会 春季大祭 |
あなもりの とりいあかきもはろらかな そらにはぎんよくゆうゆうすべるも 穴守の 鳥居赤きもはろらかな 空には銀翼悠ゆうすべるも |
山と水
0725 S 8.**.** |
蒲 田 新東京を詠む |
あまかけり くにかけりこんごうの みちからふるういずのめきんりゅう 天翔り 国馳り金剛の 御力揮ふ伊都能売金龍 |
御讃歌集 (改)013 |
伊都能売神 |
あまかけり くにかけりつつためしなき みちからふるわむきんりゅうじんはも 天翔り 国馳けりつつ例しなき 御力揮わむ金龍神はも |
御讃歌集 045 |
きんりゅうじん 金龍神 |
あまぐもを きづかいつつもうかららと はなみてまわりたらうこのよい 雨雲を きづかいつつもうかららと 花みてまわり足らう此宵 |
山と水 1084 S 9. 3. 2 | 夜 桜 |
あまたある おしえをすくうおしえこそ めしやののらすおしえなりけり 数多ある 教を救ふ教こそ メシヤの宣らす教なりけり |
御讃歌集 (改)127 |
メシヤ |
あまたある おしえをすくうおしえこそ めしやのふるうちからなりけり 数多ある 教を救ふ教こそ メシヤの揮ふ力なりけり |
地上天国17 S25.10.15 |
|
あまつひの かみにゆかりのありぬらん なもひんがしのひのもとのてら 天津日の 神にゆかりのありぬらむ 名もひむがしの日の本の寺 |
山と水
0027 S 6. 6.15 |
乾坤山 |
あまてらす くにやすかれときょうはしも いせのみみやにいのりけるかな 天照す 国安かれと今日はしも 伊勢の神宮に祈りけるかな |
明麿近詠集 S16. 5.23 |
093元伊勢に詣でて |
あまてらす つきのひかりもひのかげも すのおおかみのおんめなるらん 天照す 月の光も日の光も 主の大神の御眼なるらむ |
御讃歌集 049 |
かみのみひかり 神の御光 |
あまのがわ ちぎりもあさきなつのよわ はやかささぎのなくこえかなしき 天の川 契りも浅き夏の夜半 はや鵲の啼く声かなしき |
山と水
0196 S 6. 8.20 |
七 夕 |
あめがした いきとしいけるものみなの えらぎよろこぶてんごくつくらん 天ケ下 生きとし生けるものみなの 歓ぎ喜ぶ天国造らむ |
地上天国26 S26. 7.25 |
|
あめがした いたつきもなくいさかいも きえてゆたけきよぞきつるなり 天が下 病きもなく争ひも 消えてゆたけき世ぞ来つるなり |
明麿近詠集 S23. 5.** |
359 早雲寮初祭 |
あめがした おさまるよのさまめにうかめ ときまつわれのたのしかりける 天ケ下 治まる世の状眼にうかめ 時待つ吾の楽しかりける |
明麿近詠集S21. 3.18 | 278 和光同塵 |
あめがした このどのうえにやむひとの なきよつくらんわがねがいかも 天ケ下 此土の上に病む人の なき世造らんわが願ひかも |
明麿近詠集 S18. 2. 5 |
144 立 春 |
あめがした なだたるはこねのくものえに びのでんどうはかがやきそめけり 天ケ下 名だたる箱根の雲の上に 美の殿堂は輝き初めけり |
「栄光」166 S27. 7.23 |
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あめがした みなはらからとおもうなり わがひのもとのやまとごころは 天ケ下 悉同胞と思うなり わが日の本の大和心は |
明麿近詠集 S21. 3. 3 |
239 真の大和魂 |
あめがした むげのひかりをまくばりつ てんりんぼさつはしゅじょうすくわむ 天ヶ下 無碍の光を間配りつ 転輪菩薩は衆生救わむ |
御讃歌集 230 |
よるのおわり 夜の終り |
あめかぜを いとわずあせのかいもなく みわたすかぎりたのもかれにき 雨風を いとはず汗の甲斐もなく 見渡すかぎり田の面枯れにき |
S28. 9.23 | 秋季大祭御歌09 |
あめかぜを いとわずあせのかいもなく みわたすかぎりたのもかれにき 雨風を いとはず汗の甲斐もなく 見渡すかぎり田の面枯れにき |
地上天国53 S28.10.25 |
秋季大祭 御詠 |
あめつちと むだはてもなくさかゆるは かんのんぎょうのみちにぞありける 天地と むだ果もなく栄ゆるは 観音行の道にぞありける |
明麿近詠集 S11. 5.** |
034 美しき此世 |
あめつちに はじぬあかるきたのしみを たのしむひとこそしあわせびとなる 天地に 恥じぬ明るき楽しみを たのしむ人こそ倖せ人なる |
明麿近詠集 S11. 5.** |
024 美しき此世 |
あめつちの まことのみちをまもるより ほかにすべなしつみおおきみの 天地の 真の道を守るより 外に術なし罪多き身の |
御讃歌集 220 |
だいしんぱん 大審判 |
あめつちの まことのみちをまもるより ほかにすべなしひとのこのよは 天地の 誠の道を守るより 外に術なし人の此世は |
御讃歌集 (改)151 |
よにしょして 世に処して |
あめつちの もものうごきのくるいなきは かんのんぎょうのかがみなりけり 天地の 諸の動きの狂いなきは 観音行の鏡なりけり |
御讃歌集 138 |
かんのんぎょう 観音行 |
あめつちの もものじっそうめにうつり まよいのくものはるるうれしさ 天地の 百の実相眼にうつり 迷いの雲の晴るるうれしさ |
御讃歌集 035 |
てんちかいめい 天地開明 |
あめつちを ひとめぐりしてつきはいま あらたなひかりをはなちそめける 天地を ひとめぐりして月は今 新たな光を放ち初めける |
山と水
0189 S 6. 8.10 |
更 生 |
あめのひの にわみつあればあじさいの はなのしずくはむらさきにおつ 雨の日の 庭見つあれば紫陽花の 花の雫はむらさきにおつ |
山と水
0905 S 8. 7.20 |
白 雨 |
あめのひは やまもこだちもこくうすく ひねもすうつるさまのうれしき 雨の日は 山も木立も濃く淡く ひねもすうつる様のうれしき |
地上天国51 S28. 8.25 |
箱根の夏 25 |
あめはれて つゆもしとどのたかむらの したかげあおくこけのはなさく 雨はれて 露もしとどの篁の 下かげ青く苔の花咲く |
山と水
0001 S 6. 5.18 |
春すぎぬ |
あめはれて つよびにしいのなみきより うらうらそらにみずけむりたてる 雨はれて 強陽に椎の並木より うらうら空に水けむりたてる |
山と水
0535 S 7. 3.16 |
春はゆく |
あめやみて くもまをのぞくひのかげに きぎのぬれはのひかりまばゆき 雨やみて 雲間を覗く陽の光に 木ぎの濡葉の光まばゆき |
山と水
0078 S 6. 7. 1 |
梅 雨 |
あめりかを すくうとうときかみのくい いよようたれぬらふのみやこへ アメリカを 救う尊き神の杭 いよよ打たれぬ羅府の都へ ※羅府=ロサンゼルス |
地上天国52 S28. 9.25 |
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あめりかを すくわんとしてわれはまず ハワイのしまにあしかけにける アメリカを 救わんとして吾は先ず 布哇の島に足掛けにける |
「栄光」241 S29. 1. 1 |
ハワイ本部 御生誕祭 |
あもりにし みろくにおわすかむみたま いつきまつりぬきょうのよきひに 天降りにし 弥勒に在す神御霊 斎き奉りぬ今日の吉き日に |
明麿近詠集 S23. 5.** |
357 早雲寮初祭 |
あやうきは まがのとりこになりながら いまだめざめぬひとのゆくすえ 危きは 曲の俘虜になりながら 未だ目覚めぬ人の行末 |
御讃歌集 259 |
かくせい 覚醒 |
あやうきは まがのとりこになりながら いまだめざめぬひとのゆくすえ 危ふきは 曲の俘虜になり乍ら 未だ目醒めぬ人の行末 |
御讃歌集 (改)189 |
やみのよ 闇〔暗〕の世 |
あやうげに かかるいわまにもみじもえ たきのしぶきにぬれかがよえる 危げに かかる岩間に紅葉もえ 滝のしぶきに濡れかがよえる |
山と水 S 6.10.18 |
0288 日光の秋 |
あやまれる いがくのわざわいとくとても きくらげなるやつうぜぬながみみ 誤れる 医学の禍ひ説くとても 木耳なるや通ぜぬ汝が耳 |
地上天国50 S28. 7.25 |
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あやまれる いやしのすべにむらきもの いのちちじむるあわれよびとよ 誤れる 医しの術に村肝の 生命縮むるあはれ世人よ ※村肝の=「心」にかかる枕詞。この場合「生命」にかかる。村は群で多いの意味。 |
明麿近詠集 S18. 2. 5 |
147 立 春 |
あやまれる かがくがつくりしもろもろを たてなおすこそめしやのわざなる 誤れる 科学が作りし諸々を 立直すこそメシヤの業なる |
「栄光」236 S28.11.25 |
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あやまれる しそうをうめるははのなは むしんのにじなりこころせよかし 誤れる 思想を生める母の名は 無神の二字なり心せよかし |
地上天国36 S27. 5.25 |
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あやまれる ぶんめいすくうちからこそ めしやのかみのほかにあらじな 誤れる 文明救う力こそ メシヤの神の外にあらじな |
「栄光」230 S28.10.14 |
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あやまれる ぶんめいただしやまいなく ひんなくいさかいなきよつくらん 誤れる 文明匡し病なく 貧なく争いなき世造らむ |
「栄光」235 S28.11.18 |
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あやまれる ぶんめいをしんのぶんめいと おもうめしいの まなこさめざらめや 誤れる 文明を真の文明と 思ふ盲の眼醒めざらめや | 詩歌集 S26. 1. 1 | 全集未収録 新年御歌09 |
あやまれる ぶんめいをしんのぶんめいと おもうめしいのまなこさまさん 誤れる 文明を真の文明と 思う盲の眼醒まさむ |
御讃歌集 (改)417 |
ぐうかん 偶 感 |
あやまれる みちやこころにきづかずば やがてほろびむかみのさばきに 誤れる 道や心に気付かずば やがて滅びむ神の審判に |
御讃歌集 257 |
かくせい 覚 醒 |
あやまれる みちやこころにきづかずば やがてほろびんかみのさばきに 誤れる 道や心に気付かずば やがて滅びむ神の裁きに |
御讃歌集 (改)188 |
やみのよ 闇〔暗〕の世 |
あやまれる よのことごとをこうみょうに てらしてただしくきためんとすも 誤れる 世の悉を光明に 照らして正しくきためんとすも |
光宝会資料 S25. 1. 1 |
新年御歌 祭典時36 |
あやまれる よのことごとをこうみょうに てらしてただしくきためんとすも 誤れる 世の悉を光明に 照して正しく鞫めんとすも |
地上天国13 S24.12.21 |
大浄化 |
あやまれる りくつをしんじあやまらぬ りくつをしんぜぬめしいのよなるも 誤れる 理屈を信じ誤らぬ 理屈を信ぜぬ盲の世なるも |
地上天国55 S28.12.25 |
全集未収録 |
あらかわに かかるながはしからからと だいこんしろきくるまゆくなり 荒川に 架かる長橋からからと 大根白き車往くなり |
山と水
0722 S 8.**.** |
荒 川 新東京を詠む |
あらしふく しおのやしおぢこえにきつ ひがんみゆるぞたのしかりける 嵐吹く 潮の八潮路越えに来つ 彼岸みゆるぞ楽しかりける |
明麿近詠集 S15.12.23 |
067 |
あらしふく よをよそにしてふうげつを ともとしわれはしずかにいきなん 嵐吹く 世を他所にして風月を 友とし我は閑かに生きなん |
明麿近詠集 S16. 1.22 |
087 |
あらそいや すとのかいけついとやすし まことごころにかたりあいなば 争や ストの解決もいと易し 誠心に語り合いなば |
明麿近詠集 S22. 1.19 |
306 誠 |
あらそいを はじとおもわぬこころもつ ひとこそいやしきひとにありける 争ひを 恥と思はぬ心もつ 人こそ卑しき人にありける | 御讃歌集 (改)324 | かいしん 戒心 |
あらたまの としのはじめのきょうはしも さらつのやかたにはつのみまつり 新玉の 年の初めの今日はしも 新つの舘に初の御祭 |
光宝会資料 S26. 1. 1 |
新年御歌01 |
あらたまの としのはじめのきょうはしも さらつのやかたにはつのみまつり 新玉の 年の初めの今日はしも 新つの館に初の御祭 |
岡田茂吉全集 S26. 1. 1 |
新年御歌01 |
あらたまの としをむかえておもうかな かみのしぐみのいとたえなるを 新玉の 年を迎えて思うかな 神の仕組のいと妙なるを |
明麿近詠集 S23. 1. 1 |
325 新 年 |
あらたまの としをむかえておもうかな こぞにくらべてきょうのあかるさ 新玉の 年を迎えて思ふかな 去年に比べて今日の明るさ |
祭典時御歌 S29. 1. 1 |
新年御詠 01 |
あらたまの としをむかえておもうかな こぞにくらべてきょうのあかるさ 新玉の 年を迎えて思うかな 去年に比べて今日の明るさ |
地上天国
57 S29. 2.25 |
新年御詠 |
あらたまの としをむかえてことほがん かみのしぐみのひらくきざしに 新玉の 年を迎えて祝がむ 神の仕組の開くきざしに |
光43号 S25. 1. 1 |
新年随詠 |
あらたまの としをむかえてことほがん かみのしぐみのひらくきざしに 新玉の 年を迎へて祝がむ 神の仕組の開くきざしに |
光宝会資料 S25. 1. 1 |
新年御歌 祭典時03 |
あらたまの としをむかえてことほがん かみのしぐみのひらくきざしに 新玉の 年を迎えて祝がむ 神の仕組の開くきざしに |
地上天国13 S24.12.21 |
大浄化 |
あらたまの としをむかえてみもたまも いとすがしけれかみにあるみは 新玉の 年を迎へて身も魂も いと清しけれ神に在る身は |
明麿近詠集 S23. 1. 1 |
323 新 年 |
あらたまの としをむかえてみもたまも きよきかりけりかみとあるみは あらたまの 年を迎へて身も魂も 清きかりけり神とある身は |
御光話録(補) S23. 1. 1 |
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あらたまの としをむかえてめでたけれ そらはれわたるきょうのはつひに 新玉の 年を迎へて目出た〔芽出度〕けれ 空晴れ亘る今日の初日に |
新年御歌 S28. 1. 1 |
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あらたまの としをむかえてめでたけれ そらはれわたるきょうのはつひに 新玉の 年を迎へて芽出度けれ 空晴れ亘る今日の初日に |
地上天国45 S28. 2.25 |
新年御詠 |
※新玉の=語義未詳。「年」「月」「日」「春」などにかかる。 | ||
ありがたき ものはかがくなりおそろしき ものもかがくなりこころせよゆめ 有難き ものは科学なり恐ろしき ものも科学なり心せよゆめ |
「栄光」233 S28.11. 4 |
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ありがたし ああありがたしすくわれて わがいえぬちはこのよのてんごく 有難し 嗚呼〔噫〕有難し救はれて 我家ぬちは此世の天国 |
御讃歌集 (改)348 |
安心立命 |
ありがたし ああありがたしとこやみの うつしよいよよあけそめにけん 有難し 嗚呼有難し常暗の 現世いよよ明け初めにけん |
S26. 6.15 | 日光殿落成記念祭04 |
ありがたし ああありがたしみすがたを うちあおぐごとこころなごむも 有難し ああ有難し御姿を 打仰ぐ毎心和むも |
御讃歌集 155 |
ぼさつぎょう 菩薩行 |
ありがたし ああありがたしゆくてには こうみょうかがやくみちみゆるなり 有難し 嗚呼〔噫〕有難し行手には 光明輝く道見ゆるなり |
御讃歌集 (改)110 |
いつきまつりて 斎き奉りて |
ありやかに おわしますかみみえぬこそ こころのめしいにあればなろけり ありやかに 在します神見へぬこそ 心の盲にあればなりけり |
地上天国36 S27. 5.25 |
全集未収録 |
ありやかに わがめにうつるかむわざの ひにいちじるくなるぞうれしき ありやかに 我眼に映る神業の 日にいちぢるくなるぞ嬉しき |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌18 |
ありやなしの かぜにふるえるいしのまの かわらなでしこめぐしみにつつ ありやなしの 風にふるえる石の間の 河原撫子めぐしみにつつ |
山と水
1231 S10. 7.18 |
玉 川 |
ありやなしの みちくさふふみとぼとぼと やまのほそみちたどるあめのひ ありやなしの 道草ふふみとぼとぼと 山の細径たどる雨の日 |
山と水
0110 S 6. 7.15 |
ハルナ登山 |
あるときは ねっとうにいりあるときは はくひょうふみしかこのわれかな 或時は 熱湯に入り或時は 薄氷踏みし過去の吾かな |
明麿近詠集 S21. 3. 6 |
244 吾 |
あるときは ぼさつともなりあるときは にょらいともなりよびとすくわん 或時は 菩薩ともなり或時は 如来ともなり世人救はん |
明麿近詠集 S15.12.23 |
051 |
あれくるう ひのうみのなかにきぜんたり いかめしくたつかみのやかたは 荒れ狂ふ 火の海の中に毅然たり 厳めしくたつ神の館は |
「救世」61 S25. 5. 6 |
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あわびさす はりどにちかくぺんとれど こわばりがちのわがてなりけり 淡陽さす 玻璃戸に近くペンとれど こわばり勝ちのわが手なりけり |
山と水
0345 S 6.11. 6 |
初 冬 |
あわゆきの ごとくにおつるおおたきを かすめつむらむらいわつばめとべる 泡雪の ごとくにおつる大滝を かすめつむらむら岩燕とべる |
山と水
0885 S 8. 6.19 |
滝 |
あわれなる かがくのどれいがむねをはり かたいからしていばるおかしさ 哀れなる 科学の奴隷が胸を張り 肩怒らして威張るをかしさ |
「栄光」231 S28.10.21 |
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あわれなる めしいのまなこひらかんと しんちのひかりはなつわれはも 哀れなる 盲の眼開かんと 神智の光放つ吾はも |
地上天国54 S28.11.25 |
全集未収録 |
あんうんの まくうちやぶりひのごとく めしやのすくいのひかりいでなん 暗雲の 幕うち破り日の如く メシヤの救の光出でなむ |
「救世」53 S25. 3.11 |
五六七祭 御歌 |
あんうんの まくうちやぶりひのごとく めしやのすくいのひかりいでなん 暗雲の 幕うち破り日の如く メシヤの救の光出でなむ |
光宝会資料 S25. 3.** |
光宝会大祭 御歌04 |
248首