――― 岡 田 自 観 師 の 御 歌 集 ―――

 

御     歌

原   典

みあぐれば はやしのかれえしょうきんの あちこちわたりゆくがめぐまし
見上ぐれば 林の枯枝小禽の あちこちわたりゆくが愛まし
※小禽=小鳥。
山と水 1045
S 9. 1. 5
冬 晴
みえますよと いうあべくんのこえのたぴ われはいちいちたちてまどくる
見えますよと 言ふ阿部君の声の度 吾はいちいち立ちて窓くる
地上天国48
S28. 5.25
嵯峨紀行09
みおもてを あしたゆうべにおろがみまつる ごとになやみはきえてゆくなり
御面を 朝夕べに拝み奉る 毎に悩みは消えてゆくなり
御讃歌集
017
観音下生
みおろせば こくえんはきついまきしゃは つきてるおかにさしかかりけり
見下ろせば 黒煙吐きつ今汽車は 月照る丘にさしかかりけり
山と水 0154
S 6. 7. 6
月の光
みかわしあったひとみはつめたかった おれのこころが このこころがなぜかよわぬか
見交はし合つた眸は冷たかつた 俺の心が 此心が何故通はぬか
山と水 0426
S 7.12.25
感 情
みぎによらず ひだりによらずなかみちを あゆむぞかんのんぎょうにかなえり
右に倚らず 左に偏らず中道を 歩むぞ観音行に適えり
御讃歌集
073
道歌(二)
みぎによらず ひだりによらぬなかみちを すすむひとこそいずのめのたま
右に寄らず 左に寄らぬ中道を 進む人こそ伊都能売の魂
S27. 3.23 春季大祭
御歌17
みぎひだり あらそうひとなどしらぬがに ききとたのしむかみのみこたち
右左 争ふ人等知らぬがに 嬉々と楽しむ神の御子たち
明麿近詠集S24. 6.17 445
神は十全
みぎひだり あらそうひとらしらぬがに ききとたのしむかみのみこたち
右左 争ふ人等知らぬがに 嬉々と楽しむ神の御子たち
地上天国 7
S24. 8.30
 
みぎひだり あらそうよをばしらぬがに かんきにいくるかみのしもべら
右左 争ふ世をば知らぬがに 歓喜に生くる神の僕等
御讃歌集
(改)343
安心立命
みじかひに はやおぐらかりくりやべに ゆうげのしたくかもののおとする
みぢか日に はや小暗かり厨べに 夕餉の仕度か物の音する
※厨=料理をこしらえる所。台所。
山と水 0986
S 8.10.10
冬近し
みじかびの そらをあおぎてふとわれの いまのゆとりにほほえみてけり
短か日の 空を仰ぎてふと吾の 今のゆとりにほほえみてけり
山と水 0386
S 6.12.23
暮近し
みずあおく かわますぐなりてっきょうを でんしゃはしりてあとしずかなり
水青く 川真直なり鉄橋を 電車走りてあと静かなり
山と水 0714
S 8.**.**
葛 飾
新東京を詠む
みずあかく もみじかかぶるたきのがわ むかしながらのあきのめいしょや
水あかく 紅葉かかぶる滝野川 昔ながらの秋の名所や
山と水 0692
S 8.**.**
滝野川
(紅 葉)
新東京を詠む
みずうてば はぎのしげみのさみだれぬ こよいのにわにつきいでよかし
水打てば 萩の茂みのさみだれぬ 今〔此〕宵の庭に月いでよかし
山と水 0928
S 8. 8.21
秋うごく
みずぎわに やなぎのかれはややにうき みずとりのむれわけおよぎゆくも
水際に 柳の枯葉ややに浮き 水鳥のむれ分け泳ぎゆくも
山と水 0362
S 6.11.10
落 葉
みずのもの うえさりげなにせいれいの おさむるはねにゆうひきらめく
水の藻の 上さりげなに蜻蛉の おさむる羽に夕陽きらめく
山と水 0232
S 6. 9.20
秋(一)
みずまけば いそいそとしてついあゆむ はとにみいりつあかるむこころ
水まけば いそいそとして啄あゆむ 鳩にみ入りつ明るむ心
山と水 1093
S 9. 3. 6
みすまるの いおつのひかりひにつきに かがやきませどめにうつらまじ
美須真留の 五百津の光日に月に 輝きませど眼に映らまじ
祭典時
S26. 2. 5
立春御詠14
みすまるの たまのひかりはひにつきに かがやきますなりまなこひらけよ
美須摩琉の 玉の光は日に月に 輝き増すなり眼開けよ
御讃歌集
(改)437
無題歌
※みすまるの玉=如意宝珠。観音様の身魂のこと。一般では古代の装身具。すばる。    
みずやそら まこものかぜもさやけかり なつのはじめのかすみがうらかな
水や空 真菰の風もさやけかり 夏のはじめの霞ケ浦かな
※真菰=イネ科の大形多年草。水辺に群生。稈(かん)の高さ約1.5メートル。
山と水 0080
S 6. 7. 1
水郷めぐり
みせんざん いとどながめのよきところ すいしょうせかいのかたつくらんとすも
弥仙山 いとど眺めの好き所 水晶世界の型造らんとすも
光宝会資料
S25. 3.**
光宝会大祭御歌13
みせんざん いとどながめのよきところ すいしょうせかいのかたつくらんとすも
弥仙山 いどと〔とど〕眺めの好き所 水晶世界の型造らんとすも
「救世」58
S25. 4.15
天国大教会春の大祭
※弥仙山=綾部市の北端にある大本教ゆかりの神山。「いどと」は原本の誤植と思われる。    
みぞがわに ものあらいいるおみなあり なつのゆうひにはぎのまあかき
溝川に 物洗いゐる女あり 夏の夕陽に脛のまあかき
山と水 0870
S 8. 6.19
夏の女
みたされないこころをかかえているらしいかれを しゅくふくしたい おれ
満されない心をかかえてゐるらしい彼を 祝福したい 俺
山と水 0641
S 7.**.**
このごろ
みだれさく しおんのはなにせいれいの ふたつみっつはいつもとまれる
みだれ咲く 紫苑の花に蜻蛉の 二つ三つはいつもとまれる
山と水 0617
S 7.12. 5
蜻 蛉
みちとせの かたきいわともかんのんの たまのおんてにうちひらくるならん
三千歳の 固き岩戸も観音の 玉の御手に打開くるならん
御讃歌集
034
天地開明
みちとせの ながきよるのよすみにけん ひのおおかみののぼりたまいて
三千歳の 長き夜の世すみにけむ 日の大神の昇り給ひて
S26. 6.15 日光殿落成記念祭01
みちとせの やみのとばりはあけはなれ こうみょうかがやくとうかいのしま
三千歳の 暗の帳は明け放れ 光明輝やく東海の島
明麿近詠集
S21. 2. 5
182
黎 明
みちとせを ふかくかくせしにょいのたま よにあらわるるときとなりぬる
三千歳を 深く隠せし如意の珠 世に現はるる時となりぬる
明麿近詠集
S24. 6.17
469
最後の日
みちのため よのためひとのためのみを ときじくおもうひとぞとうとき
道の為 世の為人の為のみを 非時思ふ人ぞ尊き
御讃歌集
(改)060
人の道
みちのため よのためひとのためのみを ときじくおもうまびととなれかし
道の為 世の為人の為のみを 非時おもう真人となれかし
御讃歌集
150
人の道
みちのべに さくはなにさえさだめあり とこにいけらるものもありせば
途の辺に 咲く花にさえ運命あり 床に活けらるものもありせば
明麿近詠集
S11. 5.**
040
玉川郷
みづみたま すさのをのかみにはじまりし わかはみくにのひかりなるらん
瑞御魂 素盞嗚神にはじまりし 和歌は御国の光なるらむ
※瑞御魂=大本教でいう月系統の神、素盞嗚尊をさす言葉。
山と水 0018
S 6. 6. 3
みとうせぬ までにしろじろさきみてる さくらのうえのそらのまあおき
見とうせぬ までに白じろ咲きみてる 桜の上の空のま青き
山と水 0537
S 7. 3.16
みどりこき やまのふもとにひろさわの いけすみきらうさがのよきかも
緑濃き 山の麓に広沢の 池澄みきらふ嵯峨野よきかも
地上天国48
S28. 5.25
嵯峨紀行29
みなきばむ やますそむらにいくほんの かきのきみえてみなうれあかき
みな黄ばむ 山裾村に幾本の 柿の木みえてみな熟れ赤き
山と水 0225
S 6. 9.20
秋(一)
みなぎらう はるひのなかやふすうしの つのにまつわるこちょうのかげはも
みなぎらう 春陽の中や臥す牛の 角にまつわる小蝶の影はも
山と水 0448
S 7. 1.15
みなれける たいこばしもよろしばいりんは えだこまやかにふゆぞらつづれる
見なれける 太鼓橋もよろし梅林は 枝こまやかに冬空つづれる
山と水 0701
S 8.**.**
城 東
(亀井戸)
新東京を詠む
みなれたる ろくごうがわもゆうもやの かかりてはるのけしきとなりぬ
見なれたる 六郷川も夕靄の かかりて春の景色となりぬ
山と水 0727 S 8.**.** 蒲 田
新東京を詠む
みのかぎり いなだあれけりああわれは いかにひどくのまよいさまさん
見の限り 稲田荒れけり嗚呼吾は 如何に肥毒の迷ひ覚まさむ
S28. 9.23 秋季大祭
御歌12
みのかぎり いなだあれけりああわれは いかにひどくのまよいさまさん
見の限り 稲田荒れけり嗚呼吾は 如何に肥毒の迷ひ覚まさむ
地上天国53
S28.10.25
秋季大祭
御詠
みのかぎり おちばささやきあうがにて きぎのしたかげかぜふきぬくる
見のかぎり 落葉囁き合ふがにて 木々の下かげ風吹きぬくる
山と水 0350
S 6.11.10
落 葉
みはるかす かぎりのあさのうなばらは はやしらじらとあかるみにける
見遥かす 限りの朝の海原は はや白々と明るみにける
S26. 6.15 日光殿落成記念祭08
みはるかす かれももばやしうすらにも かぎろいみえぬはるちかむるや
見はるかす 枯桃林うすらにも かぎろひ見えぬ春近むるや
明麿近詠集
S11. 2.21
010
春の訪れ
みはるかす じゅかいのはてにやわらかき せんをえがけるみょうじょうがたけ
見遥かす 樹海の涯に和かき 線を描ける明星ケ嶽
明麿近詠集
S23. 9.15
365
石楽園
みはるかす みょうじょうがたけうすぎぬを かかぶれるごとあめにけぶれる
見遥かす 明星ケ嶽薄絹を かかぶれる如雨にけぶれる
明麿近詠集
S24. 8.18
456
神仙郷
みはるかす ももやまあたりにぎわしく ほかげのみえてあたみよきかな
見はるかす 桃山あたり賑はしく 灯光の見えて熱海好きかな
明麿近詠集
S20. 2.14
199
熱 海
みはるかす やまのたたずまいまつのもり へいあんちょうのむかししのばゆ
見はるかす 山のたたずまひ松の森 平安朝の昔偲ばゆ
地上天国48
S28. 5.25
嵯峨紀行18
※見はるかす=はるかに遠くを見渡す。見はらす。    
みひかりを あびてゆかいぎのよこみちに それしわれはもすくわれにける
御光を 浴びてゆ懐疑の邪道に 外れし吾はも救はれにける
御讃歌集
(改)140
しんおん
神 恩
みまつりの きょうのうれしさみもたまも てんごくらくどにあそぶおもいすも
御祭りの 今日の嬉しさ身も魂も 天国楽土に遊ぶ思ひすも
御讃歌集
(改)108
斎き奉りて
みみちかく ひそひそかたるひとこそは こころゆるせぬひととおもいそ
耳近く ひそひそ語る人こそは 心許せぬ人と思いそ
地上天国11
S24.10.20
正直と嘘
みみちかく ひそひそかたるひとこそは こころゆるせぬひととおもいそ
耳近く ひそひそ語る人こそは 心ゆるせぬ人と思ひそ
御讃歌集
(改)243
善と悪
みめぐみに むくいまつらでおくべきや いきしこのみのさちをおもえば
御恵に 報い奉らでおくべきや 生きし此身の幸を思えば
御讃歌集
157
感謝報恩
みめぐみに むくいまつらでおくべきや いきしこのみのさちをおもえば
御恵に 酬ひ奉らでおくべきや 生きし此身の幸を思えば
御讃歌集
(改)044
吾救
はれぬ
みめぐみに むくゆすべなしひとのよの たからといえどかぎりありせば
御恵に 報ゆ術なし人の世の 宝といえど限りありせば
御讃歌集
162
感謝報恩
みめぐみに むすばれたりしえにしなれば すえのすえまでそいとげんとぞちかう
御恵に 結ばれたりし縁なれば 末の末迄添ひ遂げんとぞ誓ふ
御讃歌集
(改)444
結 婚
みめぐみの まんぶんいちにとどかねど まことのしるしうけさせたまえ
御恵の 万分一に届かねど 誠のしるし受けさせ給へ
御讃歌集
(改)047
吾救
はれぬ
みめぐみの まんぶんいちにとどかねど まことのみしるしうけさせたまえ
御恵の 万分一に届かねど 誠の御しるし受けさせ給え
御讃歌集
161
感謝報恩
みめぐりや もくぼじあたりかんじゃくの いえのたまたまあるがなつかし
三圍や 木母寺あたり閑寂の 家のたまたまあるがなつかし
山と水 0735
S 8. 3.10
向 島
新東京を詠む
みもしらぬ かずかずのひとすくわるる はなしなどききたらうこのよい
見も知らぬ 数かずの人救はるる 話など聞き足らう此宵
明麿近詠集
S17. 4.10
120
立 春
みもたまも うかとうせんのおもいすも せいせいだいにたちよもみれば
身も魂も 羽化登仙の思ひすも 晴々台に佇ち四方みれば
※羽化登仙=神仙思想で人間に羽が生えて仙人になり天に昇ること。
地上天国16
S25. 8.15
瑞雲天国
みもたまも かみにまかせばやすかりぬ ただならぬよのいまきつるとて
身も魂も 神に委せば安かりぬ ただならぬ世の今来つるとて
光宝会資料
S25. 1. 1
新年御歌
祭典時13
みもたまも かみにまかせばやすかりぬ ただならぬよのいまきつるとて
身も魂も 神に委せば安かりぬ ただならぬ世の今来つるとて
地上天国13
S24.12.21
大浄化
みもたまも かみのひかりにきよめられ てんごくにすむわれとなりける
身も魂も 神の光に浄められ 天国に住む吾となりける
御讃歌集
(改)111
斎き奉りて
みもたまも じょうれいをもてきよめます みわざぞまことのせんれいなりける
身も魂も 浄霊をもて浄めます 神業ぞ真の洗霊なりける
御讃歌集
(改)208
身魂磨き
みもたまも じょうれいをもてすくいます みわざとなえてひのせんれいという
身も魂も 浄霊をもて救ひます 御業称えて火の洗礼といふ
地上天国14
S25. 3.20
 
みもたまも すみきよまりしひとにして なやみのときもやすくこえなむ
身も魂も 澄み清まりし人にして 悩の時も安く越えなむ
御讃歌集
249
む が
無 我
みもたまも むしばむやくどくしらずして もとむるひとをみるぞかなしき
身も霊も 蝕ばむ薬毒知らずして 求むる人を見るぞ悲しき
明麿近詠集
S19. 2. 5
164
立春其他
みやげもの うるみせおおしゆのまちの みちにながらうほかげしたしも
みやげもの 売る店多し湯の町の 路に流らう灯光したしも
山と水 0513
S 7. 3.10
熱 海
みやしろに さいしてあおげばつくばやま いましくれなうみねみねのいろ
神社に 賽して仰げば筑波山 今しくれなふ峯みねの色
※賽する=賽銭をあげて拝む。神仏に願をかけ、成就したときにお礼参りをする。
山と水 0339
S 6.11. 1
筑波根
の秋
みやしろの とうみょうきりのおくにみえ とおなくかけのこえきこゆなり
神社の 灯明霧の奥に見え 遠鳴く家鶏の声きこゆなり
山と水 0373
S 6.12.23
暁の鶏声
みるかぎり もみじてりはうにっこうの やまよりやまはくれないのうず
見るかぎり もみぢ照り映ふ日光の 山より山は紅のうづ
山と水 0286
S 6.10.18
日光の秋
みるひとの くちをそろえてほめたたう しんせんきょうのてんごくのその
観る人の 口を揃えてほめたたふ 神仙郷の天国の苑
明麿近詠集
S24. 8.18
458
神仙郷
みるひとの こころごころにうつるなり ひとのこのよのよしとあしとは
観る人の 心ごころに映るなり 人の此世の善しと悪しとは
明麿近詠集
S23. 5.13
349
みろくしん たたえるきょうのみまつりに つどうまめひとのおもかがよえる
みろく神 讃える今日の御祭りに 集う信徒の面輝よえる
「救世」53
S25. 3.11
五六七祭
御歌
みろくとは ひみずつちのじゅんじょある まったきのよをいうにありけり
五六七とは 火水土の順序よき 完きの世を言ふにありけり
地上天国 4
S24. 3. 6
救主降臨
五六七教会
春季大祭
みろくとは ひみずつちのじゅんじょよき まったきのよをいうにありけり
五六七とは 火水土の順序よき完きの 世をいふにありけり
御光話録 7
S24. 3. 6
 
みろくとは ひみずつちのじゅんじょよき まったきのよをいうにぞありける
五六七とは 火水土の順序よき 完きの世をいふにぞありける
明麿近詠集
S24. 2.**
386
救主降臨
みろくのよ みえそむるともこころせよ まがはすきなくねらいつめおり
弥勒の世 見え初むるとも心せよ 曲は隙なく狙ひつめをり
明麿近詠集
S24. 2.**
381
救主降臨
みろくのよ みえそむるともこころせよ まがはすきなくねらいつめおり
弥勒の世 見え初むるとも心せよ 曲は隙なく狙ひつめ居り
御光話録 7
S24. 3. 6
 
みろくのよ みえそむるともこころせよ まがはすきなくねらいつめおり
弥勒の世 見え初むるとも心せよ 曲は隙なく狙ひつめをり
地上天国 4
S24. 3. 6
救主降臨
五六七教会
春季大祭
みんなおしだまってうすぐらいともしびにうかんでいる つかれきっているかお かお かお
みんなおし黙つてうす暗い灯に浮んでゐる 疲れきつてる顔 顔 顔
山と水 0576
S 7. 5.25
夜汽車
みんなはなしにこうふんしている おおひばちのひはまっかだ
みんな話に興奮してゐる 大火鉢の火は真赤だ
山と水 0607
S 7.11.20
炭 火
みんなみの こまどのそらにふくらめる うめのつぼみをみつあさげくう
みんなみの 小窓の空にふくらめる 梅の蕾を見つ朝餉食ふ
山と水 1058
S 9. 2. 6

85首