――― 岡 田 自 観 師 の 御 歌 集 ――― |
や
御 歌 |
原 典 |
題 |
やえざくら やよいのみそらいろどれるを なれがすがたにたとえてもみし 八重桜 弥生のみ空彩れるを 汝が姿にたとえてもみし |
山と水
0402 S 6.12.23 |
彼女 若き日の頃 |
やえつばきの はなここだにもあめやみし つちのおもてにむざんにちれる 八重椿の 花ここだにも雨やみし 土のおもてに無残にちれる ※だにも=でさえ。までも。 |
山と水
0789 S 8. 3.10 |
桜の頃 |
やおよろず かみとしいえどつみあれば われゆるすなりすしんにかわりて 八百万 神としいえど罪あれば 吾赦すなり主神に代りて |
S27.12.23 | 御聖誕祭 御歌07 |
やおよろず かみとしいえどつみあれば われゆるすなりすしんにかわりて 八百万 神としいへど罪あれば 吾赦すなり主神に代りて |
地上天国44 S28. 1.25 |
御聖誕祭 御詠 |
やおよろず かみはあれどもただしきと よこしまがみのあるよなりけり 八百万 神はあれども正しきと 邪ま神のある世なりけり |
明麿近詠集 S21. 3. 1 |
226 正 邪 |
やおよろず かみはめしやのいでまさん よきときいかにまちのぞみけん 八百万 神はメシヤの出でまさん よき時いかに待ち望みけむ |
地上天国32 S27. 1.25 |
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やおよろず かみもしょぜんもてんにんも あおぐはかんのんのだいじなりけり 八百万 神も諸善も天人も 仰ぐは観音の大慈なりけり |
御讃歌集 026 |
ぐせのひかり 救世之光 |
やおよろず かみもほとけもすくうこそ ぜんじんるいをすくうにぞある 八百万 神も仏も救ふこそ 全人類を救ふにぞある |
地上天国43 S27.12.25 |
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やおよろず かみもほとけもつどいきて われにぬかづきめぐみねぐなり 八百万 神も仏も集ひ来て 吾に額突〔づ〕き恵願ぐなり |
箱根地上天国完成記念祭御歌18 S28. 6.15 |
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やおよろず かみもほとけもつどいきて われにぬかづきめぐみねぐなり 八百万 神も仏も集ひ来て 吾に額づき恵願ぐなり |
地上天国49 S28. 6.25 |
箱根地上天国完成記念祭御詠 |
やおよろず かみもほとけもわがまえに ぬかずきすくいをねぐるいまはも 八百万 神も仏も我前に 額づき救いを願ぐる今はも |
地上天国55 S28.12.25 |
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やおよろず かみもほとけもわがまえに ぬかづきすくいをもとむるいまはし 八百万 神も仏も我前に 額き救ひを求むる今はし |
祭典時御歌 S29. 3.23 |
春季大祭 御詠 03 |
やおよろず かみもほとけもわがまえに ぬかづきすくいをもとむるいまはし 八百万 神も仏も我前に 額き救ひを求むる今はし |
地上天国
59 S29. 6.15 |
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やおよろず かみもほとけもわれにきて すくいもとむるときとなりぬる 八百万 神も仏も吾に来て 救ひ求むる時となりぬる |
「栄光」219 S28. 7.29 |
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やおよろず かみやほとけのあやまてる つみゆるさんとえほばあもりぬ 八百万 神や仏の禍てる 罪赦さんとエホバ天降りぬ |
祭典時御歌 S29. 3.23 |
春季大祭 御詠 18 |
やおよろず かみやほとけのあやまてる つみゆるさんとえほばあもりぬ 八百万 神や仏の禍てる 罪赦さんとエホバ天降りぬ |
地上天国
59 S29. 6.15 |
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やおよろず かみやほとけのあやまりを たださんがためわれいでしなり 八百万 神や仏の過りを 匡さんが為吾出でしなり〔る〕 |
S27. 2. 5 | 立春祭 御歌12 |
やおよろず かみやほとけのあやまりを たださんがためわれいでしなる 八百万 神や仏の過りを 匡さんが為吾出でしなる |
地上天国33 S27. 2.25 |
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やおよろず くにとうくにはあいむすび ひとつになるぞみろくせいだい 八百万 国とふ国は相結び 一つになるぞ弥勒聖代 |
光宝会資料 S25. 1. 1 |
新年御歌 祭典時20 |
やおよろず くにとうくにはあいむすび ひとつになるぞみろくせいだい 八百万 国とう国は相結び 一つになるぞ弥勒聖代 |
地上天国13 S24.12.21 |
大浄化 |
やおよろず しょぜんてんにんよろこびて まつろうほうざにかがやきたもう 八百万 諸善天人喜びて 服ろう宝座に輝き給う |
御讃歌集 013 |
かんのんげしょう 観音下生 |
やおよろずの かみをすくいてたまのよに まずてんごくをうちたてんかも 八百万の 神を救ひて霊の世に 先ず天国を打樹てんかも | S26.12.23 | 御聖誕祭 御歌12 |
やがてあめになろうそら しかし つりざおに おれはくくられている やがて雨にならう空 しかし 釣竿に 俺はくくられてゐる |
山と水
0492 S 7. 2.10 |
釣 |
やがてこん さばきのとうげやすらけく こすひととなれみたまみがきて やがて来む 審判の峠安らけく 越す人となれ身魂磨きて |
S25.12.23 | 御聖誕祭 御歌07 |
やがてこん ちじょうてんごくのけいりんを しずかにつづるこのころのわれ やがて来む 地上天国の経綸を 静かにつづる此頃のわれ |
地上天国40 S27. 9.25 |
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やくどくと ひどくじゃどくのことごとを しなどのかぜにふきはらうわれ 薬毒と 肥毒邪毒の悉を 科戸の風に吹き払ふ吾 ※科戸の風=罪や汚れを吹き払うという風。 |
S26.12.23 | 御聖誕祭 御歌11 |
やくどくと ひどくのためにけがされし よをきよめなんかみにかわりて 薬毒と 肥毒の為に汚されし 世を浄めなん神に代りて |
地上天国55 S28.12.25 |
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やくどくも ひりょうのどくもめにいらぬ ものしりたちのまなこひらかん 薬毒も 肥料の毒も眼に入らぬ 物識達の眼開かん |
「栄光」
246 S29. 2. 3 |
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やくどくを けすしんやくをうりさばく もとはメシヤのおしえとこそしれ 薬毒を 消す神薬を売り捌く 元は救世の教えとこそ知れ |
「栄光」
251 S29. 3.10 |
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やくどくを けすしんやくをひととえば わがじょうれいのわざとこたえん 薬毒を 消す神薬を人問へば 吾浄霊の業と答えん |
「栄光」
255 S29. 4. 7 |
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やくどくを もていたつきをなおすはて やむひとくにをうずむるときこん 薬毒を もて病を治す果 病む人国を埋むる時来ん |
地上天国39 S27. 8.25 |
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やすがはら ちかいもこめていわがねの かたきちぎりりをむすぶこのよい 八洲河原 誓ひもこめていはがねの かたき契りをむすぶ此宵 ※八洲河原=天照大神と素盞嗚尊との誓約の場所 |
山と水
0195 S 6. 8.20 |
七 夕 |
やすらけき うましのみよはたてられむ きよくただしきこのちのうえに 安らけき 美しの御世は建てられむ 清く正しき此地の上に |
御讃歌集 221 |
大審判 |
やすらけき うましのみよはたてられん きよめられにしこのちのうえに 安らけき 美しの御代は樹てられむ 浄められにし此地の上に |
御讃歌集 (改)293 |
地上天国 |
やすらけく たのしくいくるひとのよと すのおおかみはつくられしなる 安らけく 楽しく生くる人の世と 主の大神は造られしなる |
明麿近詠集 S11. 5.** |
030 美しき此世 |
やそまがつ おちゆくときとなりにけり うましのみくにけがせしとがにて 八十曲津 落ちゆく時となりにけり 美しの御国穢せし咎にて |
明麿近詠集 S21. 2. 5 |
181 黎 明 |
やたりおと めただひとはしらのかんみたまと ならせこのどにいずのめのかみ 八人男と 女唯一柱の神御霊と ならせ此土に伊都能売之神 |
御讃歌集 043 |
金龍神 |
やたりおとめ ただひとはしらのかむみたまと ならせこのどにいずのめのかみ 八人男女 唯一柱の神御霊と 成らせ此土に伊都能売神 |
御讃歌集 (改)012 |
伊都能売神 |
やばんいがくの あかしはとうときひとのみの いきはだだちのわざにぞありける 野蛮医学の 証は尊き人の身の 生肌断ちの業にぞありける |
「栄光」
258 S29. 5.26 |
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やばんてき ぶんめいぶんかてきぶんめいに おきかゆるなりかみのちからに 野蛮的 文明文化的文明に 置き換ゆるなり神の力に |
S28. 2. 4 | 立春祭 御歌14 |
やばんてき ぶんめいぶんかてきぶんめいに おきかゆるなりかみのちからに 野蛮的 文明文化的文明に 置き換ゆるなり神の力に |
地上天国46 S28. 3.25 |
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やばんなり ああやばんなりにんげんの たまのはだきるしゅじゅつとうもの 野蛮なり 嗚呼野蛮なり人間の 玉の肌切る手術とうもの |
地上天国50 S28. 7.25 |
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やばんぶんかの せかいといいたしいまのよを ぶんめいなりとほこるをみれば 野蛮文化の 世界といひたし今の世を 文明なりと誇るを見れば |
「栄光」206 S28. 4.29 |
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やばんぶんめい ぶんかぶんめいにたてなおす ちからぞメシヤのちからなりけり 野蛮文明 文化文明に立直す 力ぞ救主の力なりけり |
「栄光」206 S28. 4.29 |
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やぶかげに のこんのゆきのまだきえず ゆうやみのなかほのあかるかり 薮かげに 残んの雪のまだきえず 夕闇の中ほの明るかり ※残ん=残った。 |
山と水
0405 S 6.12.25 |
雪 |
やまあいに こばるといろのくものみね すむあきぞらのすえにたつなり 山間に コバルト色の雲の峰 澄む秋空の末に立つなり |
山と水
0274 S 6.10.18 |
日光の秋 |
やまあいの あおくさのえによこたわり とりのなくねをゆめとききにつ 山間の 青草の上に横たわり 鳥の啼く音を夢とききにつ |
山と水
0021 S 6. 6.15 |
乾坤山 |
やまあいの いわやのなかにかしこくも らかんのぞうのかずかずたてる 山間の 岩窟の中に畏くも 羅漢の像の数かず立てる |
山と水
0045 S 6. 6.15 |
安房 歌紀行 |
やまあおく うみしずかにてふたつみつ こじまのみゆるあたみにすむさち 山蒼く 海閑かにて二つ三つ 小島の見ゆる熱海に住む幸 |
明麿近詠集 S20. 2.14 |
200 熱 海 |
やまあおく ながれはきよしさながらに てんごくなるらんしんせんのさと 山蒼く 流れは清し宛らに 天国なるらむ神仙の郷 |
美術館開館兼神仙郷完成記念祝賀式典御歌17 S27. 6.15 |
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やまあおく ながれはきよしさながらに てんごくなるらんしんせんのさと 山蒼く 流れは清し宛らに 天国なるらむ神仙の郷 |
地上天国38 S27. 7.25 |
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やまいとは ひとのみならじくにぐにも だいせんせかいもびょうたいなりける 病とは 人のみならじ国々も 大千世界も病体なりける |
地上天国43 S27.12.25 |
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やまいとは みたまきよむるものなれば こよなきかみのめぐみなりけり 病とは 身魂浄むるものなれば 此上なき神の恵みなりけり |
御讃歌集 (改)095 |
やまい 病 |
やまいなおす ちからとてなきしゅうきょうの などあんしんりゅうめいえらるべしや 病治す 力とてなき宗教の など安心立命得らるべしや |
「栄光」229 S28.10. 7 |
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やまいなき せかいぞここにうまれなん かみのいじゅつのよにひろごれば 病なき 世界ぞ茲に生まれなむ 神の医術の世に拡ごれば |
御讃歌集 (改)216 |
医しの業 |
やまいなき せかいをつくるちからこそ わがうちふるうひかりのわざなる 病なき 世界を造る力こそ 我打揮ふ光の業なる |
「栄光」184 S27.11.26 |
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やまいなき ひとをしつくるちからこそ ばんゆうすくうちからにぞある 病なき 人をし作る力こそ 万有救ふ力にぞある |
光宝会資料 S25. 1. 1 |
新年御歌 祭典時42 |
やまいなき ひとをしつくるちからこそ ばんゆうすくうちからにぞある 病なき 人をし造る力こそ 万有救ふ力にぞある |
地上天国13 S24.12.21 |
大浄化 |
やまいなき ひとをつくらんかむわざは ひとをつくりししんりきなりけり 病なき 人を作らむ神業は 人を作りし神力なりけり |
光宝会資料 S25. 1. 1 | 新年御歌 祭典時38 |
やまいなき ひとをつくらんかむわざは ひとをつくりししんりきなりけり 病なき 人を造らむ神業は 人を造りし神力なりけり |
地上天国13 S24.12.21 |
大浄化 |
やまいなき よとなりぬればまずしきも いさかいもきゆことわりしれかし 病なき 世となりぬれば貧しきも 争も消ゆ理知れかし |
光宝会資料 S25. 1. 1 |
新年御歌 祭典時39 |
やまいなき よとなりぬればまずしきも いさかいもきゆことわりしれかし 病なき 世となりぬれば貧しきも 争も消ゆ理り知れかし |
地上天国13 S24.12.21 |
大浄化 |
やまいなく うえなくたたかいなきみよを つくるぞかみのみむねなるらん 病無く 飢なく戦なき御代を 造るぞ神の御旨なるらん |
明麿近詠集 S21. 3. 1 |
225 正 邪 |
やまいなく ひんなくあらそいなきみよは がくのちからでなどうべけんや 病なく 貧なく争いなき御代は 学の力でなど得べけんや |
「救世」63 S25. 5.20 |
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やまいなく ひんなくあらそいなきみよを うちたてんとしてよるひるいそしむ 病なく 貧なく争なき御代を うち樹てんとして夜日いそしむ |
明麿近詠集 S18. 2. 5 |
151 立 春 |
やまいなく ひんなくいさかいなきすがた ハワイのしまにみるぞうれしき 病なく 貧なく争いなき姿 布哇の島に見るぞうれしき |
「栄光」
241 S29. 1. 1 |
ハワイ本部 御生誕祭 |
やまいなく ひんなくいさかいなきみよに たてなおさむとするわがねがいかな 病なく 貧なく争い無き御代に 建直さむとするわが願いかな |
御讃歌集 098 |
地上天国 |
やまいなく ものみちたりてもろびとの えらぎよろこぶちじょうてんごく 病無く 物満ち足りて諸人の 歓ぎ喜ぶ地上天国 |
明麿近詠集 S21.11. 7 |
290 地上天国 |
やまいなど あるべきはずはよもあらじ まことのみちをふむひとにして 病など あるべき筈はよもあらじ 誠の道を履む人にして |
御讃歌集 095 |
病なき世界 |
やまいなど あるべきはずはよもあらじ まことのみちをふむひとにして 病など あるべき筈はよもあらじ 誠の道を履む人にして |
御讃歌集 (改)074 |
病なき世界 |
やまきよく うみしずかなるあたみはも いでゆのありてたらぬものなき 山清く 海静かなる熱海はも 温泉のありて足らぬものなき |
御讃歌集 (改)365 |
熱 海 |
やまきよく うみしずかなるあたみわも いでゆのありてたらぬものなき 山清く 海静かなる熱海わも 温泉のありてたらぬものなき |
御讃歌集 279 |
熱 海 |
やますそや しらかべみつよつひにはえて たのものあきはめにたのしかり 山裾や 白壁三つ四つ陽に映えて 田の面の秋は眼にたのしかり |
山と水
0330 S 6.11. 1 |
筑波紀行 |
やまたかきに あらねどさかのけわしさに はうがごとくにいただきにつきぬ 山高きに あらねど坂のけはしさに 這ふが如くに頂につきぬ |
山と水
0111 S 6. 7.15 |
ハルナ登山 |
やまでらの いなかりょうりにしたうちし このあじこそはわすれがたなき 山寺の 田舎料理に舌打ちし この味こそは忘れがたなき |
山と水
0051 S 6. 6.15 |
安房 歌紀行 |
やまでらの たたみひろびろしよのめにも ふりしけはいのゆかしかりける 山寺の 畳ひろびろし夜の眼にも 古りしけはいの床しかりける |
山と水
0032 S 6. 6.15 |
安房 歌紀行 |
やまでらの よるはしんかんとふくろうの なくねわびしくふけりゆくなり 山寺の 夜はしんかんと梟の 啼く音わびしくふけりゆくなり |
山と水
0899 S 8. 7.20 |
山寺の夏 |
やまどうろうの こけふかふかとしてあめのひは いけのみずよりなおあおずめる 山灯籠の 苔ふかふかとして雨の日は 池の水よりなほ青ずめる |
山と水
0819 S 8. 4.10 |
青 苔 |
やまとみず のみなりしはこねやま われはなそえててんごくつくらん 山と水 のみなりし箱根山 われ花そえて天国つくらん |
明麿近詠集 S24. 8.18 |
454 神仙郷 |
やまにうみに さそうぽすたーえきないに ここだにみゆるしょかとなりけり 山に海に 誘ふポスター駅内に ここだにみゆる初夏となりけり |
山と水
0888 S 8. 7.20 |
夏来る |
やまのはに あさひのぼりぬつつましく みなおろがめりけんこんのやま 山の端に 旭日昇りぬつつましく みな拝めり乾坤の山 |
山と水
0025 S 6. 6.15 |
乾坤山 |
やまのみち つくればしらじらふくれいる ちゅうぜんじこのこのまにすける 山の路 つくれば白じらふくれゐる 中禅寺湖の木の間にすける |
山と水
0881 S 8. 6.19 |
奥日光 |
やまはだの あらわにさむしかれのこる くさにふゆびのあたるともなく 山肌の あらわにさむし枯のこる 草に冬陽のあたるともなく |
山と水
1048 S 9. 1. 5 |
冬 晴 |
やまいなおす ちからなければしゅうきょうと いえじとわれはつくづくおもう 病治す 力なければ宗教と いへじと吾はつくづく思ふ |
「栄光」203 S28. 4. 8 |
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やまびょうぶ めぐらすかんざんていにいて くものゆききをひねもすながむる 山屏風 めぐらす観山亭に居て 雲の往き来をひねもす眺むる |
地上天国51 S28. 8.25 |
箱根の夏 16 |
やまぶきの しだるるはなえおりおりに ゆるがせすぐるはるのあさかぜ 山吹の しだるる花枝をりをりに ゆるがせすぐる春の朝風 |
山と水
0802 S 8. 3.18 |
庭めぐむ |
やまぶきの ちりしそぼふるあめのにわ えちえちあゆむはとのあしあかき 山吹の ちりしそぼふる雨の庭 えちえち歩む鳩の足紅き |
山と水
1094 S 9. 3. 6 |
鳩 |
やまみえず こもまたみえずひとすじの みちさえきりにかくろいてけり 山見えず 湖も又見えず一筋の 道さえ霧にかくろひてけり |
山と水
0109 S 6. 7.15 |
ハルナ登山 |
やまもうみも しまもうるわしあたみこそ このうつしよのてんごくのかた 山も海も 島も美わし熱海こそ 此現世の天国の型 |
御讃歌集 281 |
あたみ 熱海 |
やまももりも くろぐろとしてしずかなる かがみのごときこのもにうつれる 山も森も 黒ぐろとして静かなる 鏡の如き湖の面にうつれる |
山と水
0120 S 6. 7.15 |
ハルナ登山 |
やまやたに いばらのみちもふみわけて きょうのよきひにめぐりけるわれ 山や谷 茨の道も踏み分けて 今日の吉き日にめぐりけるわれ |
明麿近詠集 S17.1223 |
135 還暦の歌 |
やまよりも たかくうみよりふかきなり すくいのわざのしんぴのかずかず 山よりも 高く海より深きなり 救の業の神秘の数々 |
地上天国16 S25. 8.15 |
|
やまよりも たかくうみよりもなおふかし かみのめぐみのかぎりしらねば 山よりも 高く海よりも尚深し 神の恵みの限り知らねば |
祭典時御歌 S29. 2. 4 |
立春祭 御詠 18 |
やまよりも たかくうみよりもなおふかし かみのめぐみのかぎりしらねば 山よりも 高く海よりも尚深し 神の恵みの限り知らねば |
地上天国
58 S29. 3.25 |
立春祭 御詠 |
やまよりも たかくうみよりもふかかりぬ すくいのかみのふかきめぐみは 山よりも 高く海よりも深かりぬ 救の神の深き恵は |
御讃歌集 (改)286 |
救ひの業 |
やみのそこに ながるるむしのこえほそみ にわべのあきもふけにけらしな 闇の底に 流るる虫の声細み 庭べの秋も更けにけらしな |
山と水
0203 S 6.**.** |
虫 |
やみのなき あかるきいえにやまいがみ まがつかみなどさやるべしやは 闇のなき 明るき家に病神 曲津神など障るべしやは |
御讃歌集 084 |
観音妙智力 |
やみのなき みよになやみのあるべしや まがのさやらむすきのなければ 闇の無き 御代に悩みのあるべしや 曲の障らむ隙のなければ |
御讃歌集 236 |
あさあけ 朝明 |
やみのなき みよになやみのあるべしや まがのさやらむすきのなければ 闇のなき 御代に悩みのあるべしや 曲の障やらむ隙のなければ |
御讃歌集 (改)023 |
光明世界 |
やみのみち やすくいかなんかみのふみ あないにまことのつえつきながら 暗の道 安く行かなん神の書 案内に誠の杖つきながら |
地上天国31 S26.12.25 |
|
やみのよに うまれしぶんかのことごとは じごくをつくるものにぞありける 暗の世に 生れし文化の悉は 地獄を作るものにぞありける |
「栄光」159 S27. 6. 4 |
|
やみのよに こよいのつどいにまめひとの こころのそらにつきてらすなり 暗の夜の 今宵の集ひにまめ人の 心の空に月照らすなり |
山と水
0016 S 6. 6. 5 |
日 月 |
やみのよは あけなんとしてしずけさを やぶるひびきのさやがしきかも 闇の世は 明けなんとして静けさを 破る響きのさやがしきかも |
明麿近詠集 S21. 2. 5 |
178 黎 明 |
やむひとの さわなるいまのうつしよを すくうかんのんのみこころとうとし 病む人の 澤なる今の現世を 救う観音の御心尊し |
御讃歌集 097 |
病なき世界 |
やむひとの なきよたてむといずのめの かみはみちからふるわせたもうも 病む人の 無き世樹てむと伊都能売の 神は御力揮わせ給うも |
御讃歌集 093 |
病なき世界 |
やむひとの なきよたてんときゅうせいの かみはみちからふるわせたもう 病む人の 無き世を樹てむと救世の 神は御力揮はせ給ふ |
御讃歌集 (改)070 |
病なき世界 |
ややのびし むぎのはたけにひをあみて のうふのひとりそらあおぎおり ややのびし 麦の畑に陽を浴みて 農夫の一人空仰ぎをり |
山と水
0749 S 8. 2. 4 |
浅 春 |
やりぶすま やいばのかきにかくまるる さまにもにたりいまのよのひと 槍衾 刃の垣にかくまるる 状にも似たり今の世の人 |
地上天国19 S25.12.25 |
|
やりぶすま やいばのかきにかくまるる さまにもにたりいまのよのひと 槍衾 刃の垣にかくまるる 状にも似たり今の世の人 |
御讃歌集 (改)281 |
信仰 |
やわかぜに わがまかせいるこうえんの べんちのまながいひやしんすさける やわ風に わがまかせゐる公園の ベンチのまながいヒヤシンス咲ける ※まながい=(目交い)目の前。まのあたり。 |
山と水
0561 S 7. 5.12 |
春の風 |
やわらかき しぜんのいろにつつまるる はるのあたみのこのもしきかも やはらかき 自然の色に包まるる 春の熱海の好もしきかも |
地上天国
59 S29. 6.15 |
熱海の春 |
やんがてに てのまいあしのふみどころ しらぬかんきのときぞきぬらん やんがてに 手の舞足の踏み所 知らぬ歓喜の時ぞ来ぬらん |
「栄光」
185 S27.12. 3 |
|
やんがてに とつくにびともあくがれて よりつどいこんしんせんのその やんがてに 外国人も憧れて 寄集ひ来む神仙の苑 |
美術館開館兼神仙郷完成記念祝賀式典御歌02 S27. 6.15 |
|
やんがてに とつくにびともあくがれて よりつどいこんしんせんのその やんがてに 外国人も憧れて 寄集ひ来む神仙の苑 |
地上天国37 S27. 6.25 |
|
やんがてに にじゅうよおくのひとぐさは われにまつらうときのきぬらん やんがてに 二十余億の人草は 吾にまつらふ時の来ぬらん |
「栄光」
202 S28. 4. 1 |
|
やんがてに わがしんりきをふるいなば だいせんせかいはどよもすなるらん やんがてに 我神力を揮ひなば 大千世界はどよもすなるらむ |
地上天国51 S28. 8.25 |
116首