――― 岡 田 自 観 師 の 御 歌 集 ―――

 

御     歌

原   典

わかあしの すくすくはえてみずきよき こぬまのきしにしばしたたずむ
若葦の すくすく生えて水清き 小沼の岸にしばしたたずむ
山と水 1236
S10. 7.18
玉 川
わかいおんなのじんいびが ぎんざのひにおどっている
若い女の人為美が 銀座の灯に踊つている
山と水 0646
S 7.12.10
銀座の夜
わがいじゅつ こそとうときおおかみの しめしたまいしものにぞありける
我医術 こそ尊き大神の 示し給ひしものにぞありける
御讃歌集
(改)215
医しの業
わがいのち よみがえるさえうれしきに いやしのわざまでゆるされにける
我生命 甦るさえ嬉しきに 医しの業まで許されにける
御讃歌集
158
感謝報恩
わがいのち よみがえるさえうれしきに いやしのわざまでゆるされにける
我生命 蘇へるさへ嬉しきに 医しの業まで許されにける
御讃歌集
(改)041
吾救はれぬ
わがうけし さちのあまりにおおきければ たたえるすべのなきぞうたてき
我享けし 幸の余りに大きければ 讃へる術のなきぞうたてき
※うたてき=嫌だ。感心しない。情けない。嘆かわしい。
御讃歌集
(改)141
しんおん
神恩
わがおしえ しんぜぬひとこそあわれなり やがてほろぶるときのきぬれば
我教え 信ぜぬ人こそ哀れなり やがて亡ぶる時の来ぬれば
「栄光」232
S28.10.28
 
わがおしえ せんじつむればよのめしいの まなこをひらくことにぞありける
我教へ 詮じ詰むれば世の盲の 眼を開く事にぞありける
御讃歌集
(改)361
めしい
わがおもい かよえばはずかしかよわねば うれたくもありいかにすべきや
わが想ひ 通えばはづかし通はねば 憂れたくもあり如何にすべきや
山と水 0398
S 6.12.23
彼女
若き日の頃
わがおもう ままにつくりしかみぞのに あさなゆうなにさすらうたのしさ
我思ふ ままに造りし神苑に 朝な夕なにさすらふ楽しさ
地上天国51
S28. 8.25
箱根の夏
11
わがかきし ふみまつぶさによむひとの ふかまりゆくなりえいちとうもの
我かきし 書まつぶさに読む人の 深まりゆくなり叡知とうもの
地上天国21
S26. 2.25
 
わがかくす めしやのちからあらわせば だいせんせかいはうちふるうらん
我蔵す メシヤの力表せば 大千世界は打ち震ふらむ
S28. 9.23 秋季大祭
御歌17
わがかくす めしやのちからあらわせば だいせんせかいはうちふるうらん
我蔵す メシヤの力表せば 大千世界は打ち震ふらむ
地上天国53
S28.10.25
秋季大祭
御詠
わがかける もじそのままにおどるなり みなそれぞれにたまをいるれば
わがかける 文字そのままに躍るなり 皆それぞれに魂を入るれば
明麿近詠集
S21. 9. 8
281
珍の神業
わがかげを ふみつつゆけばなつのつき あかるくてらすかわぞいのみち
わがかげを ふみつつゆけば夏の月 明るくてらす川添の道
山と水 0864
S 8. 6.16
夏の月
わがからだ ふとりけるとていもいうに はらなどはりつかがみにむかう
わが身体 肥りけるとて妹言ふに 腹などはりつ鏡にむかう
山と水 0840
S 8. 5.10
浴  後
わかきかの みなぎるほほのなやましさ めをとじわれはといきつきける
若き香の みなぎる頬のなやましさ 眼をとぢ吾は吐息つきける
山と水 0394
S 6.12.23
彼女
若き日の頃
わがことば みみかたむくるひとびとの いずるがまでをもくしゆかなん
わが言葉 耳かたむくる人々の いづるがまでを黙しゆかなむ
山と水 1006
S 8.10.19
折にふれて
わがことば みみかたむくるひとひにつきに ふえゆくさまのたのもしきかな
吾言葉 耳傾くる人日に月に 殖えゆくさまの楽もしきかな
御讃歌集
081
えんまんぐそく
圓満具足
わがささや うらはたんぼになりており のわきのふけばとしょうじのなる
わが小家 裏は田圃になりてをり 野分のふけば戸障子の鳴る
山と水 1014
S 8.11.18
冬 枯
わがさだめ くしとおもいぬふりみれば いばらのみちをいくどこえきし
我運命 奇しと思ひぬふり見れば 荊の道を幾度越え来し
御讃歌集
(改)404
ほうなん
法難
わがさだめ ふりさけみればまがかみと いくたびたたかいいくたびかちきし
我運命 ふりさけ見れば曲神と 幾度戦ひいくたび勝ち来し
地上天国24
S26. 5.25
 
わがしんきょ とりまくいわおのさわにして こけむすさまをあさゆうめづる
わが新居 取巻く巌の沢にして 苔むすさまを朝夕賞づる
明麿近詠集
S23. 9.15
362
石楽園
わがために こころくだきつつくすひとを おもうこころのあかるさにおり
わが為に 心くだきつ尽す人を 思ふ心の明るさにをり
山と水 1158
S 9.11.10
 
わがために すくわれたりといそいそと くるひとらありわがよあかるき
わが為に 救はれたりといそいそと 来る人らありわが世明るき
山と水 1201
S10. 4.10
身辺詠
(一)
わがために ぜんじんるいはすくわれて ひれふすときのやがてきぬらん
我為に 全人類は救はれて 鰭伏す時のやがて来ぬらん
「栄光」 214
S28. 6.24
 
わがちから やがてせかいにあらわれん ときこそよびといかにあわてん
わが力 やがて世界に現はれん 時こそ世人如何に慌てむ
S27. 9.23 秋季大祭
御歌15
わがちから やがてせかいにあらわれん ときこそよびといかにあわてん
わが力 やがて世界に現はれん 時こそ世人如何に慌てむ
地上天国42
S27.11.25
 
わがなせし いやしのわざのなかりせば ひとのこのよはいかになるらめ
わが成せし 医しの業のなかりせば 人の此世は如何になるらめ
明麿近詠集S22. 2.24 311
医しの業
わがにわに おりおりはとのまいきぬも ひやしんすさくはなのあたりに
わが庭に おりおり鳩の舞い来ぬも ヒヤシンス咲く花のあたりに
山と水 1092
S 9. 3. 6
わがにわの ながめのよきをしりにける こぞおちこちのたびをめぐりて
吾庭の 眺めの好きを知りにける 去年をちこちの旅を巡りて
明麿近詠集
S17. 4.10
118
立 春
わがねがう てんごくせかいはひにつきに ひろぎゆくなりかみのまにまに
我希ふ 天国世界は日に月に 広〔拡〕ぎゆくなり神のまにまに
S28. 3.23 春季大祭
御歌05
わがねがう てんごくせかいはひにつきに ひろぎゆくなりかみのまにまに
我希ふ 天国世界は日に月に 拡ぎゆくなり神のまにまに
地上天国47
S28. 4.25
春季大祭
御詠
わがひかり せかいばんみんてらすとき かんきのこえはちをどよもさん
わが光 世界万民照らす時 歓喜の声は地をどよもさむ
地上天国55
S28.12.25
 
わがひかり ふかまるにつれめもくらみ あわてよろめくまがつかみども
我光 深まるにつれ目もくらみ 慌てよろめく曲津神共
祭典時御歌
S29. 3.23
春季大祭
御詠 10
わがひかり ふかまるにつれめもくらみ あわてよろめくまがつかみども
わが光 深まるにつれ目もくらみ 慌てよろめく曲津神共
地上天国 59
S29. 6.15
 
わがふるう ちからはいまだうつしよに あらわれたることなきものにぞある
わが揮ふ 力は未だ現世に 現れたる事なきものにぞある
明麿近詠集
S24. 2.**
387
救主降臨
わがふるう ちからはいまだうつしよに あれたることなきちからにぞある
わが揮ふ 力は未だ現し世に 現れたる事なき力にぞある
御光話録7
S24. 3. 6
 
わがふるう ちからはたいようのせいにして とこよのやみをうちはらすなり
我揮う 力は太陽の精にして 常世の暗を打ち晴らすなり
地上天国55
S28.12.25
 
わがふるう ちからはたいようのひかりにて いかなるまがつもおそれにげゆく
我揮ふ 力は太陽の光にて 如何なる曲津も恐れ逃げゆく
祭典時御歌
S29. 1. 1
新年御詠
15
わがふるう ちからはたいようのひかりにて いかなるまがつもおそれにげゆく
我揮う 力は太陽の光にて 如何なる曲津も恐れ逃げゆく
地上天国 57
S29. 2.25
新年御詠
わがふるう ひのせんれいをきりすとの きみはてんごくによろこびますらん
わが揮ふ 火の洗霊をキリストの 君は天国に喜びますらむ
地上天国14
S25. 3.20
 
わがままな さがきためんとさんじゅうねん つとめつとめておもうにまかせず
わがままな 性きためんと三十年 つとめつとめておもうにまかせず
山と水 0772
S 8. 3. 6
わが性
わがみすくう ちからとてなきにんげんに などにんげんをすくいうべしや
我身救う 力とてなき人間に など人間を救ひ得べしや
地上天国52
S28. 9.25
 
わがみたま みがかれんとしておおかみは まがとうといしもちいたまうも
我身魂 磨かれんとして大神は 枉とう砥石用ひ給ふも
御讃歌集
(改)424
われ
わがめには さきのさきまでうつるなり されどうちあけがたきくるしさ
我眼には 先の先まで映るなり されど打明け難き苦しさ
地上天国35
S27. 4.25
 
わがめには さきのさきまでうつれるも あかすよしなきときみつるまで
我眼には 先の先まで映れるも 明すよしなし時満つるまで
地上天国43
S27.12.25
 
わがもてる しんちによらでいかにして まことのぶんめいつくりうべしや
我持〔有〕てる 神智によらで如何にして 真の文明作〔造〕り得べしや
S27. 9.23 秋季大祭
御歌18
わがもてる しんちによらでいかにして まことのぶんめいつくりうべしや
我有てる 神智によらで如何にして まことの文明造り得べしや
地上天国42
S27.11.25
 
わがもてる たまのひかりはひにつきに かがやきますなりこころせよみな
我有てる 玉の光は日に月に 輝き増すなり心せよみな
S28.12.23 御聖誕祭
御歌05
わがもてる たまのひかりはひにつきに かがやきますなりこころせよみな
我有てる 玉の光は日に月に 輝き増すなり心せよみな
地上天国 56
S29. 1.25
御生誕祭
御詠
わがもてる ひかりのたまはひにつきに ひろごりやがてせかいをつつまん
我有てる 光の玉は日に月に 拡ごりやがて世界を包まむ
地上天国51
S28. 8.25
 
わがもてる ひかりはひにひにひろごりて やがてだいちをつつむなるらん
我有てる 光は日に日に拡ごりて やがて大地を包むなるらむ
「栄光」235
S28.11.18
 
わがもてる ひかりはやがてときくれば このちのうえをくまなくてらさん
我有てる 光はやがて時来れば 此地の上を隈なく照さむ
「栄光」184
S27.11.26
 
わがもてる まにのほっしゅのひにつきに かがやきませどたもみえざらめ
我有てる 麻邇の宝殊の日に月に 輝き増せど誰も見えざらめ
S27. 3.23 春季大祭
御歌13
わがゆくて いかにはばむもいとやすく はらいきにけるみょうちりきかも
わが行手 如何に阻むもいと易く 払い来にける妙智力かも
明麿近詠集
S23. 1. 1
330
神の守
わがゆめの まこととならんひのちかみ むねのふくるるこのひころかも
我夢の 実とならん日の近み 胸のふくるるこの日頃かも
祭典時御歌
S29. 1. 1
新年御詠
09
わがゆめの まこととならんひのちかみ むねのふくるるこのひころかも
我夢の 実とならん日の近み 胸のふくるるこの日頃かも
地上天国57
S29. 2.25
新年御詠
わがわざは ひにひにすすみやがてよに あらわるるときのちかみけるかも
我業は 日に日に進みやがて世に 現はるる時の近みけるかも
地上天国43
S27.12.25
 
わがわざを うたがうひとはわがわざの まことをしらぬゆえにぞありける
わが業を 疑ふ人はわが業の 真を知らぬ故にぞありける
明麿近詠集
S21. 9.**
284
奇しき神業
わこうどうじん おうしんのわざようやくに すみにけらしもゆめのごとくに
和光同塵 応身の業やうやくに すみにけらしも夢の如くに
「救世」53
S25. 3.11
五六七祭
御歌
わこうどうじん よにうずもりわれいまし だいちをけりておどりいでなん
和光同塵 世に埋もり吾今し 大地を蹴りて躍り出でなむ
地上天国42
S27.11.25
 
わこうどうじんの ころもかなぐりすつるとき いよよきにけりこころせよみな
和光同塵の 衣かなぐり捨つる時 弥よ来にけり心せよみな
地上天国28
S26. 9.25
神と吾
※和光同塵=本来の智慧を隠して、人々の受け入れやすい姿をとって現れること。    
わざわいと よきこといちどにきつるなり よのかわりめのときとなりなば
禍と 吉き事一度に来つるなり 世の替り目の時となりなば
光宝会資料
S25. 1. 1
新年御歌
祭典時26
わざわいと よきこといちどにきつるなり よのかわりめのときとなりなば
禍と 吉き事一度に来つるなり 世の替り目の時となりなば
地上天国13
S24.12.21
大浄化
わざわいの おこるはおこるいわれあり あめつちもものそのことごとは
禍の 起るは起るいわれあり 天地もものそのことごとは
「救世」61
S25. 5. 6
 
わざわいの はてしとてなきうつしよを すくうはわがとくみちよりぞなき
禍ひの 果しとてなき現し世を 救ふは我説く道よりぞなき
地上天国36
S27. 5.25
 
わざわいは いよいよしげくくにぐにの たみあえぐなりさらつよちかし
禍は いよいよ滋く国々の 民喘ぐなり新つ世幾し
明麿近詠集
S16. 1.22
075
わたしのふかすしえんが ひとびとのずじょうをながれては でんこうにとけてゆく
私のふかす紫煙が 人々の頭上を流れては 電光に溶けてゆく
山と水 0584
S 7. 5.25
夜汽車
わたしぶね ゆらりゆらりとうすがすむ さくらづつみのはるやむかしは
わたし舟 ゆらりゆらりとうすがすむ 桜堤の春やむかしは
山と水 0736
S 8. 3.10
向 島
新東京を詠む
わたしもり ふねにうごかずしんめする やなぎのえだのみずにうつれる
渡守 舟にうごかず新芽する 柳の枝の水にうつれる
山と水 0443
S 7. 1.15
わだのはら そこいもしれぬいとふかき めぐみにおにもなみだするらむ
和田の原 底いも知れぬいと深き 恵に鬼も涙するらむ
御讃歌集
212
だいじだいひ
大慈大悲
わだのはら そこいもしれぬいとふかき めぐみにおにもなみだするらむ
和田の原 底ひも知れぬいと深き 恵みに鬼も涙するらむ
※底ひ=きわまる所。はて。きわみ。限り。
御讃歌集
(改)087
神の御心
わだのはら はてしもしらにあかあかと てらしてのぼるあさひこのかげ
和田の原 果しもしらに紅々と 照らして昇る朝日子の光
日光殿落成記念祭07
S26. 6.15
※和田の原=(海の原)海。うなばら。大海。    
わらうたび なみだのいずるくせはまだ そのままにしてとしかさねけり
笑ふたび 涙のいづる癖いまだ そのままにして年かさねけり
山と水 1067
S 9. 2. 6
対  座
わらぶきの わびしくもたつふろにつかり あせをながしてほとよみがえる
藁葺の わびしくも建つ風呂につかり 汗を流してほと甦がえる
山と水 0033
S 6. 6.15
安房歌紀行
われいでて はじめてまことのしんりきを よにしめすなりあおぎみよかし
吾出でて 初めて真の神力を 世に示すなり仰ぎ見よかし
S26.12.23 御聖誕祭
御歌08
われいまし こうりゅうとなりちをけって てんにむかっておどりいでなん
吾今し 蛟龍となり地を蹴つて 天に向つて躍り出でなん
S28. 3.23 春季大祭
御歌14
われいまし こうりゅうとなりちをけって てんにむかっておどりいでなん
吾今し 蛟龍となり地を蹴つて 天に向つて躍り出でなん
地上天国47
S28. 4.25
春季大祭
御詠
※蛟龍=地に潜みいる龍。雲雨にあうと天に昇って龍になるという。    
われこそは ああわれこそはひとのよに ためしとてなきさだめもつなり
吾こそは 噫々吾こそは人の世に 例しとてなき運命有つなり
S27.12.23 御聖誕祭
御歌03
われこそは ああわれこそはひとのよに ためしとてなきさだめもつなり
吾こそは 噫々吾こそは人の世に 例しとてなき運命有つなり
地上天国44
S28. 1.25
御聖誕祭
御詠
われこそは つみあるものをすくわんと けんいをもちてよにくだりける
吾こそは 罪ある者を救はんと 権威を有ちて世に降りける
S28. 3.23 春季大祭
御歌18
われこそは つみあるものをすくわんと けんいをもちてよにくだりける
吾こそは 罪ある者を救はんと 権威を有ちて世に降りける
地上天国47
S28. 4.25
春季大祭
御詠
われはあいす あたみのはるののどかさを うみとのごとくしまかすみおり
吾は愛す 熱海の春の長閑さを 海砥の如く島霞みをり
地上天国 59
S29. 6.15
熱海の春
われはいま おもうがままをことのれば えらしとおもうひとぞよになき
吾は今 思ふがままを言宣れば 偉しと思ふ人ぞ世になき
地上天国39
S27. 8.25
 
われはいま しんぱんのさままつぶさに かきつづりおりやがてしめさん
吾は今 審判の状まつぶさに かき綴りをりやがて示さむ
地上天国39
S27. 8.25
 
われはいま たかきげいじゅつにこころよせ みろくのみよのそなえするかも
吾は今 高き芸術に心寄せ 五六七の御代の備へするかも
地上天国26
S26. 7.25
 
われはいま ちじょうてんごくのいしずえを ひそかにきずきときぞまつなり
吾は今 地上天国の礎へを 窃かに築き時ぞ待つなり
地上天国28
S26. 9.25
神と吾
われはいま ひろきせかいにふたつとて なきびのやかたつくらんとすも
吾は今 広き世界に二つとて なき美の館造らんとすも
地上天国35
S27. 4.25
 
われはいま みかえるとなりやまかわを どよもしたたんこのどのうえに
吾は今 ミカエルとなり山河を どよもし立たん此土の上に
S28. 3.23 春季大祭
御歌13
われはいま みかえるとなりやまかわを どよもしたたんこのどのうえに
吾は今 ミカエルとなり山河を どよもし立たん此土の上に
地上天国47
S28. 4.25
春季大祭
御詠
われはいま みろくのみよのせっけいを いとまつぶさにかきているなり
吾は今 弥勒の御代の設計を いとま細さにかきてゐるなり
S26. 3.18 春季大祭
御歌15
われはいま みろくのみよのせっけいを いとまつぶさにかきているなり
吾は今 弥勒の御代の設計を いとま細さにかきてゐるなり
地上天国23
S26. 4.25
春季大祭を寿がれた御歌
われはいま めしやとなりてはてしらぬ じごくのなやみうちきらんとすも
吾は今 メシヤとなりて果て知らぬ 地獄の悩み打ち切らんとすも
地上天国54
S28.11.25
命の糧
われはいま ゆうしんろんをふりかざし むしんびゅうろんうちくだくなり
吾は今 有神論を振り翳し 無神謬論打砕くなり
地上天国48
S28. 5.25
 
われはただ かみのみむねにうちまかせ こころやすらにすすみゆくなり
吾はただ 神の御旨にうち委せ 心安らに進みゆくなり
明麿近詠集S23. 5.16 342
楽しき世
われはただ よのためひとのためのみに つくすにありせばこころあかるし
吾は唯 世の為人の為のみに 竭すにありせば心明るし
御讃歌集
(改)244
善と悪
われはただ よのためひとのためのみに つくすにあればこころあかるし
吾はただ 世の為人の為のみに 尽すにあれば心明るし
地上天国11
S24.10.20
正直と嘘
われほどの くしきさだめよにあらじ とぞおもうなりとしふるごとに
吾程の 奇しき運命世にあらじ とぞ思ふなり年経る毎に
「栄光」195
S28. 2.11
 
われもしも うまれざりせばひとのよは やがてついえなんとふとおもいける
吾もしも 生れざりせば人の世は やがて潰えなむとふと思ひける
岡田茂吉全集
S26. 1. 1
新年御歌09
われもしも うまれざりせばひとのよは やがてついえなんとふとおもいける
吾もしも 生まれざりせば人の世は やがて潰えなむとふと思ひける
御讃歌集
(改)430
われ
われをいる つめたきひとみをひとのかげに さけたきよわきさがをもつなり
吾を射る つめたき眸を人のかげに 避けたき弱き性をもつなり
山と水 0770
S 8. 3. 6
わが性
われをしる ひとのみまことのともとして まじわりにつついまをたらえる
吾を知る 人のみまことの友として 交りにつつ今を足らえる
山と水 0773
S 8. 3. 6
わが性
われをそしる ひとのはなしをよそごとの ごとくききいるわれをみいでぬ
吾をそしる 人の話を他事の 如くききゐる吾を見出でぬ
山と水 1150
S 9.10.26
吾を観る
われをむかう らしげにあきのつくばやま ほほもえるがにわがまえにたてる
吾を迎ふ らしげに秋の筑波山 頬燃えるがにわが前に立てる
山と水 0338
S 6.11. 1
筑波根
の秋

 105首