――― 岡 田 自 観 師 の 御 歌 集 ――― |
ま
御 歌 |
原 典 |
題 |
まあかなる もみじのおちばふたつみつ いけのおもてにうけるふぜいよ 真紅なる 紅葉の落葉二つ三つ 池の面に浮ける風情よ |
山と水
0356 S 6.11.10 |
落 葉 |
まーがれっとの にわにここだもしろきはな さきむるるひをたのしみにつつ マーガレットの 庭にここだも白き花 咲きむるる日をたのしみにつつ |
山と水
0800 S 8. 3.18 |
庭めぐむ |
まいにちをくりかえすけんたい ほりかえしほりかえし ともかくもきた 毎日をくりかえす倦怠 ほりかえしほりかえし ともかくも来た |
山と水
0505 S 7. 3. 1 |
自分の今 |
まがかたは とつくにびととおもいしに あらでほこりしかみのくになる 曲方は 外国人と思ひしに あらで誇りし神の国なる |
明麿近詠集 S21. 2. 5 |
185 黎 明 |
まがかみに かつときはきぬもものみの たまはわがてにいまはいらんとすも 曲神に 勝つ時は来ぬ桃の実の 玉はわが掌に今入らんとすも |
明麿近詠集 S15.12.23 |
057 |
まがかみの きらうはびなりてんごくは びのみちあふるきよどにありせば 曲神の 嫌ふは美なり天国は 美の満ち溢る清土にありせば |
美術館開館兼神仙郷完成記念祝賀式典御歌
11 S27. 6.15 |
|
まがかみの きらうはびなりてんごくは びのみちあふるきよどにありせば 曲神の 嫌ふは美なり天国は 美の満ち溢る清土にありせば |
地上天国37 S27. 6.25 |
|
まがかみの さやるくにばらしずめさせ たまえといのりぬいせのみみやに 曲神の さやる国原鎮めさせ 玉へと祈りぬ伊勢の神宮に |
明麿近詠集 S16. 5.23 |
095元伊勢に詣でて |
まがかみの ちからのかぎりさわるとも かみをせにするわれらおそれじ 曲神の 力の限り障るとも 神を背にする吾ら恐れじ |
明麿近詠集 S23. 5.16 |
343 楽しき世 |
まがかみの てににぎられしにんげんの いのちはかみのみてにかえらん 曲神の 手に握られし人間の 命は神の御手に復へらむ |
S28. 2. 4 | 立春祭 御歌11 |
まがかみの てににぎられしにんげんの いのちはかみのみてにかえらん 曲神の 手に握られし人間の 命は神の御手に復へらむ |
地上天国46 S28. 3.25 |
|
まがかみの とりことなりしやおよろず えだがみすくうはわがわざとしれ 曲神の 虜となりし八百万 枝神救ふは我業と知れ |
「栄光」
219 S28. 7.29 |
|
まがかみは いかにさやるもおそれまじ われにはかみのまもりありせば 曲神は 如何に障るも怖れまじ 我には神の守りありせば |
明麿近詠集 S24. 2.** |
383 救主降臨 |
まがかみは いかにさやるもおそれまじ われにはむげんのしんりきありせば 曲神は 如何に障るもおそれまじ 我には無限の神力ありせば |
御光話録 7 S24. 3. 6 |
|
まがかみは いかにさやるもおそれまじ われにはむげんのしんりきありせば 曲神は 如何に障るもおそれまじ 我には無限の神力ありせば |
地上天国 4 S24. 3. 6 |
救主降臨 五六七教会 春季大祭 |
まがかみは ふうふのみちをみださんと ねらいつめおりこころせよかし 曲神は 夫婦の道を乱さんと 狙ひつめをり心せよかし |
御讃歌集 (改)451 |
結 婚 |
まがかみを おそるるなかれまこともて ときまちぬればかならずやかたなん 曲神を 恐るる勿れ誠もて 時待ちぬれば必ずや勝たなん |
明麿近詠集 S23. 5.16 |
344 楽しき世 |
まがかみを ことむけやわしよきかみと あらためにつつわれはきしかな 曲神を 言向和しよき神と 改めにつつ吾は来しかな ※言向=話して相手を自分の意に従わせる。説き伏せる。また、服従させる。 |
明麿近詠集 S21. 3. 6 |
245 吾 |
まがつかみ いかにはやるもめにみえぬ かみのちからにはむかいえめや 曲津神 如何に逸るも眼に見えぬ 神の力に刃向ひ得めや |
明麿近詠集 S19. 2. 5 |
163 立春其他 |
まがつかみ しきりにすさぶるこのときぞ せかいじんわれはふるいたつなり 曲津神 荐りに荒ぶる此秋ぞ 世界人吾は奮ひ起つなり |
明麿近詠集 S17.1223 | 131 還暦の歌 |
まがつよの ほろぶにつれてまことなる ひとのかがやくときのうれしさ 曲津世の 滅ぶにつれて真なる 人の暉く時のうれしさ |
明麿近詠集 S16. 1.22 |
081 |
まがびとの たくみしたたかいやぶれけるは かみのまもりのあかしにぞある 曲人の 企みし戦ひ敗れけるは 神の守りの証しにぞある | 明麿近詠集 S21. 2. 5 | 184 黎 明 |
まがびとの はばるよにありほがらかに いくるこのさちおおきからずや 曲人の はばる世にありほがらかに 生くるこの幸大きからずや |
山と水
1152 S 9.10.26 |
吾を観る |
まがびとは よわきものなりもろもろの つみにうちかつちからなければ 曲人は 弱き者なりもろもろの 罪に打克つ力なければ |
御讃歌集 144 |
人の道 |
まがびとは よわきものなりもろもろの つみにうちかつちからなければ 曲人は 弱きものなり諸々の 罪に打克つ力なければ |
御讃歌集 (改)066 |
人の道 |
まごころの ちからによらでくずれゆく このひのもとをささえうべきや 真心の 力によらで崩れ行く 此日之本を支え得べきや |
明麿近詠集 S21. 2. 5 |
183 黎 明 |
まことこめて のることたまのとうとけれ ちのはてしまできよめすみなん 誠こめて 宣る言霊の尊けれ 地の涯しまで清め澄みなむ |
S26. 3.18 | 春季大祭 御歌07 |
まことこめて のることたまのとうとけれ ちのはてしまできよめすみなん 誠こめて 宣る言霊の尊けれ 地の涯し迄清め澄みなむ |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を寿がれた御歌 |
まこととは うそいつわりのなきひとの むねにはぐくむたからにぞある 誠とは 嘘偽〔佯〕りのなき人の 胸に育くむ宝にぞある |
御讃歌集 (改)234 |
正直と嘘 |
まこととは うそつわりのなきひとの むねにはぐくむたからにぞある 誠とは 嘘いつわりのなき人の 胸にはぐくむ宝にぞある |
地上天国11 S24.10.20 |
正直と嘘 |
まことなき ひととまことのあるひとの けじめつくよぞおわりなりけり 誠なき 人とまことのある人の けじめつく世ぞ終りなりけり |
光宝会資料 S25. 1. 1 |
新年御歌 祭典時16 |
まことなき ひととまことのあるひとの けじめつくよぞおわりなりけり 誠なき 人と誠のある人の けじめつく世ぞ終りなりけり |
地上天国13 S24.12.21 |
大浄化 |
まことなき ひとのつどいのかしましさ もずやすずめとひとしかりける 誠なき 人の集いの喧しさ 百舌鳥や雀と等しかりける |
明麿近詠集 S22. 1.19 |
308 誠 |
まことなり ああまことなりこのくにに ほしきはまことのいちじなりけり 誠なり 嗚呼誠なり此国に 欲しきは誠の一字なりけり |
明麿近詠集 S24. 5.** |
410 神の力 |
まことなり ああまことなりこのくにに ほしきはまことのいちじなりけり 誠なり 嗚呼誠なり此国に 欲しきは誠の一字なりけり |
地上天国 1 S23.12. 1 |
誠 |
まことなり ああまことなりこのくにに ほしきはまことのいちじなりける 誠なり 嗚呼〔噫〕誠なり此国に 欲しきは誠の一字なりけり |
御讃歌集 (改)414 |
ぐうかん 偶 感 |
まことなる いがくとうものしらさんと われはひによにかきつづりおり 真なる 医学とうもの知らさんと 吾は日に夜に書き綴りおり |
「栄光」
251 S29. 3.10 |
|
まことなる いやしのわざをわれはいま よにしらしめてすくふべらなり 真なる 医しの業を吾は今 世に知らしめて救ふべらなり |
御讃歌集 (改)211 |
医しの業 |
まことなる いやしのわざをわれはいま よにほどこしてすくうべらなり 真なる 癒しの業を吾は今 世に施して救うべらなり |
地上天国20 S26. 1.25 |
|
まことなる かみのひかりはすのかみの はなちたまえるひかりにぞある 真なる 神の光は主の神の 放ち給へる光にぞある |
地上天国36 S27. 5.25 |
|
まことのちえ あいのひかりにあふれたる ひとのよにいづるみろくのみよかな 真の智慧 愛の光に溢れたる 人の世に出る五六七の御代かな |
明麿近詠集 S22. 1. 8 |
299新世界 |
まこもふの ひまをけいしゅうわけゆけば おりおりとびたつなしらぬとりかな 真菰生の 間を軽舟分けゆけば をりをり飛び立つ名知らぬ鳥かな ※真菰=イネ科の大形多年草。水辺に群生。稈(かん)の高さ約1.5メートル。 |
山と水
0083 S 6. 7. 1 |
水郷めぐり |
まさかりの さくらまどべにしろじろと ごごのひうけてめにまばゆかり 真盛りの 桜窓辺に白々と 午後の陽受けて眼にまばゆかり |
地上天国
59 S29. 6.15 |
熱海の春 |
ましたには かうんたなびきはろらかに うみやまながむるせいせいだいじょう 真下には 花雲靉びき遥らかに 海山眺むる晴々台上 |
御讃歌集 (改)383 |
瑞雲天国(二) |
まだらばの こだちつづけるあぜみちの かりたのあとのみずにうつらう 斑葉の 木立つづける畔路の 苅田の後の水にうつらう |
山と水
0321 S 6.11. 1 |
筑波紀行 |
またれぬる はるはきぬるかおちこちの やまむらさきにかすみたちそむ 待たれぬる 春は来ぬるか遠近の 山紫に霞立ち初む |
明麿近詠集S21. 3.13 | 272 春の訪れ |
まちがぐらぐらおれにぶつかる おそろしくおおきくなっては 街がぐらぐら俺にぶつかる おそろしく大きくなつては |
山と水
0597 S 7.10.25 |
自動車は 走る |
まちのぞむ このうつしよにてんごくの あるるをしらぬよびとぞあわれ 待ち望む 此現し世に天国の 生るるを知らぬ世人ぞあわれ |
明麿近詠集 S21. 2.22 |
214 |
まちのぞむ まことのすくいはあらわれぬ まなこさませよよろずくにびと 待ち望む 真の救ひは現はれぬ 眼醒ませよ万国人 |
御讃歌集 (改)398 |
神人の業 |
まちのぞむ まことのすくいはいでにける まなこさませよよろずくにびと 待ち望む 真の救は出でにける 眼さませよよろづ国人 |
地上天国10 S24.11.20 |
S24.10.24 |
まちのぞむ みろくのみよはととのいて きよきちじょうにたてなんとすも 待ち望む 五六七の御代は整ひて 清き地上に建てなんとすも |
光宝会資料 S25. 1. 1 |
新年御歌 祭典時04 |
まちのぞむ みろくのみよはととのいて きよきちのえにたてなんとすも 待ち望む 五六七の御代は整ひて 清き地の上に建てなむとすも |
地上天国12 S25. 1.20 |
|
まちのぞむ みろくのみよはととのいて きよきちのえにたてなんとすも 待ち望む 五六七の御代は整ひて 清き地の上に建てなんとすも |
地上天国13 S24.12.21 |
大浄化 |
まちのぞむ めしやのちからもわがふるう ちからもおなじちからなりけり 待ち望む メシヤの力もわが揮ふ 力も同じ力なりけり |
明麿近詠集S24. 2.** | 389 救主降臨 |
まちのぞむ めしやのちからもわがふるう ちからもおなじちからなりけり 待ち望む メシヤの力もわが揮ふ 力も同じ力なりけり |
御光話録 7 S24. 3. 6 |
|
まちのぞむ めしやのちからもわがふるう ちからもおなじちからなりけり 待ち望む メシヤの力もわが揮ふ 力も同じ力なりけり |
地上天国 4 S24. 3. 6 |
救主降臨 五六七教会 春季大祭 |
まちばたの わかぎのさくらさきいでて ゆききのわれのほをゆるませぬ 街端の 若木の桜咲きいでて ゆききの吾の歩をゆるませぬ |
山と水
0545 S 7. 3.16 |
桜 |
まちまちの うしろはうみかふゆかもめ なくこえみだれあさけにふるう 町々の 後は海か冬鴎 鳴く声みだれ朝気にふるう |
山と水 0681 S 8.**.** | 品 川 (品川町) 新東京を詠む |
まちわびし ことしのよきひきたりけり いざはらおびをかたくしめなん 待ちわびし 今年のよき日来りけり いざ腹帯を固く締めなむ |
「光」 43 S25. 1. 1 |
新年随詠 |
まちわびし ことしのよきひきたりけり いざはらおびをかたくしめなん まちわびし 今年のよき日来りけり いざ腹帯を固く締めなむ |
光宝会資料 S25. 1. 1 |
新年御歌 祭典時08 |
まちわびし ことしのよきひはきたりけり いざはらおびをかたくしめなん 待ちわびし 今年のよき日は来りけり いざ腹帯を固く締めなむ |
地上天国13 S24.12.21 |
大浄化 |
まちわびし てんごくらくどはわれらすむ このちのうえにうちたつるなり 待ち佗びし 天国楽土は吾等住む 此地の上に打ち樹つるなり |
明麿近詠集 S16. 1.22 |
086 |
まつあおく うみむらさきのまえにして しろきはうめかわがへやのまど 松青く 海紫の前にして 白きは梅かわが部屋の窓 |
明麿近詠集 S21. 2.22 |
215 |
まつがえの かげいりみだれにわのもを しろじろてらしぬこよいまんげつ 松ケ枝の 影入りみだれ庭の面を 白じろ照らしぬ今宵満月 |
山と水
0148 S 6. 7. 6 |
月の光 |
まつがえの みどりのいろにすけてみゆ はなのさかりはこよなくよろし 松ケ枝の 緑の色にすけてみゆ 花のさかりはこよなくよろし |
山と水
0793 S 8. 3.10 |
桜の頃 |
まつかげの みぎわのすなにしおのかを したしみながらしばしやすらう 松かげの 汀の砂に潮の香を したしみながら少時やすらう |
山と水
0179 S 6. 8.15 |
海 |
まつたけの かおりくりやをながれきつ われがみかくのいよよつのるも 松茸の 香り厨をながれ来つ われが味覚のいよよつのるも ※厨=料理をこしらえる所。台所。 |
山と水
1012 S 8.11.16 |
松 茸 |
まつなみきが おとすはだらのごごのひを ゆあみつこうまらとおみゆくかも 松並木が おとすはだらの午後の陽を 浴みつ仔馬ら遠みゆくかも |
山と水
1121 S 9. 6. 1 |
青 |
まつのこずえも そらもまなこにしみつきぬ さんねんたちしにかいのわがへや 松の梢も 空も眼にしみつきぬ 三年たちし二階のわが部屋 |
山と水
1039 S 9. 1. 5 |
わが家 |
まつのはに たまるしずくのはらはらと はりどにあたりぬあめやみたらし 松の葉に たまる雫のはらはらと 玻璃戸にあたりぬ雨やみたらし ※玻璃戸=ガラス戸 |
山と水
0815 S 8. 4.10 |
雨の日 |
まつのはは はりのごとしもつきかげに きらめきにつつよぞらあかるき 松の葉は 針の如しも月光に きらめきにつつ夜空明るき |
山と水
0457 S 7. 1.15 |
梵 鐘 |
まつのまに しらじらみゆはしらうめか さくらにもやとしばしまどいぬ 松の間に 白じらみゆは白梅か 桜にもやと少時まどいぬ |
明麿近詠集 S21. 3.13 |
273 春の訪れ |
まつのみが あおあおとしてただめだち おかもののももふゆゆきわたる 松のみが 青あおとしてただ目立ち 丘も野の面も冬ゆきわたる |
山と水
0342 S 6.11. 6 |
初 冬 |
まつぶさに いかにりをときつくすとも しるしなければひとはたらわじ ま備さに 如何に理を説き尽すとも 徴しなければ人は足らわじ |
御讃歌集 204 |
最後の救 |
まっぽうの よをうちきりとなしあたらしき よをつくるこそわがしめいなる 末法の 世を打切りとなし新しき 世を作るこそ我使命なる |
地上天国48 S28. 5.25 |
|
まつやまの あおさもかすみたちてより ところどころのうすらいにける 松山の 青さも霞たちてより ところどころのうすらいにける |
山と水
0473 S 7.**.** |
春の山 |
まつやまの おだかきおかのしゃめんには あきのまひるのかげけぶらえる 松山の 小高き丘の斜面には 秋の真昼の光けぶらへる ※けぶる(烟る)=輪郭がかすんで、ほのかにみえる。かすんで美しくみえる。 |
山と水
0328 S 6.11. 1 |
筑波紀行 |
まつりごと ただしくなされもろびとの えらぎよろこぶみろくせいだい 政り事 正しくなされ諸人の 歓ぎ喜ぶ五六七聖代 |
明麿近詠集S22. 1. 8 | 302 新世界 |
まてんろうがつぎつぎにたつ ひんじゃくなよみせしょうにんがふえるのと たいしょうしてみる 摩天楼が次々に建つ 貧弱な夜見世商人が殖えるのと 対照してみる |
山と水
0249 S 6. 9.20 |
社 会 |
まどがならんでまっくろだ ときどきほたるらしい ひかりのせん 窓が並んで真つ黒だ 時々蛍らしい 光の線 |
山と水
0581 S 7. 5.25 |
夜汽車 |
まどらなる つきのおもわのとうとけれ あおげばなやみのとけもするなり 円らなる 月の面わの尊とけれ 仰げばなやみの解けもするなり |
山と水
0253 S 6.10. 6 |
月 |
まどろまん みみにひそけししずもれる いでゆのよるをしゃみのねのする まどろまむ 耳にひそけし静もれる 温泉の夜を三味の音のする |
山と水
0518 S 7. 3.10 |
熱 海 |
まながいに みょうじんみょうじょうそそりたち さながらにみゆわがにわのやま まながひに 明神明星聳り立ち さながらに見ゆ我庭の山 |
地上天国51 S28. 8.25 |
箱根の夏15 |
まながいの やまはちかみてみゆるなり いやすみきらうあきばれのあさ まながひの 山は近みて見ゆるなり いや澄みきらう秋晴れの朝 |
地上天国53 S28.10.25 |
箱根の秋12 |
まながいの やまふところはひにあかく だんだんばたけはすでにはるなり まながいの 山ふところは日に明く だんだん畑はすでに春なり |
山と水
0919 S 8. 8.20 |
小春日 |
※まながい(まなかい、目交い)=目の前。まのあたり。 | ||
まなこひらき はかいのうらにそうぞうの つちをふるわすみわざみられよ 眼開き 破壊の裏に創造の 槌を揮はす神業見られよ |
御讃歌集 (改)434 |
無題歌 |
まなこひらき わがわざをみよよのたれも しらぬことどもばかりなりける 眼ひらき 吾業を見よ世の誰も 知らぬ事どもばかりなりける |
御讃歌集 (改)223 |
大経綸 |
まなこひらき わがわざをみよよのだれも しらぬことどもばかりなるらん 眼開き 我業を見よ世の誰も 知らぬ事どもばかりなるらん |
祭典時 S26. 2. 5 |
立春御詠08 |
まなこやさしく おもかがやけるかれとなりぬ めしやのすくいをかかぶりてより 眼優しく 面輝ける彼となりぬ メシヤの救を蒙ぶりてより ※蒙ぶり=こうむり |
地上天国24 S26. 5.25 |
|
まなばずて いかならんこともまつぶさに みかみおしゆるわれにぞありける 学ばずて 如何ならむ事もま細さに 御神教ゆる吾にぞありける |
地上天国24 S26. 5.25 |
|
まにのたま にょいのほっしゅをそなえまし さんがいばんれいすくはせたもう 麻邇の玉 如意の宝珠をそなえまし 三界万霊救はせ給う |
御讃歌集 112 |
三尊の 彌陀 |
まのふちに しずまんとするあだびとに さちとよろこびあたうわれはも 魔の淵に 沈まんとする仇人に 幸と歓び与ふ吾はも |
明麿近詠集 S21. 3. 6 |
252 吾 |
まはだかの いわそれぞれにこけごろも つけてかがようかみぞののなつ 真裸の 岩それぞれに苔衣 着けてかがやう神苑の夏 |
地上天国51 S28. 8.25 |
箱根の夏32 |
まばらさく さくらのはなのまさおなる そらにうかめるわかぎはさみし まばら咲く 桜の花の真青なる 空に浮かめる若木はさみし |
山と水
0549 S 7. 3.16 |
桜 |
まひるびの あかるきみよにいかにして かくしごとなどよもあらめやは 真昼日の 明るき御代に如何にして 隠し事などよもあらめやは |
御讃歌集 228 |
夜の終り |
まひるまの あかるきみよにいかにして かくしごとなどよもあらめやは 真昼間の 明るき御代に如何にして 隠事などよもあらめやは |
御讃歌集 (改)035 |
れいめい 黎 明 |
まひるまの ひかりにてらされよるのもの みなほろびゆくさまをしるなり 真昼間の 光に照され夜のもの みな滅びゆく状をしるなり |
明麿近詠集 S20. 2.14 |
196 熱 海 |
まほかたほ なみまにみえてゆうゆうと はねうちかえしうみどりまえる 真帆片帆 波間に見えて悠いうと 羽うちかへし海鳥舞える ※真帆=順風を受けて十分に張った帆。 ※片帆=横風を受けて帆走するために、帆を斜めに片寄らせて張ること。 |
山と水
0175 S 6. 8.15 |
海 |
まめひとの まことごころにほとばしる こえぞせかいのうごかざらめや 信徒の 誠心に迸しる 声ぞ世界の動かざらめや |
S26. 3.18 | 春季大祭 御歌08 |
まめひとの まことごころにほとばしる こえぞせかいのうごかざらめや 信徒の 誠心に迸しる 声ぞ世界の動かざらめや |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を寿がれた御歌 |
まめひとよ やがてまなこをみはるらん しぐみのふたをひらくるあかとき 信徒よ やがて眼を瞠るらむ 仕組の蓋を開くるあかとき |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌13 |
まめひとら うれしうれしのこえあげて よろこびあわんときぞちかめる 信徒ら 嬉し嬉しの声挙げて 喜び合はん時ぞ近める |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌16 |
まよわずて われにだかれよたちまちに てんごくらくどにすくわるるなり 迷はずて 吾に抱かれよ忽ちに 天国楽土に救はるるなり |
「栄光」
228 S28. 9.30 |
|
まるくすがなんだ むっそりーにがなんだ ぶらんこのりょうたんのゆうれいではないか マルクスが何だ ムツソリーニが何だ ブランコの両端の幽霊ではないか |
山と水
0244 S 6. 9.20 |
社会と 思想 |
まるくすのりろんをやぶるりろんができないくにに はかせがなんぜんいんいることよ マルクスの理論を破る理論が出来ない国に 博士が何千人居る事よ |
山と水
0246 S 6. 9.20 |
社会と 思想 |
まるくすも れーにんとてもきりすとの まえにひれふすときぞきぬらむ マルクスも レーニンとてもキリストの 前に鰭伏す時ぞ来ぬらむ |
明麿近詠集 S24. 6.17 |
471 最後の日 |
まるのうちの まつまをひらめくじどうしゃの らいとのひすじもやにきえにつ 丸の内の 松間をひらめく自動車の ライトの灯筋靄に消えにつ |
山と水
0233 S 6. 9.20 |
秋(一) |
まるまどの そとはしいがきあおあおと しげらいてかぜわがへやをすぐ 丸窓の 外は椎垣あおあおと 茂らいて風わが部屋をすぐ |
山と水
0833 S 8. 5.10 |
初 夏 |
まるまどを さすつきかげにひをけせば たかむらのかげすみえのごとし 丸窓を 射す月光に灯を消せば 篁のかげ墨絵のごとし ※篁=竹の林。竹やぶ。 |
山と水
0258 S 6.10. 6 |
月 |
まるまるがえらいからつづくんじゃない あとがまがみあたらないからなんだ ○○が偉いからつづくんじやない 後釜が見当らないからなんだ |
山と水
0804 S 8. 3.18 |
世を観る |
まるまるというばいきん こいつをさっきんするやくざいはないのか ○○といふ黴菌 コイツを殺菌する薬剤はないのか |
山と水
0778 S 8. 3.10 |
インテリ |
まろらかな みぎわのいしによくつきし ビロードごけのみずにあおしも まろらかな 汀の石によくつきし 天鵞絨苔の水に青しも |
山と水
0530 S 7. 3.10 |
苔 |
まんがんの ふみよまずともねんずれば まことのちえをたもうかんのん 万巻の 書籍読まずとも念ずれば 真の知恵を賜う観音 |
御讃歌集 024 |
救世之光 |
まんねんの ゆきいわひだにしろじろと あるぷすれんざんひにかがよえる 万年の 雪岩襞に白じろと アルプス連山陽にかがよえる |
山と水
0410 S 6.12.25 |
雪 |
114首