――― 岡 田 自 観 師 の 御 歌 集 ――― |
ち
御 歌 |
原 典 |
題 |
ちいさなる かがくのせかいにとじこまれ だいせんせかいのみえぬあわれさ 小さなる 科学の世界に閉じ込まれ 大千世界の見えぬ哀れさ |
「栄光」232 S28.10.28 |
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ちいさなる がくりをもちておおいなる しぜんのことわりはかりえらめや 小さなる 学理をもちて大いなる 自然の理計り得らめや |
地上天国54 S28.11.25 |
命の糧 |
ちいさなる こころをすてよためしなき おおいなるみわざにたずさわるみは 小さなる 心を捨てよ例しなき 大いなる神業に携さはる身は |
地上天国22 S26. 3.25 |
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ちいさなる てんごくなれどやんがてに とつくにびとまであくがれつどいこん 小さなる 天国なれどもやんがてに 外国人まで憧れ集い来ん |
「栄光」
163 S27. 7. 2 |
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ちいさなる ひとのまなこにうつらめや おおあめつちをただすしぐみの 小さなる 人の眼に映らめや 大天地を釐す仕組の |
御讃歌集 070 |
道歌(二) |
ちいさなる ひとのまなこにうつらめや おおあめつちをただすしぐみの 小さなる 人の眼に映らめや 大天地を正す仕組の |
御讃歌集 (改)220 |
大経綸 |
ちいさなる まなこをもちておおいなる かみのしぐみのわからざらめや 小さなる 眼をもちて大いなる 神の仕組のわからざらめや |
S26. 3.18 | 春季大祭 御歌17 |
ちいさなる まなこをもちておおいなる かみのしぐみのわからざらめや 小さなる 眼をもちて大いなる 神の仕組のわからざらめや |
地上天国23 S26. 4.25 |
春季大祭を寿がれた御歌 |
ちいさなる まなこをもてるはかなさは おおいなるみちみうしなうなり 小さなる 眼をもてる儚さは 大いなる道見失うなり |
御讃歌集 072 |
道歌(二) |
ちいさなる まなこをもてるはかなさは おおいなるみちみうしなうなり 小さなる 眼をもてる儚なさは 大いなる道見失ふなり |
御讃歌集 (改)148 |
世に処して |
ちえやがく いかにありとてわかるまじ かみのしぐみのおくのおくがは 智慧や学 如何にありとて判るまじ 神の仕組の奥の奥がは |
御讃歌集 (改)291 |
救ひの業 |
ちかけんか いずれにしてもよのれべるに のらざるすがたかれにみるなり 痴か賢か いづれにしても世のレベルに 乗らざる姿彼に見るなり |
山と水
0390 S 6.12.23 |
彼の横顔 |
ちかみくる ただしきみよをしらずして いまだまがことたくむあわれさ 近み来る 正しき御代を知らずして 未だ曲事企む哀れさ |
御讃歌集 256 |
かくせい 覚 醒 |
ちかみくる ただしきみよをしらずして いまだまがことたくむあわれさ 近み来る 正しき御世を知らずして 未だ曲事企む哀れさ |
御讃歌集 (改)318 |
かいしん 戒 心 |
ちからなき あいはばんにんすくえまじ まがつのちからにかてねばなりけり 力なき 愛は万人救へまじ 曲津の力に勝てねばなりけり |
「栄光」214 S28. 6.24 |
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ちからなき みにしあれどもかかぶれる かんのんりきによびといやさむ 力無き 身にしあれども蒙ぶれる 観音力に世人医さむ ※蒙ぶる=被(こう)むる。 |
御讃歌集 160 |
感謝報恩 |
ちからなき みにしあれどもみちのため つくさせたまえいずのめのかみ 力なき 身にしあれども道の為 尽くさせ給へ伊都能売神 |
御讃歌集 (改)059 |
感謝報恩 |
ちからなき みにしあれどもよのために つくさせたまえいずのめのかみ 力なき 身にしあれども世の為に 尽させ賜え伊都能売之神 |
御讃歌集 201 |
こうせい 更 生 |
ちからなき われにはあれどまごころを くむひともありこのよたのしも 力なき 吾にはあれど真心を 汲む人もありこの世たのしも |
山と水
0944 S 8. 8.21 |
吾と人 |
ちからなく つえなくともしびもたぬみの かみにすがらであゆみうべしや 力なく 杖なく灯火有たぬ身の 神に縋らで歩み得べしや |
御讃歌集 (改)139 |
しんおん 神 恩 |
ちからなく つえなくともしびもたぬみの かみのみさちにすくわれしいま 力なく 杖なく燈火有たぬ身の 神の御幸に救われし今 |
御讃歌集 057 |
神の御光 |
ちからなり ああちからなりついえなん よをささぐるもかみのみちから 力なり 嗚呼力なり潰えなむ 世を支ぐるも神の御力 |
地上天国17 S25.10.15 |
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ちからなり ああちからなりついえなん よをよみがえらすもかみのみちから 力なり 嗚呼〔噫〕力なり潰え〔へ〕なむ 世を甦へ〔甦〕らすも神の御力 |
御讃歌集 (改)201 |
審 判 |
ちからなり ああちからなりまことなる かみのちからにたよるほかなき 力なり 嗚呼力なり真なる 神の力に頼る外なき |
地上天国35 S27. 4.25 |
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ちからなり ああちからなりめにみえぬ すのちからこそぜったいなりせば 力なり 嗚呼力なり眼に見えぬ ○ヽの力こそ絶対なりせば |
「栄光」214 S28. 6.24 |
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ちからなり ああちからなりわがふるう ちからぞしゅいつのものにぞありける 力なり 嗚呼力なり我揮ふ 力ぞ主一のものにぞありける |
S27.12.23 | 御聖誕祭 御歌16 |
ちからなり ああちからなりわがふるう ちからぞしゅいつのものにぞありける 力なり 嗚呼力なり我揮ふ 力ぞ主一のものにぞありける |
地上天国44 S28. 1.25 |
御聖誕祭 御詠 |
ちからなり あいなりじひなりときじくに いっさいしゅじょうのすくいねぐなり 力なり 愛なり慈悲なり非時に 一切衆生の救願ぐなり |
御讃歌集 133 |
救の力 |
ちからよわき わがたましいをきためんと かみはほうなんをあたえたまいぬ 力弱き 我魂を鍜〔鍛〕めんと 神は法難を与え給ひぬ ※鍜は鍛の誤植か |
御讃歌集 (改)400 |
法 難 |
ちきゅうのじんつうが よりはやく よりおおきくなってゆく 地球の陣痛が より速く より大きくなつてゆく |
山と水
0765 S 8. 3. 1 |
生 む |
ちぎれぐも うごかずみえてかげさゆる つきもうごかぬしばしのそらかな ちぎれ雲 動かず見えて光冴ゆる 月も動かぬしばしの空かな |
山と水
0265 S 6.10. 6 |
月 |
ちくりんの あおきがなかにすきみゆる びのやかたこそてんのおうじょう 竹林の 青きが中に透き見ゆる 美の館こそ天の王城 |
地上天国51 S28. 8.25 |
箱根の夏 22 |
ちじょうてんごく あれなんとしてじんつうの なやみのなかのうつしよのさま 地上天国 生れなんとして陣痛の 悩みの中の現し世のさま |
「救世」63 S25. 5.20 |
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ちじょうてんごく あれなんとすもまめひとよ みたまみがきをおこたるなゆめ 地上天国 生れなんとすも信徒よ 身魂磨きを怠るなゆめ |
明麿近詠集S22.11. 8 | 320 大 峠 |
ちじょうてんごく いまうちたつるつちのねは そらにひびかいいさましきかも 地上天国 今打樹つる槌の音は 空にひびかい勇ましきかも |
「救世」58 S25. 4.15 |
天国大教会 春の大祭 |
ちじょうてんごく いまぞはじ〔ま〕らんあたらしき みみやのたちしきょうをさかいに 地上天国 今ぞ肇らむ新しき 神宮の建ちし今日を境に |
明麿近詠集 S23. 5.** |
355 早雲寮初祭 |
ちじょうてんごく いよいよなりてめでたくも よろこびいわうきょうのみまつり 地上天国 弥々成りて目出度も 喜び祝ふ今日の御祭 |
地上天国出来るまで01 S25. 9.21 | |
ちじょうてんごく いよいよなりてめでたくも よろこびいわうきょうのみまつり 地上天国 弥よ成りて目出度も 喜び祝ふ今日の御祭 |
光宝会資料 S25. 9.21 |
秋季大祭 御詠01 |
ちじょうてんごく いよいよなりてめでたくも よろこびいわうきょうのみまつり 地上天国 弥々成りて目出度も 喜び祝ふ今日の御祭 |
「栄光」
72 S25.10. 4 |
秋季大祭 御歌01 |
ちじょうてんごく うちたつるまでのいとふかき しぐみにありぬながきれきしは 地上天国 打樹つるまでのいと深き 仕組にありぬ長き歴史は |
御讃歌集 300 |
浄地の業 |
ちじょうてんごく うちたつるまでのいとふかき しぐみにありぬながきれきしは 地上天国 打樹つるまでのいと深き 仕組にありぬ長き歴史は |
御讃歌集 (改)010 |
五六七大神 |
ちじょうてんごく うちたてむとておおいなる ちからふるわすみろくおおかみ 地上天国 打樹てむとて大いなる 力揮わす五六七大神 |
御讃歌集 291 |
彌勒下生 |
ちじょうてんごく うちたてんとておおいなる ちからふるわすみろくおおかみ 地上天国 打樹てむとて大いなる 力揮はす五六七大神 |
御讃歌集 (改)002 |
五六七大神 |
ちじょうてんごく そのいしずえははやすでに うちたてられけりめにうつらぬも 地上天国 其礎は早や既に 打樹てられてけり眼に映らぬも |
S27. 3.23 | 春季大祭 御歌05 |
ちじょうてんごく そのいしずえはひのもとの とうざいむすびのたかねになりける 地上天国 其礎えは日の本の 東西結びの高嶺に成りける |
S27. 9.23 | 秋季大祭 御歌02 |
ちじょうてんごく そのいしずえはひのもとの とうざいむすびのたかねになりける 地上天国 其礎えは日の本の 東西結びの高嶺に成りける |
地上天国41 S27.10.25 |
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ちじょうてんごく たつるずいうんさんのもと はるのみまつりいわうめでたさ 地上天国 建つる瑞雲山の下 春の御祭祝ふめでたさ |
「救世」58 S25. 4.15 |
天国大教会 春の大祭 |
ちじょうてんごく つくらんとしてわれはいま ちからかぎりにいそしみにける 地上天国 造らむとして吾は今 力限りに励しみにける |
御讃歌集 (改)292 |
地上天国 |
ちじょうてんごく まずハワイよりひらかれん かみのしぐみのさきがけとして 地上天国 先ず布哇より開かれむ 神の仕組のさきがけとして |
「栄光」
241 S29. 1. 1 |
ハワイ本部 御生誕祭 |
ちじょうてんごく みろくのみよとひとよぶも りそうせかいのことにぞありける 地上天国 五六七の御代と人称ぶも 理想世界の事にぞありける |
御讃歌集 301 |
浄地の業 |
ちじょうてんごく みろくのみよとひとよぶも りそうせかいのことにぞありける 地上天国 弥勒の御代と人称ぶも 理想世界の事にぞありける |
御讃歌集 (改)176 |
理想世界 |
ちじょうてんごく みろくのよとはげいじゅつの あまねくにおうよにぞありけり 地上天国 ミロクの世とは芸術の あまねく匂ふ世にぞありけり |
美術館開館兼神仙郷完成記念祝賀式典御歌06 S27. 6.15 |
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ちじょうてんごく みろくのよとはげいじゅつの あまねくにおうよにぞありけり 地上天国 ミロクの世とは芸術の あまねく匂ふ世にぞありけり |
地上天国37 S27. 6.25 |
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ちじょうてんごくも せんじつめればくらがりも ひみつもうそもなきよいうなる 地上天国も 詮じ詰むれば暗がりも 秘密もうそもなき世いうなる |
地上天国11 S24.10.20 |
正直と嘘 |
ちじょうてんごくも せんじつめればくらがりも ひみつもうそもなきよなりける 地上天国も 詮じ詰めれば暗がりも 秘密も嘘もなき世なりける |
御讃歌集 (改)433 |
無題歌 |
ちになやむ あわれはかなきひとぐさを いかすはかみのめぐみなりける 地に悩む 哀れ儚き人草を 生かすは神の恵なりける |
地上天国54 S28.11.25 |
命の糧 |
ちのうえの あだはほろびてあたらしき ただしきみよのあるるうれしさ 地の上の 仇は滅びて新しき 正しき御代の生るるうれしさ |
明麿近詠集 S16. 1.22 |
084 |
ちのうえの いきとしいけるものみなは かんのんりきによみがえるらむ 地の上の 生きとし生けるもの悉は 観音力に蘇るらむ |
御讃歌集 154 |
菩薩行 |
ちのうえの けがれきよむるかむわざは ひのせんれいのことにぞありける 地の上の 穢れ浄むる神業は 火の洗霊の事にぞありける |
「救世」67 S25. 8.30 |
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ちのうえの けがれきよむるかむわざは ひのせんれいのことにぞありける 地の上の 穢れ浄むる神業は 火の洗霊の事にぞありける |
御讃歌集 (改)267 |
世の終り |
ちのうえの よろずのわざわいぬぐいさり てんごくたつるときぞまたるる 地の上の 万の禍ひ拭ひ去り 天国建つる時ぞ待たるる |
明麿近詠集 S16. 1.22 |
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ちのかぎり めしやのひかりくまもなく てらさんときぞかみのたるみよ 地の限り メシヤの光隈もなく 照らさん時ぞ神の足る御代 |
地上天国43 S27.12.25 |
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ちのそこに あえぎくるしむこひつじを すくわむとしてわれはたつなり 地の底に 喘ぎ苦しむ小羊を 救わむとして我は起つなり |
御讃歌集 267 |
われ 吾 |
ちのそこに あえぎくるしむこひつじを すくわむとしてわれはたつなり 地の底に 喘ぎ苦しむ小羊を 救はむとして吾は立つなり |
御讃歌集 (改)283 |
救ひの業 |
ちはやぶる かみつよとなりこうみょうの あまねくてらすよぞまたれぬる 千早振 神つ代となり光明の 偏〔遍〕く照らす世ぞ待たれぬる |
明麿近詠集 S19. 2. 5 |
162立春其他 |
ちはやぶる かみのひかりにてらされて せいじゃのみちのめにうつるなり 千早振 神の光に照らされて 正邪の道の眼に映るなり |
御讃歌集 (改)164 |
大神業 |
ちはやぶる かみのひかりにてらされて ただしきみちのあれなむとすも 千早振 神の光に照されて 正しき道の現れなむとすも |
御讃歌集 287 |
れいほう 霊 峰 |
ちはやぶる かみのひかりにてらされて とこやみのよもやすくいきなん 千早振 神の光に照らされて 常暗の世も安く生きなん |
御讃歌集 (改)340 |
安心立命 |
ちはやぶる かみのひかりにてらされて とこやみのよもやすけかりける 千早振る 神の光に照らされて 常暗の世も安けかりける |
地上天国19 S25.12.25 |
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ちはやぶる かみのみいつはごうらなる しんせんきょうよりかがやきいずなむ 千早振る 神の御稜威は強羅なる 神仙郷より輝き出づなむ ※御稜威=「いつ(厳)」の尊敬語。御威光。御威勢。 |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌06 |
ちはやぶる かみのみくにとほこらかに うたいしゆめのさめてはかなき 千早振 神の御国と誇らかに 謳いし夢の醒めて儚なき |
明麿近詠集 S21. 3. 3 |
228 神の愛 |
ちはやぶる かみのみくにをかみかぜの ちりもとどめずふきぞきよめよ 千早振 神の御国を神風の 塵もとどめず吹きぞ浄めよ |
明麿近詠集 S21. 3.10 |
268 時 |
ちはやぶる かみのみひかりさしそめて ちりもあくたもきえゆくうれしさ 千早振る 神の御光射し初めて 塵も芥も消えゆく嬉しさ |
御讃歌集 296 |
浄地の業 |
ちはやぶる かみのみひかりさしそめて ちりもあくたもきゆるうれしさ 千早振 神の御光射し初めて 塵も芥も消ゆる嬉しさ |
御讃歌集 (改)007 |
五六七大神 |
ちはやぶる かみのみよとぞなりにける みほとけのよのはやすみければ 千早振 神の御代とぞなりにける 御仏の世のはやすみければ |
御讃歌集 (改)256 |
大慈大悲 |
ちはやぶる かみのみわざはまがかみの つくりしぶんかたてなおすなり 千早振る 神の御業は曲神の 作りし文化建て直すなり |
S27. 2. 5 | 立春祭 御歌17 |
ちはやぶる かみのみわざはまがかみの つくりしぶんかたてなおすなり 千早振る 神の御業は曲神の 作りし文化建て直すなり |
地上天国34 S27. 3.25 |
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ちはやぶる かみのみわざはみだれたる みちもただしくたてなおしまさん 千早振る 神の御業は乱れたる 道も正しく建て直しまさむ |
明麿近詠集S18. 2. 5 | 137 立 春 |
※千早振る=ちはやぶ(荒々しく振る舞う)から「神」「宇治」などにかかる枕詞。 | ||
ちまちだの みどりはあめにいろまして かわずのなくねしきりなるゆう 千町田の 緑は雨に色増して 蛙の啼く音しきりなる夕 ※千町田=広く田圃が連なっているさま。 |
山と水
0100 S 6. 7. 6 |
五月雨 |
ちゃばたけに のこるはなありふとゆびを ふるればほろほろちりにけるかも 茶畑に のこる花ありふと指を ふるればほろほろ散りにけるかも |
山と水
0920 S 8. 8.20 |
小春日 |
ちゅうてんに かがようおおきひのかげに ちのもろもろはよみがえるらん 中天に 輝よう大き日の光に 地の諸々は甦るらん |
「栄光」185 S27.12. 3 |
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ちょうじのえ ぽっきりおればあまきかの たちまちしみてまなこしばたく 丁字の枝 ぽつきり折れば甘き香の たちまちしみて眼しばたく |
山と水
0532 S 7. 3.16 |
春はゆく |
ちょうじんの ちからかくしつひとのため よのためふるうときぞまたるる 超人の 力秘しつ人の為 世の為揮う時ぞ待たるる |
明麿近詠集 S17. 4.10 |
112 立 春 |
ちょうじんの ちからかくしてすさみゆく このうつしよをしずかにみまもる 超人の 力隠して荒みゆく 此現世を静かに視護る |
明麿近詠集 S15.12.23 |
052 |
ちょうじんの ちからによらでいかにして くずれゆくよをささえうべきや 超人の 力に依らで如何にして くづれゆく世を支え得べきや |
明麿近詠集 S16. 1.22 |
076 |
ちょうぜんと ひとのせわしきしわすとう さかいはなれていまをあるわれ 超然と 人のせわしき師走とう 境はなれて今をある吾 |
山と水
0667 S 7.12.30 |
暮 |
ちょうせんに くすぶりいたりしあかきひの もえあがらんずけはいするかも 朝鮮に 燻りゐたりし赤き火の 燃へ上らんず気配するかも |
地上天国23 S26. 4.25 |
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ちょうせんの しょうどのさまのおそろしさ やがてきぬらんちのことごとに 朝鮮の 焦土の状の恐しさ やがて来ぬらん地の悉に |
S25.12.23 | 御聖誕祭 御歌02 |
ちょうちんの かそけきひかりにとぼとぼと いしのきざはしようやくのぼりぬ 提灯の かそけき光にとぼとぼと 石の階段ようやく登りぬ |
山と水
0030 S 6. 6.15 |
安房 歌紀行 |
ちょうのかげ あおくさすべりそらうつる おがわよぎりてきえさりにける 蝶の影 青草すべり空うつる 小川よぎりて消えさりにける |
山と水
0446 S 7. 1.15 |
春 |
ちょうひとつ わがへをすぎぬひらひらと はなにかくらうまでをたちにつ 蝶一つ わが辺をすぎぬひらひらと 花にかくらうまでを立ちにつ |
山と水
0831 S 8. 4.16 |
蝶 |
ちょうぼんの ちからにあらねばつみけがれ きわまりなきよをすくいうべしや 超凡の 力にあらねば罪穢 極りなき世を救ひ得べしや |
御讃歌集 (改)391 |
神人の業 |
ちょうぼんの わざとしいうはしんりきを むげにふるわすことにぞありける 超凡の 業としいうは神力を 無碍に揮はす事にぞありける |
地上天国29 S26.10.25 |
神と恋 |
ちょうらくの いろはひすがらあきののを そむるがままにあめつづくなり 凋落の 色は日すがら秋の野を 染むるがままに雨つづくなり |
山と水
0220 S 6. 9.20 |
秋(一) |
ちよよろず としをかさねておおかみの しぐみはいましなりなんとすも 千代万 歳を重ねて大神の 仕組は今し成りなむとすも |
「救世」58 S25. 4.15 |
天国大教会 春の大祭 |
ちよろずの かみのよしあしあかさんと われもつひかりいよよはなたん 千万の 神の善悪明さむと 我持つ光弥よ放たむ |
地上天国32 S27. 1.25 |
|
ちらちらと いけにふりきゆはるのゆき あしのかれはにかかるともなく ちらちらと 池にふりきゆ春の雪 蘆の枯葉にかかるともなく |
山と水
0744 S 8. 2. 4 |
浅 春 |
ちらほらと ちるはなびらにかぜもなく うすぐもひくうもやいもやえる ちらほらと 散る花びらに風もなく うす雲低うもやいもやえる |
山と水
0499 S 7. 2.25 |
霞 |
ちりあくた つもりつもりしうつしよを きよめんとするおおみわざかな 塵芥 積りつもりし現し世を 浄めんとする大神業かな |
「栄光」171 S27. 8.27 |
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ちりあくた つもりつもりしよをきよむ つよきあらしもふきぞするなり 塵芥 つもり積りし世を浄む 強き嵐も吹きぞするなり |
明麿近詠集 S24. 5.** |
438 嵐の外 |
ちりあくた つもりつもりてうずもれる ちをきよめますわれなりにけり 塵芥 積りつもりて埋もれる 地を浄めます吾なりにけり |
地上天国27 S26. 8.25 |
礼 節 |
ちりけがれ はらいきよめておおかみは すいしょうせかいうちたつるなり 塵汚れ 祓い浄めて大神は 水晶世界打樹つるなり |
光宝会資料 S25. 3.** |
光宝会大祭御歌14 |
ちりけがれ はらいきよめておおかみは すいしょうせかいうちたつるなり 塵汚れ 祓い浄めて大神は 水晶世界打樹つるなり |
「救世」58 S25. 4.15 |
天国大教会春の大祭 |
ちりだまる おちばのなかにみいでける あかきもみじのひとはふたはを ちりだまる 落葉の中に見出でける 赤き紅葉の一葉二葉を |
山と水
0635 S 7.12.10 |
冬 庭 |
ちりにまじり ひかりなごめつしずやかに ときまつわれのみにぞありける 塵に同り 光和めつ静やかに 時待つ吾の身にぞありける |
明麿近詠集 S21. 3.18 |
274 和光同塵 |
ちりのよも しばしわすれんしんせんの うるわしきみそのさすらいぬれば 塵の世も 暫し忘れむ神仙の 美はしき神苑さすらひぬれば |
美術館開館兼神仙郷完成記念祝賀式典御歌15 S27. 6.15 |
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ちりのよも しばしわすれんしんせんの びなるみそのをさすらいぬれば 塵の世も 暫し忘れむ神仙の 美なる神苑をさすらひぬれば |
地上天国38 S27. 7.25 |
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ちりのよも わすらいやまのてんごくに みをおくわれのさちをおもうかも 塵の世も 忘らひ山の天国に 身を置く吾の幸思ふかも |
地上天国51 S28. 8.25 |
箱根の夏04 |
ちりひとつ なききよらなるたかやまの うえのかむみやのきょうのみまつり 塵一つ 無き清らなる高山の 上の神宮の今日の御祭 |
S26. 9.23 | 秋季大祭 御歌02 |
ちりほどの つみやけがれもかくされぬ みよをすいしょうせかいというなる 塵程の 罪や穢も匿されぬ 御代を水晶世界というなる |
御讃歌集 263 |
水晶世界 |
ちりほどの つみやけがれもかくされぬ みよをすいしょうせかいというなる 塵程の 罪や穢れも隠されぬ 御代を水晶世界といふなる |
御讃歌集 (改)179 |
理想世界 |
ちをつつむ そらのひかりもあらたにて ことしちょうものあるるこのひよ 地をつつむ 空の光も新たにて 今年てふもの生るる此日よ ※てふ(ちょう)=という。 |
山と水
0369 S 6.11.16 |
新 春 |
112首