――― 岡 田 自 観 師 の 御 歌 集 ――― |
お ~おお
御 歌 |
原 典 |
題 |
おいしげる くさきのやぶをきりひらき はこねのやまにはなぞのつくりぬ 生ひ茂る 草木の薮を切りひらき 箱根の山に花苑つくりぬ |
明麿近詠集 S24. 5.13 |
402 天国の苑 |
おいしげる くさきのやぶをきりひらき はこねのやまにはなぞのつくりぬ 生ひ繁る 草木の薮を切りひらき 箱根の山に花苑つくりぬ |
光 17 S24. 7. 9 |
天国の苑 |
おいまつの こんもりあおきいただきの うえにひとひらたむろするくも 老松の こんもり青き頂の 上にひとひらたむろする雲 |
山と水
0456 S 7. 1.15 |
梵 鐘 |
おいまつの みきしもどけてりゅうのごと ぬれしきはだにあさひもえたつ 老松の 幹霜どけて龍のごと 濡れし木肌に朝日もえたつ |
山と水
1047 S 9. 1. 5 |
冬 晴 |
おううんの ただよううえにはろけくも はくあのみやどのかすみかかれる 桜雲の ただよう上にはろけくも 白亜の宮殿霞かかれる |
地上天国16 S25. 8.15 |
瑞雲天国 |
おううんの たなびくおくにえのごとく かすみにうかぶはくあのでんどう 桜雲の 靉びく奥に絵の如く 霞に浮か〔泛〕ぶ白亜の殿堂 |
御讃歌集 (改)373 |
瑞雲天国 (一) |
おううんを へだててかすみのえにうかむ このうつしよのしびてんきゅうはも 桜雲を へだてて霞の上に浮む 此現世の紫微天宮はも |
地上天国16 S25. 8.15 |
瑞雲天国 |
おうごんの おんみのかんのんいつきなば ぶっしつゆたかにつどうなりける 黄金の 御身の観音斎きなば 物質豊かに集うなりける ※斎き=神をまつる事、場所。 |
御讃歌集 016 |
観音下生 |
おうごんは ぶっしつのせいなりかんのんの たまのおんみはこがねなりける 黄金は 物質の精なり観音の 玉の御身は黄金なりける |
御讃歌集 015 |
観音下生 |
おうごんを なんじゅうおくももちてみばやと ときおりおもうわれのおかしさ 黄金を 何十億ももちてみばやと 時をりおもう吾のをかしさ |
山と水
1227 S10. 6.15 |
身辺詠 (二) |
おうしんの かんのんならでいかにして じゆうむげなるちからふるわめや 応身の 観音ならで如何にして 自由無碍なる力揮わめや |
御讃歌集 135 |
すくいのちから 救の力 |
おうしんの みろくにおわすやみすがたは おのこおみなのけじめとてなき 応身の 弥勒に在すや御姿は 男女の差別とてなき |
御讃歌集 113 |
さんぞんのみだ 三尊の彌陀 |
おお じんるいしをかざるぐうぞう なんとかがやかしいそんざいではあるよ オヽ 人類史を飾る偶像 何と輝やかしい存在ではあるよ |
山と水
0293 S 6.10.18 |
偶 像 |
おお ほしのめいめつ ちじょうじんるいによびかけるよう オヽ 星の明滅 地上の人類に呼びかけるよう |
山と水
0437 S 7. 1.18 |
動 く |
おおいなる いわのしゃめんのえにあかく もみじいろもえゆうひにたぎるも 大いなる 岩の斜面の上にあかく 紅葉色もえ夕陽にたぎるも |
山と水
0275 S 6.10.18 |
日光の秋 |
おおいなる かみのしぐみのいとちさき ひとのまなこになどうつらめや 大いなる 神の仕組のいと小さき 人の眼になど映らめや |
御光話録7 S24. 3. 6 |
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おおいなる かみのしぐみはいとちさき ひとのまなこになどうつらめや 大いなる 神の仕組はいと小さき 人の眼になど映らめや |
明麿近詠集 S24. 2.** |
396 救主降臨 |
おおいなる かみのしぐみはいまはしも いっさいばんゆうあらたむるなり 大いなる 神の仕組は今はしも 一切万有革むるなり |
「栄光」
236 S28.11.25 |
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おおいなる かみのしぐみはひにつきに めにはみえねどいやすすむなり 大いなる 神の仕組は日に月に 目には見へねどいや進むなり |
S29. 1. 1 | 新年御詠 祭典時04 |
おおいなる かみのしぐみはひにつきに めにはみえねどいやすすむなり 大いなる 神の仕組は日に月に 目には見へねどいや進むなり |
地上天国
57 S29. 2.25 |
新年御詠 |
おおいなる かみのちからによらずして などすくわめやこのしこのよは 大いなる 神の力に依らずして など救はめや此醜の世は |
御讃歌集 (改)166 |
だいしんぎょう 大神業 |
おおいなる かみのちからをみするとも あわれめしいのめにはうつらじ 大いなる 神の力を見するとも 哀れ盲の眼には映らじ※全集未収録 |
明麿近詠集 S24. 2.** |
394 救主降臨 |
おおいなる かみのちからをみするとも あわれめしいのめにはうつらじ 大いなる 神の力を見するとも 哀れ盲の眼には映らじ |
御光話録 7 S24. 3. 6 |
|
おおいなる かみのちからをみするとも あわれめしいのめにはうつらじ 大いなる 神の力を見するとも 哀れ盲の眼には映らじ |
地上天国4 S24. 3. 6 |
救主降臨 |
おおいなる かみのめぐみをうくみには いかならんよのきぬとてやすけし 大いなる 神の恵を受く身には 如何ならん世の来ぬとて泰けし |
明麿近詠集 S16. 1.22 |
079 |
おおいなる きぼうをいだきこつこつと はげむひとこそかみめでまさん 大いなる 希望を抱きコツコツと 励む人こそ神愛でまさむ |
地上天国43 S27.12.25 |
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おおいなる さちをたまわるみすくいに まなこをとずるひとのあわれさ 大いなる 幸を賜はる御救いに 眼を閉づる人の哀れさ |
明麿近詠集 S24. 9.20 |
481 善と悪 |
おおいなる さちをたまわるみすくいに まなこをとずるひとのあわれさ 大いなる 幸を賜はる御救いに 眼を閉づる人の哀れさ |
地上天国9 S24.10.25 |
|
おおいなる さちをたまわるみすくいに まなこをとずるひとのあわれさ 大いなる 幸を賜はる御救ひに 眼を閉づる人の哀れさ |
御讃歌集 (改)354 |
めしい 盲 |
おおいなる さばきのつぎにきたるもの そはかがやけるちじょうてんごく 大いなる 裁きの次に来るもの そは輝ける地上天国 |
明麿近詠集 S24. 6.17 |
475 最後の日 |
おおいなる しぐみといえどいとちさき かたよりはじまるものにぞありける 大いなる 仕組といへどいと小さき 型より始まるものにぞありける |
祭典時御詠 S28. 6.15 |
箱根地上天国完成記念祭 |
おおいなる しぐみといえどいとちさき かたよりはじまるものにぞありける 大いなる仕組といへどいと小さき型より始まるものにぞありける* |
地上天国49 S28. 6.25 |
箱根地上天国完成記念祭 |
おおいなる しぐみをふかくむねにひめ われもくもくとかむわざすすめん 大いなる 仕組を深く胸に秘め 吾黙々と神業進めん |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌12 |
おおいなる しめいにいくるわれにして ちからかぎりによぞすくわなん 大いなる 使命に生くる我にして 力限りに世ぞ救はなん |
明麿近詠集 S17.1223 |
126 還暦の歌 |
おおいなる しめいにいくるわれにして つきにあくがれはなをぞたのしむ 大いなる 使命に生くる吾にして 月にあくがれ花をぞ楽しむ |
明麿近詠集 S17. 4.10 |
113 立 春 |
おおいなる すくいのみてをのばすとも すがるよしなきめしいのおおき 大いなる 救の御手を伸すとも すがるよしなき盲の多き ※全集未収録 |
明麿近詠集S24. 5.** | 429 救ひの光 |
おおいなる すくいのみてをのばすとも みえぬめしいぞあわれなりけり 大いなる 救の御手をのばすとも 見えぬ盲ぞ哀れなりけり |
地上天国4 S24. 5.25 |
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おおいなる すくいのみてをのばせども みえぬめしいぞあわれなりけり 大いなる 救ひの御手をのばせども 見えぬ盲ぞ哀れなりけり |
御讃歌集 (改)260 |
光の道 |
おおいなる すくいのみわざにつかえまつる ひとこそおおきこころもてかし 大いなる 救の神業に仕へ奉る 人こそ大き心もてかし |
御讃歌集 (改)322 |
かいしん 戒 心 |
おおいなる すくいをわれによさしける かみのみむねのはかりしれずも 大いなる 救ひを吾に任しける 神の御胸の測〔計〕り知れずも |
S26.12.23 | 御聖誕祭 御歌03 |
おおいなる ちからをひめてもくもくと かくれしわれはいでなんとすも 大いなる 力を秘めて黙々と 隠れし吾は出でなんとすも |
地上天国42 S27.11.25 |
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おおいなる なやみのなかのこのくにに けだかくそびゆるふじのたかみね 大いなる 悩みの中の此国に 崇高く聳ゆる富士の高峰 |
御讃歌集 289 |
れいほう 霊 峰 |
おおいなる なやみをよそにけんせつの つちふるうなりかみのまめひと 大いなる 悩みを他に建設の 鎚揮ふなり神の信徒 |
地上天国17 S25.10.15 |
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おおいなる なやみをよそによろこびの つちふるうなりかみのまめひと 大いなる 悩みを他に喜びの 槌揮ふなり神の信徒 |
御讃歌集 (改)342 |
安心立命 |
おおいなる のぞみにいくるわれにして ちさきことにもこころくばるなり 大いなる 望みに生くる吾にして 小さき事にも心配るなり |
御讃歌集 274 |
吾 |
おおいなる のぞみにいくるわれにして ちさきことにもこころくばるなり 大いなる 望みに生くる吾にして 小さき事にも心配るなり |
御讃歌集 (改)422 |
吾 |
おおいなる のぞみにいくるわれにして なおいささなことをしあんずる 大いなる のぞみに生くる吾にして なほいささかな事をし案ずる |
山と水
0948 S 8. 9.12 |
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おおいなる のぞみにもゆるこころおさへ うつりゆくよをしずかにみつるも 大いなる 望みに燃ゆる心おさえ 移りゆく世を静に観つるも |
明麿近詠集 S21. 2.21 |
202 閑 日 |
おおいなる のぞみのためにいとちさき ことにもわれはこころおくなり 大いなる 望みの為にいと小さき 事にも吾は心おくなり |
御讃歌集 066 |
道歌(一) |
おおいなる のぞみのわけばあめつちも わがものとさえおもほゆもおかし 大いなる 望みの湧けば天地も わがものとさえ思ほゆもおかし |
山と水
1097 S 9. 4.16 |
思 ふ |
おおいなる ひかりとねつをもれもなく ゆたにめぐもうかんぜおんはも 大いなる 光と熱を漏れもなく 豊に恵もう観世音はも |
御讃歌集 031 |
ぐせのひかり 救世之光 |
おおいなる ひかりにふためきこくりゅうも くいあらたむるいまとなりける 大いなる 光にふためき黒龍も 悔い改むる今となりける |
祭典時 S29. 3.23 |
春季大祭 御詠15 |
おおいなる ひかりにふためきこくりゅうも くいあらたむるいまとなりける 大いなる 光にふためき黒竜も 悔ひ改むる今となりける |
地上天国
59 S29. 6.15 |
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おおいなる ふたつのちからあらそえる このうつしよもしぐみなるらめ 大いなる 二つの力争へる 此現世も仕組なるらめ |
地上天国21 S26. 2.25 |
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おおいなる ほしちにおちてかなしみと よろこびのこえちにみてるなり 大いなる 星地に墜ちて悲しみと 喜びの声地に充てるなり |
「栄光」
200 S28. 3.18 |
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おおいなる みめぐみたたえまめひとの ことほぎつどうきょうのみまつり 大いなる 御恵み讃え信徒の 祝ぎ集ふ今日の御祭 |
S27. 3.23 | 春季大祭 御歌03 |
おおいなる めしやのひかりとつくにに かがやきそむるときとなりぬる 大いなる メシヤの光外国に 輝き初むる時となりぬる |
S28. 9.23 | 秋季大祭 御歌05 |
おおいなる めしやのひかりとつくにに かがやきそむるときとなりぬる 大いなる メシヤの光外国に 輝き初むる時となりぬる |
地上天国53 S28.10.25 |
秋季大祭 御詠05 |
おおいなる めしやのみてにちのうえの いっさいばんゆうすくわるるらん 大いなる メシヤの御手に地の上の 一切万有救わるるらん |
「栄光」
241 S29. 1. 1 |
ハワイ本部 御生誕祭 |
おおいなる よのきりかえはひとのめに みえねどひにひにすすみゆくなり 大いなる 世の切替は人の眼に 見えねど日に日に進みゆくなり |
S27. 2. 5 | 立春祭 御歌18 |
おおいなる よのきりかえはひとのめに みえねどひにひにすすみゆくなり 大いなる 世の切替は人の眼に 見えねど日に日に進みゆくなり |
地上天国34 S27. 3.25 |
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おおいなる れきしのふしはちかよりぬ まなこひらきてよのさまをみよ 大いなる 歴史の節は近寄りぬ 眼開きて世のさまを見よ |
S28. 1. 1 | 新年御歌 04 |
おおいなる れきしのふしはちかよりぬ まなこひらきてよのさまをみよ 大いなる 歴史の節は近寄りぬ 眼開きて世のさまを見よ |
地上天国45 S28. 2.25 |
新年御詠 |
おおかたの めしいのまなこひらかんと ひかりまくばるわれにぞありける 大方の 盲の眼開かんと 光間配る吾にぞありける |
「栄光」
211 S28. 6. 3 |
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おおかみが えがくしぐみのえのぐなり いろとりどりのしゅぎてうものは 大神が 描く仕組の絵具なり 色とりどりの主義てうものは |
明麿近詠集 S24. 6.17 |
472 最後の日 |
おおかみの いさおしたかくほめたたう きよきことたまてんちにひびかん 大神の 勲し高く褒め讃ふ 清き言霊天地に響かむ |
S26. 3.18 | 春季大祭 御歌05 |
おおかみの いさおしたかくほめたたう きよきことたまてんちにひびかん 大神の 勲し高く褒め讃ふ 清き言霊天地に響かむ |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を寿がれた御歌 |
おおかみの おもきよさしはかしこくも しずのわがみにおわせたまえり 大神の 重き任さしは畏くも 賤のわが身に負わせ玉えり |
御讃歌集 268 |
われ 吾 |
おおかみの しぐみのおくのそのおくの またそのおくのおくぞとうとき 大神の 仕組の奥のその奥の 又その奥の奥ぞ尊き |
地上天国21 S26. 2.25 |
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おおかみの しぐみのおくのそのおくの またそのおくのおくぞとうとき 大神の 仕組の奥のその奥の 又その奥の奥ぞ尊き |
御讃歌集 (改)228 |
だいけいりん 大経綸 |
おおかみの しぐみのしばしのびぬれば みたまみがきてそなえせよかし 大神の 仕組のしばし延びぬれば 身魂磨きてそなへせよかし |
地上天国21 S26. 2.25 |
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おおかみの しぐみのしばしのびぬれば みたまみがきてそなえせよかし 大神の 仕組の暫し延びぬれば 身魂磨きて備へせよかし |
御讃歌集 (改)209 |
身魂磨き |
おおかみの しぐみはおくにおくのあり そのまたおくにおくぞあるなり 大神の 仕組は奥に奥のあり 其又奥に奥ぞあるなり |
「栄光」
184 S27.11.26 |
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おおかみの しらしめたまうけいりんを そのままかたればよろこびふるえん 大神の 知らしめ給ふ経綸を そのまま語れば喜びふるへん |
地上天国25 S26. 6.25 |
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おおかみの たまいしいのちをにんげんの つくりしいじゅつにすがるおろかさ 大神の 賜ひし命を人間の 造りし医術に縋る愚かさ |
「栄光」
162 S27. 6.25 |
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おおかみの つくりたまいしあめつちの やみにいつまでとざさるべしやは 大神の 造り給いし天地の 闇にいつまで閉ざさるべしやは |
御讃歌集 242 |
かいしん 改心 |
おおかみの つくりたまいしあめつちの やみにいつまでとざさるべしやは 大神の 造り給ひし天地の 闇にいつまで閉ざさるべしやは |
御讃歌集 (改)025 |
光明世界 |
おおかみの はかせたまいしこのつるぎ あだなすしこぐさうちきりはらわん 大神の 佩かせ給ひし此剣 仇なす醜草打伐り払はん |
明麿近詠集 S15.12.23 |
058 |
おおかみの ひかりあまねくかがよいて よみがえるらむもものたみぐさ 大神の 光遍く輝よいて 蘇るらむももの民草 |
御讃歌集 297 |
じょうちのわざ 浄地の業 |
おおかみの ひかりあまねくただよいて よみがえるなりもものたみぐさ 大神の 光遍く漂ひて 甦へるなり諸の民草 |
御讃歌集 (改)174 |
てんちかいめい 天地開明 |
おおかみの ひかりはいよよかがやいて まがかみふためくさまのおかしさ 大神の 光はいよよかがやひて 曲神ふためくさまの可笑しさ |
光宝会資料 S25. 1. 1 |
新年御歌 祭典時25 |
おおかみの ひかりはいよよかがやいて まがかみふためくさまのおかしさ 大神の 光はいよよかがやひて 曲神ふためくさまの可笑しさ |
地上天国13 S24.12.21 |
大浄化 |
おおかみの ふかきこころのいとちさき ひとのまなこになどうつらめや 大神の 深き心のいと小さき 人の眼になど映らめや |
山と水
0213 S 6. 9.16 |
或人達へ |
おおかみの ふかきしぐみのいまはしも めにまざまざとうつりみゆるも 大神の 深き仕組の今はしも 目にまざまざと映り見ゆるも |
地上天国31 S26.12.25 |
|
おおかみの ふかきしぐみはいかならん ひじりといえどしるよしもなき 大神の 深き仕組は如何ならむ 聖といへど知る由もなき |
明麿近詠集 S24. 5.18 |
430 神の仕組 |
おおかみの ふかきしぐみはいかならん ひじりといえどしるよしもなき 大神の 深き仕組みは如何ならむ 聖といへど知る由もなき |
御讃歌集 (改)224 |
だいけいりん 大経綸 |
おおかみの ふかきしぐみはいとしるく はこねあたみのうえにしらるる 大神の 深き仕組はいとしるく 箱根熱海の上に知らるる |
明麿近詠集 S24. 5.13 |
401 天国の苑 |
おおかみの ふかきしぐみはいとしるく はこねあたみのつちにしらるる 大神の 深き仕組はいとしるく 箱根熱海の土に知らるる |
光 17 S24. 7. 9 |
天国の苑 |
おおかみの ふかきしぐみはいかならん ひじりといえどしるよしもなき 大神の 深き仕組は如何ならむ 聖といえど知る由もなき |
地上天国8 S24. 9.25 |
|
おおかみの ふかきしぐみはいやはてに ゆめにもおもわぬこといづるらん 大神の 深き仕組はいやはてに 夢にも想はぬこと出づるらん |
明麿近詠集 S24. 5.** |
439 嵐の外 |
おおかみの ふかきしぐみはちいさなる まなこみはるもなどみゆべしや 大神の 深き仕組は小さなる 眼瞠るもなど見ゆべしや |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌11 |
おおかみの ふかきしぐみはちえやがく などもてわかるものにあらなき 大神の 深き仕組は智慧や学 などもて判るものにあらなき |
御讃歌集 (改)227 |
だいけいりん 大経綸 |
おおかみの ふかきしぐみはひとのちえ などもてさぐるすべさえもなき 大神の 深き仕組は人の智慧 などもて探るすべさへもなき |
地上天国21 S26. 2.25 |
|
おおかみの ふかきしぐみはもろびとの まなこにうつらぬものとしれかし 大神の 深き仕組は諸人の 眼に映らぬものと知れかし |
御光話録7 S24. 3. 6 |
|
おおかみの ふかきしぐみはもろびとの まなこにうつらぬものとしれかし 大神の 深き仕組は諸人の 眼に映らぬものと知れかし |
地上天国4 S24. 3. 6 |
救主降臨 |
おおかみの ふかきしぐみはもろびとの めにはうつらぬものとしれかし 大神の 深き仕組は諸人の 眼には映らぬものと知れかし |
明麿近詠集 S24. 2.** |
395 救主降臨 |
おおかみの ふかきみめぐみかしこみて ともしらがまでそいとげんかも 大神の 深き御恵み畏みて 友白髪まで添ひ遂げむかも |
御讃歌集 (改)445 |
結婚 |
おおかみの まにのちからによらざれば まがつかみにはかたんすべなし 大神の 麻邇の力に依らざれば 曲津神には勝たむすべなし |
御讃歌集 132 |
すくいのちから 救の力 |
おおかみの みまもりなくばいかにして さいごのとうげこえらるべしやは 大神の 御護りなくば如何にして 最後の峠越へらるべしやは |
地上天国23 S26. 4.25 |
|
おおかみの みめよりみればにんげんは ありよりちさきものとこそしれ 大神の 御眼より見れば人間は 蟻より小さきものとこそ知れ |
「栄光」
243 S29. 1.13 |
|
おおかみの みめよりみればにんげんは ばいきんよりもなおちさからん 大神の 御目より見れば人間は 黴菌よりもなほ小さからん |
地上天国51 S28. 8.25 |
|
おおかみの みわざといえどひとのみを つうじてよびとすくうにありける 大神の 御業といへど人の身を 通じて世人救ふにありける |
御讃歌集 (改)093 |
かみわざ 神 業 |
おおかみの よさしのままにすすむわざ ぜんとひにひにひろぎゆくなり 大神の 任さしのままに進む業 前途日に日にひろぎゆくなり |
「救世」58 S25. 4.15 |
天国大教会 春の大祭 |
おおかみの よさしのままにわれはいま いきとしいけるものみなすくわん 大神の 任しのままに吾は今 生きとし生ける物みな救はむ |
御讃歌集 (改)290 |
すくいのわざ 救ひの業 |
おおかみの よさせたまいしおもきにん われうべないてふるいたつなり 大神の 委せ給ひし重き任 吾うべなひて揮ひ起つなり |
光宝会資料 S25. 1. 1 |
新年御歌 祭典時46 |
おおかみの よさせたまいしおもきにん われうべないてふるいたつなり 大神の 委せ給ひし重き任 吾うべなひて揮ひ起つなり |
地上天国13 S24.12.21 |
大浄化 |
おおかみは あたみをえらみてんごくのかたつくるべうわれによさしぬ 大神は 熱海を選み天国の 型造るべう吾に任しぬ |
御讃歌集 (改)368 |
熱海 |
おおかみは あめつちももをすみきよめ すいしょうせかいをうちたてますらむ 大神は 天地諸を澄み清め 水晶世界を打樹てますらむ |
御讃歌集 260 |
水晶世界 |
おおかみは あめつちももをすみきよめ りそうせかいをうちたてますらん 大神は 天地諸を澄み浄め 理想世界をうち樹てますらむ |
御讃歌集 (改)178 |
理想世界 |
おおかみは いろとりどりのえのぐもて ちじょうてんごくのめいがえがかん 大神は 色とりどりの絵具もて 地上天国の名画描かむ |
明麿近詠集 442 |
嵐の外 |
おおかみは うずのかむわざひそやかに なさしめんとしてひとやえらみぬ 大神は 珍の神業ひそやかに 成さしめんとして牢獄えらみぬ |
地上天国16 S25. 8.15 |
|
おおかみは うずのかむわざひそやかに なさしめんとてひとやえらみぬ 大神は 珍の神業ひそやかに 成さしめんとて牢獄選みぬ |
御讃歌集 (改)401 |
ほうなん 法 難 |
おおかみは ときみつるまであまのとを ひらくみかぎをひめおかれませり 大神は 時満つるまで天の扉を 開く御鍵を秘めおかれませり |
御讃歌集 036 |
てんちかいめい 天地開明 |
おおかみは ひかりのみてげがれにし くにぐにくまなくきよめますらん 大神は 光の御手に穢れにし 国々隈なく浄めますらむ |
S28. 2. 4 | 立春祭 御歌05 |
おおかみは ひかりのみてげがれにし くにぐにくまなくきよめますらん 大神は 光の御手に穢れにし 国々隈なく浄めますらむ |
地上天国46 S28. 3.25 |
|
おおかみは われによさしぬもろもろの まがれるみちをたださんとして 大神は 吾に任しぬ諸々の 曲れる道を直さむとして |
S26. 3.18 | 春季大祭 御歌16 |
おおかみは われによさしぬもろもろの まがれるみちをなおさんとして 大神は 吾に任しぬ諸々の 曲れる道を直さむとして |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を寿がれた御歌 |
おおぐうぞうよ たいしゅうはおまえによってこきゅうし かんきし おどっている オヽ偶像よ 大衆はお前によつて呼吸し 歓喜し 踊つてゐる |
山と水
0291 S 6.10.18 |
偶 像 |
おおけなくも かみのしもべにえらばれし さちもいたつきがえにしなりけり おほけなくも 神の僕に選ばれし 幸も病きが縁なりけり |
御讃歌集 (改)102 |
やまい 病 |
おおけなしと おもえどしずのわがふせや まもらせたまえだいじのみほとけ おおけなしと 思えど賤の我伏屋 守らせ給え大慈の御仏 |
御讃歌集 176 |
みまつり 御祭 |
おおけなや かみのまもりのあつくして わがなすわざのひびにさかゆる おほけなや 神の守りの渥くして わが作す業の日日に栄ゆる |
明麿近詠集 S18. 2. 5 |
145 立 春 |
※おほ〔お〕けない=おそれ多い。 | ||
おおぜいの らいきゃくさりししずけさよ たばこのけむりふとみあげつつ 大勢の 来客去りし静けさよ 煙草の煙ふと見あげつつ |
山と水
1129 S 9. 7.23 |
心 |
おおぞらに かがやくつきとひのかげは せいかんのんのほっしゅなるらむ 大空に 輝く月と日の光は 聖観音の宝珠なるらむ |
御讃歌集 038 |
てんちかいめい 天地開明 |
おおぞらに けだかくそびゆるふじがねは ふかきしぐみのありとしらずや 大空に 崇高く聳ゆる富士嶺は 深き仕組のありと知らずや |
「栄光」185 S27.12. 3 |
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おおぞらに もりあがりもりあがりなだれおつる おおたきみあげてただうつろなり 大空に もり上りもり上りなだれおつる 大滝見上げてただうつろなり |
山と水
0883 S 8. 6.19 |
滝 |
おおぞらの そこいにふゆのつきさえて でんせんいくすじしもにひかれる 大空の 底ひに冬の月冴えて 電線いくすじ霜に光れる |
山と水
1176 S10. 2.10 |
冬の月 |
おおぞらの ひろきをあおぎておもうかな かぎりもしらぬおおみこころを 大空の 広きを仰ぎて憶ふかな 限りもしらぬ大御心を |
御讃歌集 (改)084 |
神の御心 |
おおたきを みあぐるめぢにきのつけば かばしらのごといわつばめとべる 大滝を 見上ぐる眼路に気のつけば 蚊柱のごと岩燕とべる |
山と水
1108 S 9. 4.16 |
燕 |
おおとうげ こえんすべなきこひつじの むれみちびかんすくいのちからに 大峠 越へむ術なき小羊の 群導かむ救ひの力に |
地上天国23 S26. 4.25 |
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おおとうげの さなかとなりてくやむとて すでにおそかりこころせよいま 大峠の 最中となりて悔むとて 已に遅かり心せよ今 |
地上天国23 S26. 4.25 |
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おおとねに なむほゆらぎのみえぬまで かわのながれのゆるくもあるかな 大利根に 並む帆ゆらぎの見えぬまで 川の流れのゆるくもあるかな |
山と水
0496 S 7. 2.25 |
霞 |
おおふじの ゆきくれないにひはそめぬ はじらうおとめのおもわにもにて 大富士の 雪くれないに日は染めぬ はじらう乙女の面わにも似て |
明麿近詠集 S11. 1. 1 |
004 元 旦 |
おおまえに ぬかずくごとになみだしぬ すくわれたりしこのみおもえば 大前に 額く毎に涙しぬ 救われたりし此身思えば |
御讃歌集 198 |
こうせい 更 生 |
おおまえに ぬかずくひとのさちこそは なににもかえぬたからなりけり 大前に 額く人の幸こそは 何にも代へぬ宝なりけり |
「栄光」
197 S28. 2.25 |
|
おおまえに ぬかづきおろがむこころこそ いわとひらけししるしなるらん 大前に 額き拝がむ心こそ 岩戸開けし徴しなるらむ |
御讃歌集 (改)109 |
いつきまつりて 斎き奉りて |
おおまえに ぬかづくごとになみだしぬ すくわれたりしこのみおもえば 大前に 額く毎に涙しぬ 救はれたりし此身思へば |
御讃歌集 (改)050 |
われすく 吾救はれぬ |
※大前=神または天皇の御前。 | ||
おおみたまは かみにましましみすがたは みほとけにませるせいかんのんかも 大霊魂は 神に在まし御姿は 御仏にませる聖観音かも |
御讃歌集 077 |
えんまんぐそく 圓満具足 |
おおみひかり いでまさんとすることしはも よのひとのめにうつらざらめや 大御光 出でまさんとする今年はも 世の人の眼に映らざらめや |
光宝会資料 S26. 1. 1 |
新年御歌 02 |
おおみひかり いでまさんとすることしはも よのひとのめにうつらざらめや 大御光 出でまさんとする今年はも 世の人の眼に映らざらめや |
岡田茂吉全集 S26. 1. 1 |
新年御歌 02 |
おおみわざ いよよひらくるよろこびは はるたつごとにふかまりゆくなり 大神業 弥よ開くる喜びは 春立つ毎に深まりゆくなり |
S27. 2. 5 | 立春祭 御歌03 |
おおみわざ いよよひらくるよろこびは はるたつごとにふかまりゆくなり 大神業 弥よ開くる喜びは 春立つ毎に深まりゆくなり |
地上天国33 S27. 2.25 |
|
おおみわざ ふかきしぐみはそこしらず ただみこころのままにまかせよ 大御業 深き仕組は底知らず 只御心のままに委せよ |
「救世」53 S25. 3.11 |
五六七祭 御歌 |
おおみわざ ふかきしぐみはそこしらず ただみこころのままにまかせよ 大御業 深き仕組は底知らず 只御心のままに委せよ |
光宝会資料 S25. 3.** |
光宝会大祭 御歌09 |
おおやしま そびゆるやまのいただきも ふかたにがわにもしぐみひめてし 大八洲 聳ゆる山の頂も 深谷川にも仕組秘めてし |
S27. 3.23 | 春季大祭 御歌16 |
おおよくととのっているへやだ ひやっとふれる したんのかくひばち おほよく整つてゐる部屋だ ひやつと触れる 紫檀の角火鉢 |
山と水
0606 S 7.11.20 |
炭 火 |
おおらかに あさもやのべーるかかぶりて ゆめとうかべるひがしやまはも 大らかに 朝靄のベ-ルかかぶりて 夢と浮べる東山はも |
地上天国48 S28. 5.25 |
嵯峨紀行 25 |
おか~
御 歌 |
原 典 |
題 |
おかつづく きょくせんいけにまうつりて ボートゆくあとしろきおをひく 丘つづく 曲線池にまうつりて 短艇ゆくあと白き尾を引く |
山と水
0675 S 8.**.** |
大 森 (洗足池) 新東京を詠む |
おかのうえ みあぐるそらをとんぼの ゆうふくかぜにもつれゆくなり 丘の上 みあぐる空を蜻蛉の 夕ふく風にもつれゆくなり |
山と水
0961 S 8. 9.18 |
赤蜻蛉 |
おかのうえに たてばあきはもさなかなり もりのとぎれにふじがねみゆる 丘の上に 佇てば秋はも最中なり 森のとぎれに富士ケ峯みゆる |
山と水
0972 S 8. 9.18 |
武蔵野をゆく |
おかのうえに ゆうひせにうけたてるわが かげのなかなるすすきひとむら 丘の上に 夕陽背にうけ立てるわが 影の中なる芒ひとむら |
山と水
0927 S 8. 8.21 |
秋うごく |
おきしろく あけはなれたりさざなみの みほのうらべにまつばらかすめる 沖白く 明け放れたり小波の 三保の浦辺に松原かすめる |
山と水
0673 S 8. 1. 1 |
勅題 朝の海 |
おきとおく ひとすじなみにうかべるは しまかあらずかしるによしなし 沖遠く 一條波に浮べるは 島かあらずか知るによしなし |
山と水
0187 S 6. 8.15 |
海 |
おきをまっぷたつにいとがきっている きてきがなみにきえてゆく 沖をまつ二つに糸がきつてゐる 汽笛が波に消えてゆく |
山と水
0491 S 7. 2.10 |
釣 |
おくいねの たるほにあきのかぜふきて おりおりざわめくおやまだのさと 晩稲の 垂穂に秋の風ふきて をりをりざわめく小山田の里 |
山と水
0322 S 6.11. 1 |
筑波紀行 |
おくちょうの こうふくうまんぶんめいを つくるわれはもかみのまにまに 億兆の 幸福生まむ文明を 造る吾はも神のまにまに |
地上天国25 S26. 6.25 |
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おくちょうを すくわんとしておおいなる かみのみわざはあれしなりける 億兆を 救はむとして大いなる 神の御業は現れしなりける |
地上天国23 S26. 4.25 |
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おくやまの あきふかみけりさきみつる はぎみのひとのなきをおしみぬ 奥山の 秋ふかみけり咲きみつる 萩見の人のなきを惜しみぬ |
山と水
0594 S 7.10.12 |
秋 草 |
おごそかな かみのさばきにゆるさるる ひとにこそなれみたまきよめて 厳かな 神の審判に許さるる 人にこそなれ身霊清めて |
御讃歌集 222 |
大審判 |
おごそかな かみのさばきにゆるさるる ひとにこそなれみたまきよめて 厳かな 神の裁きに赦さるる 人にこそなれ身魂浄めて |
御讃歌集 (改)203 |
審判 |
おこないも こころもことばもうるわしき ひとこそてんごくてんにんなりける 行〔ひ〕も 心も言葉も美はしき 人こそ天国天人なりける |
美術館開館兼神仙郷完成記念 祝賀式典御歌14 S27. 6.15 |
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おこないも こころもことばもうるわしき ひとこそてんごくてんにんなりける 行ひも 心も言葉も美はしき 人こそ天国天人なりける |
地上天国38 S27. 7.25 |
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おしまれつ このよさりにしなれなりき はやてんごくのもんにいるらん 惜しまれつ 此世去りにし汝なりき はや天国の門に入るらむ |
御讃歌集 (改)453 |
きゅうれい 救 霊 |
おしみても なおあまりあるなれなれど かみのさだめはいかんともせんなし 惜しみても 尚余りある汝なれど 神の運命は如何とも詮なし |
御讃歌集 (改)455 |
きゅうれい 救 霊 |
おそろしき あらしのまえのしずけさを かたるがにみゆいまのよのさま 恐しき 嵐の前の静けさを 語るがに見ゆ今の世の状 |
「栄光」187 S27.12.17 |
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おそろしき このうつしよにありながら かみにたよらでなどやすかれや 恐しき 此現世にありながら 神に頼らでなど安かれや |
地上天国19 S25.12.25 |
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おそろしき さたんもだいばもようやくに わがぐんもんにくだるふしみゆ 恐ろしき サタンも提婆もやうやくに 我軍門に降る節見ゆ |
地上天国55 S28.12.25 |
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おそろしき ひどくめいしんこのどから きえてうまるるのうそんてんごく 恐ろしき 肥毒迷信此土から 消へて生まるる農村天国 |
地上天国55 S28.12.25 |
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おそろしき ものはかがくのめいしんと さとれよふこうをうむものなりせば 恐ろしき ものは科学の迷信と 覚れよ不幸を生むものなりせば |
「栄光」215 S28. 7. 1 |
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おそろしの ごうかはおちこちもえそめぬ やがてひとのよやきつくさんかも 恐ろしの 劫火は遠近燃え初めぬ やがて人の世焼き尽さんかも |
地上天国18 S25.11.25 |
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おちこちに ごーがんのえをみるがごと びわのはたけのひにかがよえる 遠近に ゴーガンの絵を見るが如 枇杷の畑の陽にかがよえる |
山と水
0059 S 6. 6.15 |
安房 歌紀行 |
おちこちに ちくりんみえてわがにわも たてばしずかにはるのあめふる をちこちに 竹林見えてわが庭面 立てば静かに春の雨降る |
地上天国48 S28. 5.25 |
嵯峨紀行 26 |
おちこちに もりくろぐろしふゆのひに あかがわらのやねみつよつひかるも をちこちに 森くろぐろし冬の陽に 赤瓦の屋根三つ四つ光るも |
山と水
0677 S 8.**.** |
大 森 (馬 込) 新東京を詠む |
おちこちの やまにしらくもきょらいする なつのやまぢのおもしろきかも 遠近の 山に白雲去来する 夏の山路のおもしろきかも |
山と水
0122 S 6. 7.15 |
ハルナ登山 |
おちこちゆ まことのまめひとよりつどい ことほぐきょうのみまつりぞよき 遠近ゆ 誠の信徒寄集ひ 寿ぐ今日の御祭ぞ佳き |
S26. 3.18 | 春季大祭 御歌04 |
おちこちゆ まことのまめひとよりつどい ことほぐきょうのみまつりぞよき 遠近ゆ 誠の信徒寄集ひ 寿ぐ今日の御祭ぞ佳き |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を寿がれた御歌 |
おちばかく おのこのかたのかれまつば ゆうひのなかにあざやかにみゆ 落葉掻く 男の子の肩の枯松葉 夕陽の中にあざやかに見ゆ |
山と水
0364 S 6.11.10 |
落 葉 |
おとたてて はるさめならぬあまおとに こころみだるるひもすがらなる 音立てて 春雨ならぬ雨音に 心みだるる日もすがらなる |
明麿近詠集 S11. 3.29 |
013 春の訪れ |
おどるひっとらー なぐるひっとらー けっとばすひっとらー 躍るヒットラー 殴るヒットラー 蹴つ飛ばすヒットラー |
山と水
0976 S 8. 9.18 |
今 |
おどろおどろ とおなるいかずちまだひびき くものはたてにいなずまひかる おどろおどろ 遠鳴る雷まだひびき 雲のはたてに稲妻光る |
山と水
0133 S 6. 8. 6 |
稲 妻 |
おのがいのち たすからんとしてさかしらに ほろぶるひとのおおきよなるも 己が生命 助からんとして逆しらに 滅ぶる人の多き世なるも |
御讃歌集 (改)359 |
めしい 盲 |
おのがくにの とうときものはめにいらず よそむくひとぞあわれなりける 己が国の 尊きものは眼に入らず 外むく人ぞ哀れなりける |
「栄光」178 S27.10.15 |
|
おのがじし もらるるさいにききとして ゆうげするこらほほえまいみつ おのがじし 盛らるる菜に嬉々として 夕餉する子らほほえまいみつ |
山と水
0767 S 8. 3. 1 |
子 |
おのがてで ろうごくつくりおのがみも なげいるひとぞあわれはかなき 己が手で 牢獄作り己が身も 投げ入る人ぞ哀れはかなき |
地上天国31 S26.12.25 |
|
おのがてに こうふくのつなたちきりて じごくにおつるひとのはかなさ 己が手に 幸福の綱断ち切りて 地獄に堕つる人のはかなさ |
地上天国54 S28.11.25 |
命の糧 |
おのがてに ろうごくつくりそのなかに くるしむひとぞあわれなりける 己が手に 牢獄作りその中に 苦しむ人ぞ哀れなりける |
御讃歌集 (改)152 |
天国と地獄 |
おのがみの かみにつくられたもしらで かみはこのよになしとうおろかさ 己が身の 神に造られたも知らで 神は此世に無しとう愚かさ |
御讃歌集 (改)335 |
せいしいちにょ 生死一如 |
おのこおみな かたくむすべばいかならん ことにもこらえてやすくゆくめり 男女 固く結べば如何ならむ 事にも耐へて安くゆくめり |
御讃歌集 (改)452 |
結婚 |
おのこにあらず おみなにもあらぬかんぜおん ぼさつのみわざをさとれかし 男にあらず 女にもあらぬ観世音 菩薩の御業を悟れかしみな |
地上天国11 S24.12.20 |
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おのこにも あらずおみなにもまたあらぬ かんのんこそはいずのめのかみ 男にも 非ず女にも亦あらぬ 観音こそは伊都能売神 |
御讃歌集 (改)018 |
いづのめのかみ 伊都能売神 |
おののきと おそれのはてしすがるとて かみはおんてをさしのべたまわじ 戦きと 恐れの果てし縋るとて 神は御手を差伸べ給はじ |
「栄光」
195 S28. 2.11 |
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おのもおのも まことごころにたちかえり かみのひかりにたまてらせかし おのもおのも 誠心に立還り 神の光に魂照らせかし |
御讃歌集 244 |
かいしん 改 心 |
おのもおのも まことごころにたちかえり かみのひかりにたまてらせかし 己も己も 誠心に立還り 神の光に魂照らせかし |
御讃歌集 (改)192 |
やみのよ 闇〔暗〕の世 |
おぼろよの さくらのしたをそぞろくる しろきおもわはそのひとなりけり おぼろ夜の 桜の下をそぞろくる 白き面わはその人なりけり |
山と水
0844 S 8. 5.16 |
春の夜 |
おみなありき としわかくしてうつくしく いなかへかえりぬいまいかにせし 女ありき 年若くして美しく 田舎へ帰りぬ今如何にせし |
山と水
1186 S10. 2.18 |
女 |
おみななれ いかにけはいをこらすとて さみしからずやほほえみなくば 女汝 いかに化粧をこらすとて 淋しからずや微笑なくば |
山と水
1184 S10. 2.18 |
女 |
おもいきや きりすともしゃかもしらざりき やまいとうもののそのみなもとは 思ひきや キリストも釈迦も知らざりき 病とうもののその源は |
地上天国50 S28. 7.25 |
|
おもいきや げんかさざめくいかほなり むかしのしずけさしのびてなみだす 思ひきや 絃歌さざめく伊香保なり むかしの静けさ偲びて涙す |
山と水
0115 S 6. 7.15 |
ハルナ登山 |
おもいきや こうとうがくふにまなびいる わこうどたちのふるうぼうりょく 思ひきや 高等学府に学びゐる 若人達のふるう暴力 |
「栄光」167 S27. 7.30 |
|
おもいきや しずのおのこのうつそみに やどかりたもうかんのんかしこし 思いきや 賤の男子の現身に 宿かり給う観音畏し |
御讃歌集 028 |
ぐせのひかり 救世之光 |
おもいきや ぶんかをつくるだいがくの きょういくぼうりょくつくるなりとは 思ひきや 文化を作る大学の 教育暴力作るなりとは |
「栄光」157 S27. 5.21 |
|
おもうこと いえぬよわさのまだあるか めしたのかれにいいよどみつつ 思うこと 言えぬ弱さのまだあるか 目下の彼にいひよどみつつ |
山と水
1169 S10. 1.10 |
吾 |
おもうこと かなうたまゆらひそかなる さみしさのわくこころとうもの おもう事 かなうたまゆらひそかなる さみしさの湧く心とうもの |
山と水
0843 S 8. 5.13 |
人の心 |
おもうこと ひとつひとつがはこびゆく そのたのしさにわれはいくなり 思ふ事 一つ一つが運びゆく そのたのしさに吾は生くなり |
山と水
1198 S10. 4.10 |
身辺詠 (一) |
おもうどち さんじゅうあまりのひとつれて ぼうしゅうにむけみやこたつけさ おもふどち 三十余りの人つれて 房州に向け都たつ今朝 |
山と水
0028 S 6. 6.15 |
安房 歌紀行 |
おもしろし ああおもしろしおにがしまの まつろうときのちかまるらしも 面白し あゝ面白し鬼ケ島の 服ふ時の近まるらしも |
明麿近詠集 S15.12.23 |
065 |
おもてには へいわをとなえそのうらに やいばをみがくよにぞありける 表には 平和を唱えその裏に 刃を磨く世にぞありける |
地上天国55 S28.12.25 |
|
およそよに あらんかぎりのびをあつめ さいおうてんごくのさまをうつさん 凡そ世に あらん限りの美を蒐め 最奥天国の状を映さむ |
S27. 3.23 | 春季大祭 御歌07 |
およそよに つよきはおのれをうちわすれ ただしきみちをつらぬくひとなり 凡そ世に 強きは己を打忘れ 正しき道を貫く人なり |
御讃歌集 145 |
人の道 |
およそよに つよきはおのれをうちわすれ ただしきみちをつらぬくひとなり およそ世に 強きは己を打忘れ 正しき道を貫く人なり |
御讃歌集 (改)061 |
人の道 |
およそよに はかなきものはえいゆうの なにうたわれしひとのさだめか 凡そ世に 儚きものは英雄の 名に謳はれし人の運命か |
「栄光」
200 S28. 3.18 |
|
おりおりに いなずまひかりうちあおぐ そらにくもあしいとはやきかも をりをりに 稲妻光りうちあほぐ 空に雲足いとはやきかも |
山と水
0132 S 6. 8. 6 |
稲 妻 |
おれにてっついをくだしたかれを どうしてもにくめない よわさ 俺に鉄槌を下した彼を どうしても憎めない 弱さ |
山と水
0421 S 6.12.25 |
憤 る |
おれのこる かれあしさむくいけにうつる そらにいとひくみずまわしむし 折れ残る 枯葦寒く池にうつる 空に糸引く水まはし虫 |
山と水
0229 S 6. 9.20 |
秋(一) |
おれはおまえをみるごと そのゆーもらすなすがたに いつもほほえみをきんじえない かまきりよ 俺はお前を見る毎 其ユーモラスな姿に いつも微笑を禁じ得ない 蟷螂よ |
山と水
0210 S 6. 9.16 |
|
おろかなる さがもつかれのいぶかしさ ほのてんさいのひらめきもありて 愚かなる 性もつ彼のいぶかしさ ほの天才の閃きもありて |
山と水
0392 S 6.12.23 |
彼の横顔 |
おろかなる ひととはあくなるたねをまき かりとるなやみしらぬにぞある 愚かなる 人とは悪なる種を蒔き 刈りとる悩み知らぬにぞある |
御讃歌集 (改)353 |
めしい 盲 |
おろかなる ひととはあくのたねをまき かりとるなやみしらぬひとなる 愚なる 人とは悪の種を播き 刈りとるなやみしらぬ人なる |
明麿近詠集 S24. 9.20 |
485 善と悪 |
おろかなる ひととはあくのたねをまき かりとるなやみしらぬひとなる 愚なる 人とは悪の種を播き 刈りとるなやみしらぬ人なる |
地上天国 9 S24.10.25 |
|
おんながぐっすりねむっている まだわかい いってやろうか そのいぎたなさ 女がぐつすり眠つてゐる まだ若い 言つてやらうか そのいぎたなさ |
山と水
0577 S 7. 5.25 |
夜汽車 |
おんりえど きよめきよみてあたらしき たのしきみよをつくるかむわざ 厭離穢土 清め浄みて新しき 楽しき御代を造る神業 |
明麿近詠集 S24. 5.18 |
432 神の仕組 |
おんりえど きよめきよみてあたらしき たのしきみよをつくるかむわざ 厭離穢土 清め浄みて新しき 楽しき御代を造る神業 |
地上天国8 S24. 9.25 |
|
おんりえど すみきよめられあたらしき たのしきみよはあれなんとすも 厭離穢土 澄み浄められ新しき 楽しき御代は現れなむとすも |
御讃歌集 (改)299 |
地上天国 |
※厭離穢土=けがれた現世を嫌って離れること。えんりえど。 |
221首