――― 岡 田 自 観 師 の 御 歌 集 ―――

 

御     歌

原   典

めいげつの こよいいずこにながめんと とつおいつしつまちさすらいぬ
明月の 今宵いづこに眺めんと とつおいつしつ町さすらいぬ
※とつおいつ=(取りつ置きつ)あれこれ思い迷って決心のつかないさま。
山と水 0152
S 6. 7. 6
月の光
めいしんの おうじゃはいがくとしるなれば はやすくわれししるしなりける
迷信の 王者は医学と知るなれば 早や救われし証なりける
「栄光」 254
S29. 3.31
 
めいしんの かがくぶんめいうちやぶり われたつるなりしんのぶんめい
迷信の 科学文明打ち破り 吾樹つるなり真の文明
地上天国31
S26.12.25
 
めいしんの ゆいぶついがくにいのちまかす ひとこそよにもあわれなりけり
迷信の 唯物医学に命委す 人こそ世にも哀れなりけり
地上天国31
S26.12.25
 
めいしんも よにかずあれどいがくほど おおいなるものほかにあらじな
迷信も 世に数あれど医学程 大いなるもの外にあらじな
「栄光」 244
S29. 1.20
 
めくらつんぼ さわにあるよをすくわんと かみはこうみょうはなつなりける
盲聾 沢にある世を救はんと 神は光明放つなりける
地上天国50
S28. 7.25
全集未収録
めさむれば いまみしゆめとあまりにも かけはなれたるいまにてありき
目さむれば 今見し夢とあまりにも かけ放れたる今にてありき
山と水 1114
S 9. 5.16
この頃
めしいほど はかなきものはよにあらじ ちかどのたからしるよしもなく
盲ほど 儚きものは世にあらじ 近処の宝知るよしもなく
御讃歌集
050
神の御光
めしいほど はかなきものはよにあらじ ちかどのたからしるよしもなく
盲ほど 儚きものは世にあらじ 近処の宝知る由もなく
御讃歌集
(改)136
しんおん
神 恩
めずらしき おおいしこいしにいろどれる わがひろにわをせきらくえんとなづけぬ
珍らしき 大石小石に彩れる わが広庭を石楽園と名づけぬ
明麿近詠集
S23. 9.15
363
石楽園
めずらしき かめがたいしやこけのむす いわおのうえにおいまつえだはる
珍らしき 亀形石や苔のむす 巌の上に老松枝はる
山と水 0054
S 6. 6.15
安房
歌紀行
めずらしき しぐみのふたをあけよとて かみのみこえはひにせきたまう
珍らしき 仕組の蓋を開けよとて 神の御声は日にせき給ふ
S26. 9.23 秋季大祭
御歌14
めずらしき ちじょうてんごくうちたつる かみのみわざのだいじょうかかな
珍らしき 地上天国打樹つる 神の御業の大浄化かな
明麿近詠集
S22. 1. 5
294
大浄化
めっきりと やまはあおみぬしとしとと きょうもあさよりはるのあめふる
めつきりと 山は青みぬしとしとと 今日も朝より春の雨ふる
山と水 1065
S 9. 2. 6
めっぽうの よをすくいますみちからは かんのんみょうちのみちからとぞおもう
滅法の 世を救います御力は 観音妙智の御力とぞ思う
御讃歌集
029
救世之光
めでたきは みろくのみよのはやすでに ちのれいかいにたちにけるなり
目出た〔芽出度〕きは ミロクの御代の早已に 地の霊界に建ちにけるなり
S27. 9.23 秋季大祭
御歌03
めでたきは みろくのみよのはやすでに ちのれいかいにたちにけるなり
芽出度きは ミロクの御代の早已に 地の霊界に建ちにけるなり
地上天国41
S27.10.25
 
めでたくも きょうふたまわりのあきまつり いわいつどえるよろこびのこえ
芽出度くも 今日二周りの秋祭 祝ひ集へる喜びの声
S26. 9.23 秋季大祭
御歌01
めでたくも しんせんきょうはようやくに なりてことほぐきょうのみまつり
目出た〔芽出度〕くも 神仙郷はやうやくに 成りて祝ぐ今日の御祭
美術館開館兼神仙郷完成記念祝賀式典御歌 01
S27. 6.15
めでたくも しんせんきょうはようやくに なりてことほぐきょうのみまつり
芽出度くも 神仙郷はやうやくに 成りて祝ぐ今日の御祭
地上天国37
S27. 6.25
 
めでたけれ おもうがままにてんごくの せっけいなりぬかみのまもりに
芽出度けれ 思ふがままに天国の 設計成りぬ神の守りに
「救世」58
S25. 4.15
天国大教会春の大祭
めにいらぬ かすみとなりぬさきみつる さくらのやまとなりきりてより
眼に入らぬ 霞となりぬ咲きみつる 桜の山となりきりてより
山と水 0544
S 7. 3.16
めにみえぬ かみのちからのあることを さとらしめんとてわれつとむなり
眼に見えぬ 神の力のある事を 悟らしめむとて吾努むなり
明麿近詠集
S24. 5.**
413
神の力
めにみえぬ かみのちからのあることを さとらしめんとわれつとむなり
眼に見えぬ 神の力のある事を 覚らしめんと吾努むなり
地上天国 2
S24. 3. 1
 
めにみえぬ かみのひかりのまざまざと めにうつるなりたまみがきなば
目に見えぬ 神の光のまざまざと 眼に映るなり魂磨きなば
御讃歌集
(改)259
光の道
めにみえぬ こんごうりきをわれふるい だいせんせかいをきよめぬくらむ
目に見えぬ 金剛力を吾揮ひ 大千世界を浄めぬくらむ
S28. 1. 1 新年御歌10
めにみえぬ こんごうりきをわれふるい だいせんせかいをきよめぬくらむ
目に見えぬ 金剛力を吾揮ひ 大千世界を浄めぬくらむ
地上天国45
S28. 2.25
新年御詠
めにみえぬ ちからをふるいよをすくう わがかみわざのくしびなるかも
眼に見えぬ 力を揮ひ世を救ふ わが神業の奇びなるかも
明麿近詠集S21. 3.18 276
和光同塵
めにみえぬ とうときにょいのみひかりを てらせばせかいはゆらぎはじめん
眼に見えぬ 尊き如意の御光を 照らせば世界は揺ぎはじめむ
箱根地上天国完成記念祭御歌 06
S28. 6.15
めにみえぬ とうときにょいのみひかりを てらせばせかいはゆらぎはじめん
眼に見えぬ 尊き如意の御光を 照らせば世界は揺ぎはじめむ
地上天国49
S28. 6.25
箱根地上天国完成記念祭御詠
めにみえぬ ひとつのたまがだいしぜんの めぐみによりてひととなるなり
眼に見えぬ 一つの魂が大自然の 恵みによりて人となるなり
箱根地上天国完成記念祭御歌 04
S28. 6.15
めにみえぬ ひとつのたまがだいしぜんの めぐみによりてひととなるなり
眼に見えぬ 一つの魂が大自然の 恵みによりて人となるなり
地上天国49
S28. 6.25
箱根地上天国完成記念祭御詠
めにみえぬ むげのこうみょうまくばりつ よをきよめますうづのみほとけ
目に見えぬ 無碍の光明間くばりつ 世を浄めますうづの御仏
※無碍=何ものにも妨げられないこと。
明麿近詠集S11. 5.** 031
美しき此世
めにみえぬ れいのげんばくはなたれん ときしさいごのひにぞあるなり
眼に見えぬ 霊の原爆放たれん 時し最後の日にぞあるなり
「栄光」 250
S29. 3. 3
 
めにみどり せせらぎのおとみみにしつ つゆのにわふむあさのひととき
目に緑 せせらぎの音耳にしつ 露の庭踏む朝のひととき
地上天国51
S28. 8.25
箱根の夏12
めにみみに たのしききょうのみまつりは みろくのみよぞしのばれにける
目に耳に 楽しき今日の御祭は 五六七の御代ぞ偲ばれにける
地上天国出来るまで10
S25. 9.21
めにみみに たのしききょうのみまつりは みろくのみよぞしのばれにける
目に耳に 楽しき今日の御祭は 五六七の御代ぞ偲ばれにける
光宝会資料
S25. 9.21
秋季大祭
御詠10
めにみみに たのしききょうのみまつりは みろくのみよぞしのばれにける
目に耳に 楽しき今日の御祭は 五六七の御代ぞ偲ばれにける
「栄光」 72
S25.10. 4
秋季大祭
御歌10
めにみゆる このうつしよはくらけれど はやれいかいはひのでのあかるさ
目に見ゆる 此現世は暗けれど はや霊界は日の出の明るさ
祭典時
S26. 2. 5
立春御詠05
めにみゆる ちからはかぎりあるなれど みえぬちからぞかぎりなきなり
目に見ゆる 力は限りあるなれど 見えぬ力ぞ限りなきなり
祭典時
S28. 1. 1
新年御歌09
めにみゆる ちからはかぎりあるなれど みえぬちからぞかぎりなきなり
目に見ゆる 力は限りあるなれど 見えぬ力ぞ限りなきなり
地上天国45
S28. 2.25
新年御詠
めにみゆる とくはまことのとくならじ みえぬとくこそかみにかよわめ
目に見ゆる 徳は真の徳ならじ 見えぬ徳こそ神に通はめ
御讃歌集
(改)248
善と悪
めにみゆる とくはまことのとくならじ みえぬとくほどかみにかよわん
眼に見ゆる 徳は誠の徳ならじ 見えぬ徳こそ神に通はむ
地上天国11
S24.10.20
正直と嘘
めにみゆる ひとのちからはかぎりあり みえぬむげんのちからぞかみなる
目に見ゆる 人の力は限りあり 見えぬ無限の力ぞ神なる
「栄光」 235
S28.11.18
 
めにみゆる ぶっしつにまよいめにみえぬ たましいわするるひとこそあわれ
眼に見ゆる 物質に迷ひ眼にみへぬ 魂忘るる人こそ哀れ
「栄光」 220
S28. 8. 5
 
めにみゆる もののみしりてめにみえぬ ものしらぬこそまことのめしいぞ
目に見ゆる もののみ知りて眼に見えぬ 物知らぬこそ真の盲ぞ
御讃歌集
(改)155
天国と
地獄
めにみゆる ものをうごかすちからこそ みえぬみかみのちからなりけり
眼に見ゆる ものを動かす力こそ 見えぬ御神の力なりけり
S26. 3.18 春季大祭
御歌11
めにみゆる ものをうごかすちからこそ みえぬみかみのちからなりけり
眼に見ゆる ものを動かす力こそ 見えぬ御神の力なりけり
地上天国23
S26. 4.25
春季大祭を寿がれた御歌

48首