――― 岡 田 自 観 師 の 御 歌 集 ―――

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御     歌

原   典

えいえんに さかゆるみちはわれがとく おしえよりほかなしとさとれよ
永遠に 栄ゆる道は吾が説く 教えより外なしと覚れよ
地上天国54
S28.11.25
命の糧
えいけつと よにたたえらるるひとよりも ばんにんしたうひとのぞむわれ
英傑と 世に称へらるる人よりも 万人慕ふ人望む吾
「栄光」 201
S28. 3.25
 
えいこうの くもにうちのりきりすとの くだらんときのちかまりにける
栄光の 雲に打乗り基督の 降らん時の近まりにける
「栄光」 212
S28. 6.10
 
えいこうの くもにかがやきもろもろの かんこのこえにくだるきりすと
栄光の 雲に暉き億兆の 歓呼の声に降るキリスト
明麿近詠集
S15.12.23
056
えいこうの くもよりあもるきりすとに かんこのこえはちをどよもさん
栄光の 雲より天降るキリストに 歓呼の声は地をどよもさむ
S28. 9.23 秋季大祭
御歌18
えいこうの くもよりあもるきりすとに かんこのこえはちをどよもさん
栄光の 雲より天降るキリストに 歓呼の声は地をどよもさむ
地上天国53
S28.10.25
秋季大祭
御詠
えいこうの くもよりくだるきりすとに よろこびいさむとききぬるらむ
栄光の 雲より降るキリストに 歓び勇む時来ぬるらむ
御讃歌集
080
えんまんぐそく
圓満具足
えいこうの くもよりくだるきりすとの よにしれわたるときぞちかみぬ
栄光の 雲より降るキリストの 世に知れ渡る時ぞ近みぬ
明麿近詠集
S24. 2.**
390
救主降臨
えいこうの くもよりくだるきりすとの よにしれわたるときぞちかみぬ
栄光の 雲より降るキリストの 世に知れ渡る時ぞ近みぬ
御光話録 7
S24. 3. 6
 
えいこうの くもよりくだるだいメシヤに しょうどはたちまちてんごくとかすらん
栄光の 雲より降る大救主に 焦土は忽ち天国と化すらん
S25.12.23 御聖誕祭
御歌17
えいこうの くもよりくだるだいメシヤを かんこのこえにむかううれしさ
栄光の 雲より降る大救世主を 歓呼の声に迎ふ嬉しさ
御讃歌集
(改)128
メシヤ
えいこうの はるきたりなばしづしづと メシヤのあもるときぞまたるる
栄光の 春到りなばしづしづと 救主の天降る秋ぞ待たるる
明麿近詠集
S21. 2. 5
186黎 明
えいちなり ああえいちなりえいちこそ やみじをてらすひかりなるらん
叡智なり 嗚呼叡智なり叡智こそ 闇〔暗〕路を照らす光なるらん
S27. 9.23 秋季大祭
御歌17
えいちなり ああえいちなりえいちこそ やみじをてらすひかりなるらん
叡智なり 嗚呼叡智なり叡智こそ 暗路を照らす光なるらん
地上天国42
S27.11.25
 
えいやふつがにがいかおしてみてる だだっこ ひっとらー
英や仏がにがい顔して視てる 駄々ツ子 ヒットラー
山と水 0860
S 8. 5.28
ヒットラー
えがきつつ あくればにわにおりたちて はななどめでつさすらいにける
描きつつ 飽くれば庭に降りたちて 花など愛でつさすらひにける
明麿近詠集
S17. 4.10
117
立 春
えがきつつ おりおりまどのそとみれば もももさくらもいまさかりなり
描きつつ 折をり窓の外みれば 桃も桜も今盛りなり
明麿近詠集
S17. 4.10
119
立 春
えがくひま まどのとみればたまがわの ながれきよけくふじははろかなる
描くひま 窓の外見れば玉川の 流れ清けく富士はろかなる
明麿近詠集
S16. 1.22
090
えすがたと たがおもうらむさながらに いけますごときぼさつおろがむ
絵姿と 誰が思うらむ宛らに 生けます如き菩薩拝む
御讃歌集
014
かんのんげしょう
観音下生
えだぶりの よきかいどうのぼんさいに おりおりこころをやりつわざとる
枝ぶりの よき海棠の盆栽に おりおり心をやりつ業とる
山と水 1203
S10. 4.10
身辺詠
(一)
えまきもの くるりひろげたるがごとくにて ただこうこつたりぬけいかんだいのうえ
絵巻物 繰り展げたるが如くにて ただ恍惚たりぬ景観台の上
御讃歌集
(改)386
瑞雲天国
(二)
えらばれし かみのはしらのいやつどい ちじょうてんごくうちたてんかも
えらばれし 神の柱のいや集い 地上天国うち樹てんかも
明麿近詠集
S23.10.15
370
えらびとと いわるるなかれありがたき ひとといわれんことをのぞめよ
えら人と いはるる勿れ有難き 人といはれむ事を望めよ
明麿近詠集
S23. 5.16
346
楽しき世
えらびとと よにうたわれるひととても わがまなこにはわらべとみゆめり
偉人と 世にうたはれる人とても 我眼には童と見ゆめり
「栄光」 236
S28.11.25
 
えんさきの こぎくのはちのさむげなる うすらうすらにあきびさしおり
縁先の 小菊の鉢の寒げなる うすらうすらに秋陽さしをり
山と水 1141
S 9.10.10
秋 陽
えんだいに うちわをかざすいろしろき おみなのおもわゆうやみにうく
縁台に 団扇をかざす色白き 女のおもわ夕闇にうく
※おもわ=面輪、顔。
山と水 0869
S 8. 6.19
夏の女
えんとつの けむりうすらにいつかごろの つきのあたりのそらにまよえる
煙突の 煙うすらに五日ごろの 月のあたりの空にまよえる
山と水 0857
S 8. 5.20
夕 月
えんにちの ちまたをいでてふとあおぐ そらにこうこうつきのてれるも
縁日の 巷を出でてふと仰ぐ 空に皓々月の照れるも
山と水 0153
S 6. 7. 6
月の光
えんばたに こらしずもりていぶかしと みればちいさきほたるかごあり
縁端に 子等静もりていぶかしと みれば小さき蛍籠あり
山と水 0135
S 6. 8. 6
えんばたに さにわのこはぎみのあれば ひとつふたつのはなこぼれける
縁端に さ庭の小萩見のあれば 一つ二つの花こぼれける
山と水 0590
S 7.10.12
秋 草
えんばたに ゆうべしたしみわれあれば かぼそくなけるこおろぎのこえ
縁端に 夕べしたしみ吾あれば かぼそく啼ける蟋蟀の声
山と水 0955
S 8. 9.18
えんまんぐそく まったきのよはいまはしも あれんとするなりときたらいみち
円満具足 完きの世は今はしも 生れんとするなり時足らいみち
明麿近詠集
S23.11. 3
371
えんまんに さんじゅうさんそうそなえます とうときみすがたおろがむあさなさ
円満に 三十三相具えます 尊き御姿拝む朝なさ
※朝なさ(朝朝、毎朝)
御讃歌集
082
えんまんぐそく
圓満具足
えんまんに ものをおさむるひとにして もろもろのひとしたいくるなり
円満に ものを治むる人にして 諸々の人慕い来るなり
御讃歌集
065
道歌(一)
えんまんに ものをおさむるひとにして もろもろのひとしたいくるなり
円満に ものを治むる人にして 諸々の人慕ひくるなり
御讃歌集
(改)146
世に処して