――― 岡 田 自 観 師 の 御 歌 集 ―――

 

御     歌

原   典

やえざくら やよいのみそらいろどれるを なれがすがたにたとえてもみし
八重桜 弥生のみ空彩れるを 汝が姿にたとえてもみし
山と水 0402
S 6.12.23
彼女
若き日の頃
やえつばきの はなここだにもあめやみし つちのおもてにむざんにちれる
八重椿の 花ここだにも雨やみし 土のおもてに無残にちれる
※だにも=でさえ。までも。
山と水 0789
S 8. 3.10
桜の頃
やおよろず かみとしいえどつみあれば われゆるすなりすしんにかわりて
八百万 神としいえど罪あれば 吾赦すなり主神に代りて
S27.12.23 御聖誕祭
御歌07
やおよろず かみとしいえどつみあれば われゆるすなりすしんにかわりて
八百万 神としいへど罪あれば 吾赦すなり主神に代りて
地上天国44
S28. 1.25
御聖誕祭
御詠
やおよろず かみはあれどもただしきと よこしまがみのあるよなりけり
八百万 神はあれども正しきと 邪ま神のある世なりけり
明麿近詠集
S21. 3. 1
226
正 邪
やおよろず かみはめしやのいでまさん よきときいかにまちのぞみけん
八百万 神はメシヤの出でまさん よき時いかに待ち望みけむ
地上天国32
S27. 1.25
 
やおよろず かみもしょぜんもてんにんも あおぐはかんのんのだいじなりけり
八百万 神も諸善も天人も 仰ぐは観音の大慈なりけり
御讃歌集
026
ぐせのひかり
救世之光
やおよろず かみもほとけもすくうこそ ぜんじんるいをすくうにぞある
八百万 神も仏も救ふこそ 全人類を救ふにぞある
地上天国43
S27.12.25
 
やおよろず かみもほとけもつどいきて われにぬかづきめぐみねぐなり
八百万 神も仏も集ひ来て 吾に額突〔づ〕き恵願ぐなり
箱根地上天国完成記念祭御歌18
S28. 6.15
やおよろず かみもほとけもつどいきて われにぬかづきめぐみねぐなり
八百万 神も仏も集ひ来て 吾に額づき恵願ぐなり
地上天国49
S28. 6.25
箱根地上天国完成記念祭御詠
やおよろず かみもほとけもわがまえに ぬかずきすくいをねぐるいまはも
八百万 神も仏も我前に 額づき救いを願ぐる今はも
地上天国55
S28.12.25
 
やおよろず かみもほとけもわがまえに ぬかづきすくいをもとむるいまはし
八百万 神も仏も我前に 額き救ひを求むる今はし
祭典時御歌
S29. 3.23
春季大祭
御詠 03
やおよろず かみもほとけもわがまえに ぬかづきすくいをもとむるいまはし
八百万 神も仏も我前に 額き救ひを求むる今はし
地上天国 59
S29. 6.15
 
やおよろず かみもほとけもわれにきて すくいもとむるときとなりぬる
八百万 神も仏も吾に来て 救ひ求むる時となりぬる
「栄光」219
S28. 7.29
 
やおよろず かみやほとけのあやまてる つみゆるさんとえほばあもりぬ
八百万 神や仏の禍てる 罪赦さんとエホバ天降りぬ
祭典時御歌
S29. 3.23
春季大祭
御詠 18
やおよろず かみやほとけのあやまてる つみゆるさんとえほばあもりぬ
八百万 神や仏の禍てる 罪赦さんとエホバ天降りぬ
地上天国 59
S29. 6.15
 
やおよろず かみやほとけのあやまりを たださんがためわれいでしなり
八百万 神や仏の過りを 匡さんが為吾出でしなり〔る〕
S27. 2. 5 立春祭
御歌12
やおよろず かみやほとけのあやまりを たださんがためわれいでしなる
八百万 神や仏の過りを 匡さんが為吾出でしなる
地上天国33
S27. 2.25
 
やおよろず くにとうくにはあいむすび ひとつになるぞみろくせいだい
八百万 国とふ国は相結び 一つになるぞ弥勒聖代
光宝会資料
S25. 1. 1
新年御歌
祭典時20
やおよろず くにとうくにはあいむすび ひとつになるぞみろくせいだい
八百万 国とう国は相結び 一つになるぞ弥勒聖代
地上天国13
S24.12.21
大浄化
やおよろず しょぜんてんにんよろこびて まつろうほうざにかがやきたもう
八百万 諸善天人喜びて 服ろう宝座に輝き給う
御讃歌集
013
かんのんげしょう
観音下生
やおよろずの かみをすくいてたまのよに まずてんごくをうちたてんかも
八百万の 神を救ひて霊の世に 先ず天国を打樹てんかも
S26.12.23御聖誕祭
御歌12
やがてあめになろうそら しかし つりざおに おれはくくられている
やがて雨にならう空 しかし 釣竿に 俺はくくられてゐる
山と水 0492
S 7. 2.10
やがてこん さばきのとうげやすらけく こすひととなれみたまみがきて
やがて来む 審判の峠安らけく 越す人となれ身魂磨きて
S25.12.23 御聖誕祭
御歌07
やがてこん ちじょうてんごくのけいりんを しずかにつづるこのころのわれ
やがて来む 地上天国の経綸を 静かにつづる此頃のわれ
地上天国40
S27. 9.25
 
やくどくと ひどくじゃどくのことごとを しなどのかぜにふきはらうわれ
薬毒と 肥毒邪毒の悉を 科戸の風に吹き払ふ吾
※科戸の風=罪や汚れを吹き払うという風。
S26.12.23 御聖誕祭
御歌11
やくどくと ひどくのためにけがされし よをきよめなんかみにかわりて
薬毒と 肥毒の為に汚されし 世を浄めなん神に代りて
地上天国55
S28.12.25
 
やくどくも ひりょうのどくもめにいらぬ ものしりたちのまなこひらかん
薬毒も 肥料の毒も眼に入らぬ 物識達の眼開かん
「栄光」 246
S29. 2. 3
 
やくどくを けすしんやくをうりさばく もとはメシヤのおしえとこそしれ
薬毒を 消す神薬を売り捌く 元は救世の教えとこそ知れ
「栄光」 251
S29. 3.10
 
やくどくを けすしんやくをひととえば わがじょうれいのわざとこたえん
薬毒を 消す神薬を人問へば 吾浄霊の業と答えん
「栄光」 255
S29. 4. 7
 
やくどくを もていたつきをなおすはて やむひとくにをうずむるときこん
薬毒を もて病を治す果 病む人国を埋むる時来ん
地上天国39
S27. 8.25
 
やすがはら ちかいもこめていわがねの かたきちぎりりをむすぶこのよい
八洲河原 誓ひもこめていはがねの かたき契りをむすぶ此宵
※八洲河原=天照大神と素盞嗚尊との誓約の場所
山と水 0195
S 6. 8.20
七 夕
やすらけき うましのみよはたてられむ きよくただしきこのちのうえに
安らけき 美しの御世は建てられむ 清く正しき此地の上に
御讃歌集
221
大審判
やすらけき うましのみよはたてられん きよめられにしこのちのうえに
安らけき 美しの御代は樹てられむ 浄められにし此地の上に
御讃歌集
(改)293
地上天国
やすらけく たのしくいくるひとのよと すのおおかみはつくられしなる
安らけく 楽しく生くる人の世と 主の大神は造られしなる
明麿近詠集
S11. 5.**
030
美しき此世
やそまがつ おちゆくときとなりにけり うましのみくにけがせしとがにて
八十曲津 落ちゆく時となりにけり 美しの御国穢せし咎にて
明麿近詠集
S21. 2. 5
181
黎 明
やたりおと めただひとはしらのかんみたまと ならせこのどにいずのめのかみ
八人男と 女唯一柱の神御霊と ならせ此土に伊都能売之神
御讃歌集
043
金龍神
やたりおとめ ただひとはしらのかむみたまと ならせこのどにいずのめのかみ
八人男女 唯一柱の神御霊と 成らせ此土に伊都能売神
御讃歌集
(改)012
伊都能売神
やばんいがくの あかしはとうときひとのみの いきはだだちのわざにぞありける
野蛮医学の 証は尊き人の身の 生肌断ちの業にぞありける
「栄光」 258
S29. 5.26
 
やばんてき ぶんめいぶんかてきぶんめいに おきかゆるなりかみのちからに
野蛮的 文明文化的文明に 置き換ゆるなり神の力に
S28. 2. 4 立春祭
御歌14
やばんてき ぶんめいぶんかてきぶんめいに おきかゆるなりかみのちからに
野蛮的 文明文化的文明に 置き換ゆるなり神の力に
地上天国46
S28. 3.25
 
やばんなり ああやばんなりにんげんの たまのはだきるしゅじゅつとうもの
野蛮なり 嗚呼野蛮なり人間の 玉の肌切る手術とうもの
地上天国50
S28. 7.25
 
やばんぶんかの せかいといいたしいまのよを ぶんめいなりとほこるをみれば
野蛮文化の 世界といひたし今の世を 文明なりと誇るを見れば
「栄光」206
S28. 4.29
 
やばんぶんめい ぶんかぶんめいにたてなおす ちからぞメシヤのちからなりけり
野蛮文明 文化文明に立直す 力ぞ救主の力なりけり
「栄光」206
S28. 4.29
 
やぶかげに のこんのゆきのまだきえず ゆうやみのなかほのあかるかり
薮かげに 残んの雪のまだきえず 夕闇の中ほの明るかり
※残ん=残った。
山と水 0405
S 6.12.25
やまあいに こばるといろのくものみね すむあきぞらのすえにたつなり
山間に コバルト色の雲の峰 澄む秋空の末に立つなり
山と水 0274
S 6.10.18
日光の秋
やまあいの あおくさのえによこたわり とりのなくねをゆめとききにつ
山間の 青草の上に横たわり 鳥の啼く音を夢とききにつ
山と水 0021
S 6. 6.15
乾坤山
やまあいの いわやのなかにかしこくも らかんのぞうのかずかずたてる
山間の 岩窟の中に畏くも 羅漢の像の数かず立てる
山と水 0045
S 6. 6.15
安房
歌紀行
やまあおく うみしずかにてふたつみつ こじまのみゆるあたみにすむさち
山蒼く 海閑かにて二つ三つ 小島の見ゆる熱海に住む幸
明麿近詠集
S20. 2.14
200
熱 海
やまあおく ながれはきよしさながらに てんごくなるらんしんせんのさと
山蒼く 流れは清し宛らに 天国なるらむ神仙の郷
美術館開館兼神仙郷完成記念祝賀式典御歌17
S27. 6.15
やまあおく ながれはきよしさながらに てんごくなるらんしんせんのさと
山蒼く 流れは清し宛らに 天国なるらむ神仙の郷
地上天国38
S27. 7.25
 
やまいとは ひとのみならじくにぐにも だいせんせかいもびょうたいなりける
病とは 人のみならじ国々も 大千世界も病体なりける
地上天国43
S27.12.25
 
やまいとは みたまきよむるものなれば こよなきかみのめぐみなりけり
病とは 身魂浄むるものなれば 此上なき神の恵みなりけり
御讃歌集
(改)095
やまい
やまいなおす ちからとてなきしゅうきょうの などあんしんりゅうめいえらるべしや
病治す 力とてなき宗教の など安心立命得らるべしや
「栄光」229
S28.10. 7
 
やまいなき せかいぞここにうまれなん かみのいじゅつのよにひろごれば
病なき 世界ぞ茲に生まれなむ 神の医術の世に拡ごれば
御讃歌集
(改)216
医しの業
やまいなき せかいをつくるちからこそ わがうちふるうひかりのわざなる
病なき 世界を造る力こそ 我打揮ふ光の業なる
「栄光」184
S27.11.26
 
やまいなき ひとをしつくるちからこそ ばんゆうすくうちからにぞある
病なき 人をし作る力こそ 万有救ふ力にぞある
光宝会資料
S25. 1. 1
新年御歌
祭典時42
やまいなき ひとをしつくるちからこそ ばんゆうすくうちからにぞある
病なき 人をし造る力こそ 万有救ふ力にぞある
地上天国13
S24.12.21
大浄化
やまいなき ひとをつくらんかむわざは ひとをつくりししんりきなりけり
病なき 人を作らむ神業は 人を作りし神力なりけり
光宝会資料 S25. 1. 1 新年御歌
祭典時38
やまいなき ひとをつくらんかむわざは ひとをつくりししんりきなりけり
病なき 人を造らむ神業は 人を造りし神力なりけり
地上天国13
S24.12.21
大浄化
やまいなき よとなりぬればまずしきも いさかいもきゆことわりしれかし
病なき 世となりぬれば貧しきも 争も消ゆ理知れかし
光宝会資料
S25. 1. 1
新年御歌
祭典時39
やまいなき よとなりぬればまずしきも いさかいもきゆことわりしれかし
病なき 世となりぬれば貧しきも 争も消ゆ理り知れかし
地上天国13
S24.12.21
大浄化
やまいなく うえなくたたかいなきみよを つくるぞかみのみむねなるらん
病無く 飢なく戦なき御代を 造るぞ神の御旨なるらん
明麿近詠集
S21. 3. 1
225
正 邪
やまいなく ひんなくあらそいなきみよは がくのちからでなどうべけんや
病なく 貧なく争いなき御代は 学の力でなど得べけんや
「救世」63
S25. 5.20
 
やまいなく ひんなくあらそいなきみよを うちたてんとしてよるひるいそしむ
病なく 貧なく争なき御代を うち樹てんとして夜日いそしむ
明麿近詠集
S18. 2. 5
151
立 春
やまいなく ひんなくいさかいなきすがた ハワイのしまにみるぞうれしき
病なく 貧なく争いなき姿 布哇の島に見るぞうれしき
「栄光」 241
S29. 1. 1
ハワイ本部
御生誕祭
やまいなく ひんなくいさかいなきみよに たてなおさむとするわがねがいかな
病なく 貧なく争い無き御代に 建直さむとするわが願いかな
御讃歌集
098
地上天国
やまいなく ものみちたりてもろびとの えらぎよろこぶちじょうてんごく
病無く 物満ち足りて諸人の 歓ぎ喜ぶ地上天国
明麿近詠集
S21.11. 7
290
地上天国
やまいなど あるべきはずはよもあらじ まことのみちをふむひとにして
病など あるべき筈はよもあらじ 誠の道を履む人にして
御讃歌集
095
病なき世界
やまいなど あるべきはずはよもあらじ まことのみちをふむひとにして
病など あるべき筈はよもあらじ 誠の道を履む人にして
御讃歌集
(改)074
病なき世界
やまきよく うみしずかなるあたみはも いでゆのありてたらぬものなき
山清く 海静かなる熱海はも 温泉のありて足らぬものなき
御讃歌集
(改)365
熱 海
やまきよく うみしずかなるあたみわも いでゆのありてたらぬものなき
山清く 海静かなる熱海わも 温泉のありてたらぬものなき
御讃歌集
279
熱 海
やますそや しらかべみつよつひにはえて たのものあきはめにたのしかり
山裾や 白壁三つ四つ陽に映えて 田の面の秋は眼にたのしかり
山と水 0330
S 6.11. 1
筑波紀行
やまたかきに あらねどさかのけわしさに はうがごとくにいただきにつきぬ
山高きに あらねど坂のけはしさに 這ふが如くに頂につきぬ
山と水 0111
S 6. 7.15
ハルナ登山
やまでらの いなかりょうりにしたうちし このあじこそはわすれがたなき
山寺の 田舎料理に舌打ちし この味こそは忘れがたなき
山と水 0051
S 6. 6.15
安房
歌紀行
やまでらの たたみひろびろしよのめにも ふりしけはいのゆかしかりける
山寺の 畳ひろびろし夜の眼にも 古りしけはいの床しかりける
山と水 0032
S 6. 6.15
安房
歌紀行
やまでらの よるはしんかんとふくろうの なくねわびしくふけりゆくなり
山寺の 夜はしんかんと梟の 啼く音わびしくふけりゆくなり
山と水 0899
S 8. 7.20
山寺の夏
やまどうろうの こけふかふかとしてあめのひは いけのみずよりなおあおずめる
山灯籠の 苔ふかふかとして雨の日は 池の水よりなほ青ずめる
山と水 0819
S 8. 4.10
青 苔
やまとみず のみなりしはこねやま われはなそえててんごくつくらん
山と水 のみなりし箱根山 われ花そえて天国つくらん
明麿近詠集
S24. 8.18
454
神仙郷
やまにうみに さそうぽすたーえきないに ここだにみゆるしょかとなりけり
山に海に 誘ふポスター駅内に ここだにみゆる初夏となりけり
山と水 0888
S 8. 7.20
夏来る
やまのはに あさひのぼりぬつつましく みなおろがめりけんこんのやま
山の端に 旭日昇りぬつつましく みな拝めり乾坤の山
山と水 0025
S 6. 6.15
乾坤山
やまのみち つくればしらじらふくれいる ちゅうぜんじこのこのまにすける
山の路 つくれば白じらふくれゐる 中禅寺湖の木の間にすける
山と水 0881
S 8. 6.19
奥日光
やまはだの あらわにさむしかれのこる くさにふゆびのあたるともなく
山肌の あらわにさむし枯のこる 草に冬陽のあたるともなく
山と水 1048
S 9. 1. 5
冬  晴
やまいなおす ちからなければしゅうきょうと いえじとわれはつくづくおもう
病治す 力なければ宗教と いへじと吾はつくづく思ふ
「栄光」203
S28. 4. 8
 
やまびょうぶ めぐらすかんざんていにいて くものゆききをひねもすながむる
山屏風 めぐらす観山亭に居て 雲の往き来をひねもす眺むる
地上天国51
S28. 8.25
箱根の夏
16
やまぶきの しだるるはなえおりおりに ゆるがせすぐるはるのあさかぜ
山吹の しだるる花枝をりをりに ゆるがせすぐる春の朝風
山と水 0802
S 8. 3.18
庭めぐむ
やまぶきの ちりしそぼふるあめのにわ えちえちあゆむはとのあしあかき
山吹の ちりしそぼふる雨の庭 えちえち歩む鳩の足紅き
山と水 1094
S 9. 3. 6
やまみえず こもまたみえずひとすじの みちさえきりにかくろいてけり
山見えず 湖も又見えず一筋の 道さえ霧にかくろひてけり
山と水 0109
S 6. 7.15
ハルナ登山
やまもうみも しまもうるわしあたみこそ このうつしよのてんごくのかた
山も海も 島も美わし熱海こそ 此現世の天国の型
御讃歌集
281
あたみ
熱海
やまももりも くろぐろとしてしずかなる かがみのごときこのもにうつれる
山も森も 黒ぐろとして静かなる 鏡の如き湖の面にうつれる
山と水 0120
S 6. 7.15
ハルナ登山
やまやたに いばらのみちもふみわけて きょうのよきひにめぐりけるわれ
山や谷 茨の道も踏み分けて 今日の吉き日にめぐりけるわれ
明麿近詠集
S17.1223
135
還暦の歌
やまよりも たかくうみよりふかきなり すくいのわざのしんぴのかずかず
山よりも 高く海より深きなり 救の業の神秘の数々
地上天国16
S25. 8.15
 
やまよりも たかくうみよりもなおふかし かみのめぐみのかぎりしらねば
山よりも 高く海よりも尚深し 神の恵みの限り知らねば
祭典時御歌
S29. 2. 4
立春祭
御詠 18
やまよりも たかくうみよりもなおふかし かみのめぐみのかぎりしらねば
山よりも 高く海よりも尚深し 神の恵みの限り知らねば
地上天国 58
S29. 3.25
立春祭
御詠
やまよりも たかくうみよりもふかかりぬ すくいのかみのふかきめぐみは
山よりも 高く海よりも深かりぬ 救の神の深き恵は
御讃歌集
(改)286
救ひの業
やみのそこに ながるるむしのこえほそみ にわべのあきもふけにけらしな
闇の底に 流るる虫の声細み 庭べの秋も更けにけらしな
山と水 0203
S 6.**.**
やみのなき あかるきいえにやまいがみ まがつかみなどさやるべしやは
闇のなき 明るき家に病神 曲津神など障るべしやは
御讃歌集
084
観音妙智力
やみのなき みよになやみのあるべしや まがのさやらむすきのなければ
闇の無き 御代に悩みのあるべしや 曲の障らむ隙のなければ
御讃歌集
236
あさあけ
朝明
やみのなき みよになやみのあるべしや まがのさやらむすきのなければ
闇のなき 御代に悩みのあるべしや 曲の障やらむ隙のなければ
御讃歌集
(改)023
光明世界
やみのみち やすくいかなんかみのふみ あないにまことのつえつきながら
暗の道 安く行かなん神の書 案内に誠の杖つきながら
地上天国31
S26.12.25
 
やみのよに うまれしぶんかのことごとは じごくをつくるものにぞありける
暗の世に 生れし文化の悉は 地獄を作るものにぞありける
「栄光」159
S27. 6. 4
 
やみのよに こよいのつどいにまめひとの こころのそらにつきてらすなり
暗の夜の 今宵の集ひにまめ人の 心の空に月照らすなり
山と水 0016
S 6. 6. 5
日 月
やみのよは あけなんとしてしずけさを やぶるひびきのさやがしきかも
闇の世は 明けなんとして静けさを 破る響きのさやがしきかも
明麿近詠集
S21. 2. 5
178
黎 明
やむひとの さわなるいまのうつしよを すくうかんのんのみこころとうとし
病む人の 澤なる今の現世を 救う観音の御心尊し
御讃歌集
097
病なき世界
やむひとの なきよたてむといずのめの かみはみちからふるわせたもうも
病む人の 無き世樹てむと伊都能売の 神は御力揮わせ給うも
御讃歌集
093
病なき世界
やむひとの なきよたてんときゅうせいの かみはみちからふるわせたもう
病む人の 無き世を樹てむと救世の 神は御力揮はせ給ふ
御讃歌集
(改)070
病なき世界
ややのびし むぎのはたけにひをあみて のうふのひとりそらあおぎおり
ややのびし 麦の畑に陽を浴みて 農夫の一人空仰ぎをり
山と水 0749
S 8. 2. 4
浅  春
やりぶすま やいばのかきにかくまるる さまにもにたりいまのよのひと
槍衾 刃の垣にかくまるる 状にも似たり今の世の人
地上天国19
S25.12.25
 
やりぶすま やいばのかきにかくまるる さまにもにたりいまのよのひと
槍衾 刃の垣にかくまるる 状にも似たり今の世の人
御讃歌集
(改)281
信仰
やわかぜに わがまかせいるこうえんの べんちのまながいひやしんすさける
やわ風に わがまかせゐる公園の ベンチのまながいヒヤシンス咲ける
※まながい=(目交い)目の前。まのあたり。
山と水 0561
S 7. 5.12
春の風
やわらかき しぜんのいろにつつまるる はるのあたみのこのもしきかも
やはらかき 自然の色に包まるる 春の熱海の好もしきかも
地上天国 59
S29. 6.15
熱海の春
やんがてに てのまいあしのふみどころ しらぬかんきのときぞきぬらん
やんがてに 手の舞足の踏み所 知らぬ歓喜の時ぞ来ぬらん
「栄光」 185
S27.12. 3
 
やんがてに とつくにびともあくがれて よりつどいこんしんせんのその
やんがてに 外国人も憧れて 寄集ひ来む神仙の苑
美術館開館兼神仙郷完成記念祝賀式典御歌02
S27. 6.15
やんがてに とつくにびともあくがれて よりつどいこんしんせんのその
やんがてに 外国人も憧れて 寄集ひ来む神仙の苑
地上天国37
S27. 6.25
 
やんがてに にじゅうよおくのひとぐさは われにまつらうときのきぬらん
やんがてに 二十余億の人草は 吾にまつらふ時の来ぬらん
「栄光」 202
S28. 4. 1
 
やんがてに わがしんりきをふるいなば だいせんせかいはどよもすなるらん
やんがてに 我神力を揮ひなば 大千世界はどよもすなるらむ
地上天国51
S28. 8.25
 

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